雨乞岳

 


データ】     

2001年11月18日(日)  歩行時間5時間28分
:00自宅 6:30池田氏宅 コンビ二 8:00五月橋P 8:25向井IC 8:32R1新町交差点県道507号 県道9号 R477(鈴鹿スカイライン) 9:15武平峠 

9:25スタート <66分> 10:31〜37沢下 <43分> 11:20鎌ケ岳見える<23分> 11:43〜12:46東雨乞岳山頂(昼食) <14分> 13:00〜08雨乞岳山頂 <27分> 13:35杉峠 <17分> 13:52鉱山跡 <22分> 14:14水晶谷分岐 <10分> 14:24神前川渡渉 <10分> 14:34〜40コクイ谷出合 <40分> 15:20高巻き <11分> 15:31〜38沢谷 <45分> 16:23ゴール

16:30出発 17:23向井IC 18:23〜32天理 20:00Iさん宅 20:20自宅

メンバー
    I夫妻、Mさん
   


近畿百名山を意識して登り始めてからは、遠くに出かけることが多くなった。今回は、Iさん夫妻やMさんもいっしょで、運転も費用負担もありがたい。鎌ケ岳に春に登ってから、気になっていた雨乞岳を目指すこととする。コースは稲ケ谷からのピストンか武平峠からの周回か悩んだが、現地への到着時間で決めることとする。稲ケ谷からのコースは急登で足場も悪いようなので、Iさん夫人のことを思うと、できる限り避けたい。西名阪。名阪国道も事故もなく順調で、向井ICからも迷わず、進むことができた。

鈴鹿スカイラインが無料になっていたのも有難く、所々で工事が行われていたが、期待していた時刻に武平峠に到着することができた。紅葉はスカイラインの下のダムの辺りは見頃だったが、武平峠辺りは終わっていた。駐車場は満杯だったので路肩に止める。準備をしていると大型バスが到着し、29名の団体が雨乞岳を目指すということなので、急いで準備し、先行する。


標高差がさほどないので巻き道のような感じで進むと、崩れたような箇所もあり、有名な山のメジャーなコースだが、慎重に登る必要があると感じる。ただ、表示も豊富で安心して進める。まだ、紅葉の名残がある自然林を進むと、小1時間ほどで、沢と出合った。沢谷のようだ。途中、炭窯跡が多数あった。犬を連れてきた人がいて驚く。外人さんも同行していた。悪さをする猿が多いとかで、連れてきたとのことだが、本当だろうか。コクチ谷との分岐から左に進んで上ると、美しい自然林となり、紅葉の頃であればと残念がる。テント泊の10人以上の学生に会い、Iさんがうらやましがる。1時間ほど歩いたのでねみかん等を食べ、休憩する。ここがコクチ谷との分岐辺りかと誤解していた。


ここから先も沢沿いの美しい自然林で楽しく歩くとコルに出て、鎌ケ岳の勇姿が見えた。ここからは、鈴鹿特有の笹が出だし、崩れた箇所もあり、苦労して上る。しかし、そう長い時間ではなく、早くも下って来る人に聞いても、間もなくとのことであった。やがて笹が低くなると、東雨乞岳の山頂で、笹が切り開かれ、360度の大展望であった。鎌ケ岳、御在所岳、水晶岳等がすばらしいが、紅葉が終わっていたのと、余りに強い風の強さが玉に瑕だつた。特に雨乞岳までの笹の稜線が光り、美しかった。強風を避けるように、少し下がった箇所で、Iさんがカレーうどんを作ってくれた。


市販のガスが使える新しいコンロであった。2980円でコーナンで売っていたという。岩谷の製品でお薦めだ。狂牛病を気にするMさんを思いばかって、豚肉を入れたカレーうどんはおいしく、あたたまった。一方、きっちり缶ビールも飲んでしまった。1時間ほど休憩した後、雨乞岳に向かう。下の方に紅葉が残り、笹原が輝く鎌ケ岳が美しく、何枚か写真を撮る。29人の団体に追い立てられるように着いた山頂は狭く、ほどほどに杉峠に進むと、ほどなく、雨乞いの謂れともなった小さな水溜り程度の池があった。その先は展望のきく笹原で、東雨乞岳への稜線が美しかった。杉峠への道は急で滑らないように慎重に下る。


杉峠には、千種街道の看板もあり、まっすぐ進むと佐目峠となっていた。右下に下ると雑木林の巻き道で、鉱山飯場跡と見られる石垣や石段のあるキャンプ適地で、水場もあり、紅葉の頃は最高であろう。鼻歌でも歌いたくなるような道を散歩気分で進む。しばらく進むと、ガイドブック通りに神前川に出合い、渡渉すると、川沿いの道となった。コクチ谷手前ではへつるような箇所を越し、再度渡渉した地点が、コクチ谷出合であった。ご夫婦の先行者がいた。少し休んで、夕暮れも迫ってきたので、沢谷出合への道を急ぐ。ここからは沢登り初級コースとでも言えるような道で何度も渡渉する。転ばないように慎重に進むが、ペンキやテープが豊富で助かる。滝を高巻いた後、台風の爪跡の残る道を進むと、沢谷出合で朝の道に合流した。先行者のご夫婦が休んでいた。夕暮れも迫ってきたので先を急ぐと、鎌ケ岳の夕陽を浴びた姿を見ることができた。変化に富んだコースを堪能した。

名阪は、合計14kmの渋滞だったが、満足し自宅に帰り着く。



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