金沢の旅

 


データ】     

2020年7月10日金曜日〜12日日曜日

メンバー
    家内
   


2020/7/10 金曜日
一度、金沢の三大ちゃや街をゆっくり歩いてみたいとの想いがあったことと金沢駅にも興味があり、 また、ホテル日航金沢もコロナ禍だからか、安価なので、金沢旅行を思いたつ。 しかし家内は、2013年に富山旅行をした際も、寄っているので、乗り気ではなかった。

一泊か二泊か悩んだが、折角なので、二泊とした。ホテル日航は素晴らしいが 場所は、金沢東急ホテルの方が良いので、それぞれ一泊ずつとした。 前日に生駒に戻った。伊丹空港から奈良方面行のバスが、コロナで運休なので、 上本町行きのバスと近鉄乗り継ぎとなる。

自宅を6時半に出発した。7時半に名神草津に入り、多賀SAで休み、南条SAで 家内に運転を代わってもらい、10時過ぎに尼御前SAに着く。ここは、海岸沿いに散歩でき、 静かな日本海を望めたので、家内も喜ぶ。

日本海らしい雰囲気と名も知らぬ清楚な花に心が落ち着く。 思わぬひろいものをした感の後、11時15分に徳光ハイウェイオアシスで、昼食をとった。 ここは、「8番ラーメン」という金沢のチェーン店であることを後で知った。 2階席からは、浜を眺めながら、家内は野菜ラーメン、私はかき揚げの徳光うどんと稲荷ずし を食べた。冬は景色が一変するだろうなと久美子と話す。食後、浜に出て、海を眺めた後、 千里浜なぎさドライブウェイを目指す。 金沢東ICから無料の自動車専用道路「のと里山海道」に乗る。この道も海沿いで、すこぶる気持ちの良い 景色が広がる。今浜ICてせ降りると、南の起点となるのだが、その前に、美しい建物を見つけ、ネットで調べると 西田幾多郎記念哲学館で安藤忠雄氏の設計だと知り、帰路、立ち寄ることとした。

千里浜なぎさドライブウェイは、子供が小さいころ、走ったことはあるのだが、記憶はほとんどない。 実際、体感すると、思っていたより、ずっと走りやすく快適な道だった。途中、焼き貝店が何件かあるのも 風情がある。 砂は細かく海水で締まっているとのことで、40qでも問題ないが、ゆっくり走った。 それでも、浜は、昔に比べたらやせたと翌日、割烹「仁志川」の女将さんが教えてくれた。

全長8qもある。 レストハウスまで行き、中をのぞくが、閑散としていた。 後で知るが近くの道の駅で、タイヤ洗浄が無料でできるそうだ。錆対策のためにもやった方が良かった。 「のと里山海道」千里浜ICから今浜ICまで戻り、西田幾多郎記念鉄道額館を目指す。 傾斜地を好む安藤氏独特の設計で、出会ったことを喜ぶ。哲学は正直、分からないが、展示は工


夫されて いたので、それなりに理解できた。 最上階の展望ラウンジからら景色を眺め、









地下の瞑想の空間ホワイエ」を体感する。 すり鉢上に空間が広がり、天窓があり、さあ、瞑想にふけようという感じだ。

喫茶「テオリア」でお茶タイムを過ごした後、ホテルに向かう。 パンケーキは、イマイチだったようだ。コロナの関係で、開放されていて、クーラーがきかず、暑かった。 日航ホテルは高層ビルで新しく見えるが、1994年建築でかなり古いが、北陸三県で一番高いそうだ。 部屋は19階の1924だった。32uで広かった。晴れていたら、白山も見えたようだ。 駐車場はワンハーモニー会員なので、無料となった。

夕食は、家内は乗り気でないようだったが、ガイドブックにあった居酒屋「くら屋」とした。食べログ等の 評価が高いが何とか早い時間だったら、席がとれた。町家を改造した2階の一番奥だった。 刺身とかき揚げが美味しかったが、ビーフシチューは甘過ぎた。

2020/7/11 土曜日
朝食は、昼がヘビーなのて゜、地元の喫茶店のモーニングを考えていた。 ドンクは家内に却下され、金沢駅地下の「金澤ちとせ珈琲」としたが、見つけるのに苦労した。 金沢駅の立派さには驚いた。いくら新幹線が止まるとはいえ、すごい。 ちとせ珈琲は百番街にあり、周りはみやげものコーナーがたくさんあった。ちとせ珈琲は手狭だが、 珈琲はハンドドリップとのことで、美味しかった。トーストもいけた。

朝食後、輪島塗のラン模様の花瓶と、九谷焼の椿の絵柄の茶のみを買った。旅行の記念品が欲しかった。 輪島塗は、一割まけてくれた上に、金箔のしおりのおまけまでくれた。 チェックアウト後、にしちゃや街を見学する、観光駐車場にとめたのは間違い(350円もしたが、近くは100円) だったが、にしちゃや街は距離は短いが、一見の価値はある。 今回は人もいなくて静かだったので、余計風情があった。

