2018年東京の桜

 


データ】     

2018年3月24日・25日

メンバー
    単独
   


毎年、東京の桜を楽しみにしている。今年はどこにと思いつつ、家内と東京プリンスホテルに泊まった際、増上寺にしだれ桜があることを知り、候補にしていた。
今年は、開花が異常に早く17日となった。24日には満開予想とのことだったが、21日に雪が降り、少し遅れた。

3月24日土曜日の朝、本郷三丁目の「麦」でいつものモーニングを食べ、増上寺に向けて、地下鉄に乗ったが、霞ケ関駅で定期券入れを落としたことに気付く。女性係員が手際よく電車内捜索を手配してくれ、男性スタッフに引き継いでくれたが、見つからず。男性スタッフは、私の行動を聴き、本郷三丁目の駅に届いているかもしれないと言い、問い合わせの電話をしたところ、ずばり推測的中で届いていた。親切さと経験は東京メトロ社員、あっぱれだ。早速、受け取りに行くと、ホームのベンチに落ちていて、名前も告げずに、届けて去ったという。それにしても、定期券には入構証も入っていて、ぞっとしたが、結果は、日本人の良さを再認識することになった。

再度、神谷町に向かう。神谷町駅からは、通りの桜並木も満開で、東京タワーの見える芝公園にも桜が多くて、花見準備をしたり、夫婦で東京タワーと桜を楽しんでいた。

























東京プリンスホテルにも見事な枝垂桜があった。増上寺の枝垂桜も2種類あるようで、咲いているのとつぼみのものとがあった。

































その後、半蔵門駅から靖国神社までのルートを目指す。千鳥ヶ淵は、予想通り、五分咲きぐらいで少し早かったが、それでも何度見ても見事というしかない。靖国神社は満開だった。武道館で法政大学の卒業式をしていて、袴女性が多かった。靖国神社で親子三人の写真を撮ってあげ、靖国神社で長女の出産無事を祈る。

昼食は、小諸そばで、桜えびのかき揚げ丼ともりそばセットを食べた。胃がん後、蕎麦をつるつると食べれないので、イマイチだ。











そして市ヶ谷から飯田橋の外濠公園を歩くが、昨年の記憶ほど、桜は良くなかった。その後、葛西の地下鉄博物館に向かう。ここは一度行ったことがあったが、鉄道模型展をやっているので、出かけた。

目玉のNゲージより、HOゲージの巨大ジオラマがメトロ全線解説付で楽しく、何より、運転シミュレータが元運転手の指導でできるのが面白い。特に千代田線は車両の揺れまで忠実だ。私も少し恥ずかしかったが、やってみた。















仕上げは、後楽園の「ラクーア」で温泉につかり、のんびりした。歩行数は2万歩を超えていた。

25日も貪欲に、メトロ24時間券をフルに活用して、朝5時半に起床して、先ずは、王子の飛鳥山公園を目指す。桜は見ごろで、ラジオ体操をやる人が多く、下町っぽさが色濃く残っている。















次に四ツ谷駅からホテルニューオータニまでの桜並木が見たくて向かう。ここは期待通り大木は満開、紀尾井ホール前の枝垂桜も見ごろに近く、大木はすみれとのコラボも見事だった。さらに、四ツ谷駅から市ヶ谷駅までの外濠公園も歩く。市ヶ谷と飯田橋間より、ずっと良かった。そして8時にガストでモーニングを食べ、播磨坂の桜並木を見る。ここも上部は大木で見事だ。













































寮で一息後、皇居の乾通りの公開通り抜けに出かける。昼過ぎの方が空いているとのネット情報を信じて出かけると、やはり荷物検査まで大変な行列だったが、皇宮警察は優秀で、手荷物・身体検査も出際よく、1時間はかかるかと懸念していたが、15分で済んだ。通り抜けは桜の種類が多かったのと、宮内庁の建物が見れたのが良かった。















その後の東宮御苑が期待以上で、天守跡と桜の大木、木の種類の多さ、日本庭園、雑木林など、皇居の見どころの多さを実感した。芝生の広場に入れるのも驚く。日本庭園は、菖蒲の見ごろの時に再訪してみたい。















帰路、再度、とんかつの「いもや」に立ち寄ろうとしたが、30人以上も並んでいた。帰って、ネットで調べると、3月末で閉店だという。

















翌日の月曜日、浪人時代からお世話になった思い出の店とのお別れに出かけた。18時を過ぎていたが、30人以上並んでいた。昭和34年開店で、60年になるとのこと。50分並んでカウンターについた。漬物がなくなっている以外は、いつもと変わらない。食肉の手さばきと三人の呼吸を存分に味わい、かけたい御礼も言えず、何とも言えない悲しさで店を出た。


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