犀川大橋見学後、昼食まで、時間はないが、港近くの大野のしょうゆ蔵と家内が望むからくり人形館に行く。 しょうゆ蔵は風情のある街並みだった。からくり人形館は建物以外、みるべものはなく残念だった。 昼食は、るるぶやまっぷるに紹介されている寺町台にある「仁志川」とした。 この建物は、昭和三十年代に金沢の名士「西川氏」の邸宅跡だそうだ。重森三玲氏による庭園があるという。 食べログの評価が低く気になったが、行くことにした。 道が分かりづらそうだったが、一方通行の桜坂を登りきると立派な駐車場があった。

門構えもすばらしく期待される。庭がよく見える席をお願いしていたところ、よく見えるカウンター席が 用意されていた。 昼御前の三千円の兼六が二千五百円になっていて、予約時女将がお勧めだそうだ。った。 確かにコスパ良く上品で、お店にあっていた。

女将はきさくな人で、色々お話しをきかせてくれ、重森三玲氏の写真集も見せてくれた。 食べろぐで、評判が悪かった女将は去り、調理長と共に代わったそうだ。 カウンターからの景色と食事は金沢の風情を満喫できた。 女将といっしょに写真を撮り、店をあとにする。

加賀友禅館で、なつごろもに感心した。しかし、高価な着物を買う人は減り、職人さんたちの生活もままならないという。 浅野川での冬の作業をビデオで見た。色々工夫されていることが実を結ぶことを願う。 大正時代の建物の「しいのき迎賓館」内にある「ポールボキューズ」でティータイムとした。 家内はメロンのデザートを食べたが、これには満足していた。店から金沢城址の石垣が美しかった。

金沢東急ホテルにチェックインする。13階の1312だった。部屋は日航に比べると狭い。 夕食は東ちゃや街にあるフレンチの「東山ローベルデュマ」を予約している。 今回は、主計町と東ちゃや街の見学がメインなので、夕食前に散策したくてタクシーで 浅野川大橋手前でおろしてもらう。運転手は不愛想のようにも見えたが、そうでもなかった。









主計町は読み方さえ、あやしかったが、人も少なく、散策は金沢風情を満喫した。ただ、宵闇迫る灯篭の明かりと 浅野川の川音は何とも言えない。中の橋から川面を眺めて、裏道を楽しみ、浅野川大橋から東茶屋街に向かう。 勉強不足で、「暗がり坂」と「あかり坂」を見逃したのは残念だ。

東ちゃや街も人気はほとんどなく、独占状態だった。














コロナはおさまってほしいが、こんな機会もないだろうと 想い、この時間を大切にしようと思いながら散策した。周回してたどりついた「東山ロベールデュマ」も 貸し切り状態だった。折角なので「金澤フレンチ」を予約していた。 料理は地元食材を使い、申し分ないうえに器にも凝り、ロビースタッフの女性の知識もすばらしく 至福の時を過ごした。ワインも美味しく、グラス三杯飲むことになった。 シェフとスタッフと写真を撮ってもらう。

帰りも街は静まり返っている。タクシーの運転手から、石川県は観光ぐらいしか産業はないので、コロナで大変だという。

2020/7/12 日曜日
5時45分から7時40分まで、雨の中、無料の兼六園、金沢城址、武家屋敷を散歩した。 兼六園は6時45分まで無料だ。入口は蓮池門だ。瓢池や霞が池を散策した。人は数組だった。 その後、石川門から金沢城址に向かう。ここは、近年整備された。 復元された五十間長屋は圧巻だった。重文の鶴丸倉庫と三十三間長屋を見学後、玉泉院庭園を見た。 ホテルに到着後、武家屋敷跡も近いことを思い出し、散歩した。 人気もなく、静かな街並みを見れて良かった。

朝食は、和食としたが、昨日の残り物のようなおかずでイマイチだった。洋食にした方が良かったようだ。 朝食後、家内と武家屋敷散歩に出かけると、春風亭昇太さんがロケしていた。 鏑木商舗で、九谷焼のフリーカップと茶のみのペアを買った。

その後、家内が石川門から玉泉院庭園までが散歩できるよう、石川門下に送り届ける。 地図で説明していたが、鶴丸倉庫から三十三間長屋までの道を誤ったようだ。 お腹がすいたので、尼御前SAでカツカレーを食べた後、家内が希望する一乗谷朝倉氏遺跡に向かう。 福井ICからも近く、期待以上に良かった。ただ、ブラタモリを見ていたらもっと理解が深まったようだ。 山越えして、六古窯で唯一見ていない越前焼を目指す。 越前陶芸村というのがあり、そこに県立の福井県陶芸館と越前古窯博物館がある。展示はチープだが、越前焼 らしくない京焼出身の方のコーヒーカップを買い求めたのは良かった(愛用カップとなった)。

渋滞なく、多賀SAで夕食を取り、 予想より早く帰宅できた。


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