雨飾山

 


データ】     

2009年9月20日(日)晴れ  歩行時間4時間32分(155分+117分)
23:11JR尼崎駅 23:20出発 23:31名神豊中IC 0:40多賀SA 1:50〜2:30南条SA 3:30尼御前SA 5:00糸魚川IC 6:05雨飾高原キャンプ場

6:40スタート(山頂まで210分の表示)<8分> 6:48 1/11の表示 <4分> 6:52 2/11(山頂まで180分、荒菅沢まで90分)の表示 <15分> 7:07〜12 3/11の表示 <18分> 7:30山頂まで120分の表示の小広場 <22分> 7:52〜54布団菱の展望 <5分> 7:59 6/11(山頂2.0km)の表示 <4分> 8:03〜19荒菅沢 <8分> 8:27 7/11(1.6km)の表示 <19分> 8:46〜50休憩 <3分> 8:53 8/11の表示 <8分> 9:01〜10休憩 <20分> 9:30笹平(山頂まで40分表示) <6分> 9:36梶山新湯分岐 <15分、途中5分休憩> <15分> 9:56〜10:46雨飾山山頂 <60分> 11:56〜12:15荒菅沢 <24分> 12:39登山口まで50分の表示 <11分> 12:50 3/11の表示 <22分> 13:12ゴール

16:40戸隠中社民宿「りんどう」着 

メンバー
    KM君、KW君 
   


今年はシルバーウィークなる5連休が9月にできた。天気予報もよく、今年は一座も稼いでいない日本百名山をと目論む。一人の遠出は、妻も心配していたが、幸い、南木曽岳を共にしてくれた二人が同行してくれると言う。有難い限りだ。

行き先は二人の予定と休日から、遠い苗場山+巻機山でなく、雨飾山+高妻山とする。高妻山は手強いので、一人だといやだなぁと思っていたが、若い二人と一緒だと心強い。宿泊もゆっくり眠れるよう、当初のテント泊はやめ、民宿泊(りんどう)とした。

KW君は19日はゴルフなので、夜に尼崎でピックアップしてもらうことにする。四条畷発最終の快速でJR尼崎に向かう。名神高速は、さすがに交通量は多いが、渋滞はなかった。ただ、逆方向は渋滞していた。多賀SAは、弁当等充実しているので、皆で、翌日の朝食と昼食を買い込む。私もおかずのみの弁当を買い込む。

多賀からは私が運転していたが、急速に睡魔に襲われ、南条SAで仮眠をとる。尼御前でKM君に交代してもらってからは、私はうとうとした。糸魚川IC近くのローソンで買いだししてからは、KW君の運転だ。国道からは細い道だが、KW君が頑張り、思っていたより早く05雨飾高原キャンプ場に着いた(豊中−糸魚川 430km1750円、糸魚川−雨飾高原45km)。途中、後立山連峰の絶景が見え、期待が高まる。
















駐車場は、大型バスも止まっていて、満杯だったので、少し戻り、路肩に止める(路肩駐車解放の看板がわざわざ出ていた)。さらに戻ると広い第二駐車場もある。第一駐車場の左手には、キャンプ場があり、10張ほど張られていた。第一駐車場には、きれいなトイレもある。それにしても、紅葉名所の山で、この季節は人も多くないだろうと考えていたが、さすが百名山。登山者は多い。

準備して、出発するとわずかに下り気味の道で木道となる。百メートルほどのところに携帯トイレの配布と回収箱があった。さらに先で二人連れが沢の中を見ているので聞くと、岩魚がいると言う。この当たりは禁猟なので人馴れして、逃げない。少し先にも、もう一匹いた。「塩焼きにしたらうまいだろうなぁ。でもちょっとやせているようにみえるなぁ」など話す。湿地帯が続き、お化け葉がした水芭蕉が多い。















このルートは登山口から、山頂まで4.4kmとのことで、4百メートルおきに、○/11との表示がある。2/11からは急登で上りが始まる。ブナの大木に慰められながら頑張る。

5/11辺りから、なだらかになり、少し下ると、眼前に布団菱の岩壁がどーんと見えた。絶好の撮影ポイントだ。標高差70mほどを慎重に下ると、荒菅沢で多数の人が休む。水は冷たく清らかだが飲んでいる人はいない。布団菱の岩峰をガスが流れ、美しい。紅葉時期の美しさは想像に難くない。






















ここからは、再び急登で、トリカブトの花やリンドウの花に慰められ、また、左手の荒菅沢の岩の大きさに驚き、また、駐車場も見えたので、よく登ってきたなぁなどと思いながら、頑張る。

笹平までの急登が始まるところで、週末の長崎出張みやげのカステラを両君に振る舞う。これが甘くて美味く、両君とも喜んでくれた。笹平までは、短いが梯子もあるような急登だ。ようやくたどり着くと、ここからは、笹と紅葉のナナカマドの混じる緩やかな起伏の道を進む。















梶山新湯分岐を過ぎ、荒菅沢を見下ろす(GW等はここを滑るように下るらしいが怖そうだ)箇所を過ぎると、山頂までの標高差100mもないところに出る。頑張って登ると、双耳峰の山頂に着く。この間は、ごくわずかだ。我々は左手の三角点のある峰で昼食とする。






















今回は缶ビールを各自計4本(各山頂で一本、宿で日本用意)差し入れ準備していた。三人で「寝不足でもがんばったね」と慰労をねぎらいつつ乾杯をした。妻が用意してくれた肴の天ぷらや多賀SAで
買った弁当が美味く満足する。
















天候は晴れだが、ガスが多く、笹平と焼山と火打は見えるが北アルプスの絶景は見えない。日本海がガスの切れ間から見えたのが救いだ。しかし、私には思っていたより紅葉も進んでいて、リンドウの花も多く、また笹平や焼山の展望が美しく、吹く風は秋。素晴らしい山行に気分は爽快だ。

























下山は、疲れが溜まっていたので、慎重を要した。KM君は荒菅沢手前で滑ったが大事無くよかった。荒菅沢でゆっくりし、ブナの大木や岩魚を撮ったり楽しみつつ下る。山頂でギターを弾くためにギターほ担ぎ上げる若い女性や、背負子で子供を背負う若い家族が登ってきたりして、「山の楽しみ方っていろいろあるなぁ。でも、梯子もある険しい道をがんばるなぁ」など、いろいろ感じさせてくれる出来事があった。























駐車場は第二まで満車だったようだ。帰路、北アルプスの大展望が見え、雨飾山周辺だけ、雲が多かったようだ。名前のように「雲を集めるのかなぁ」と話す。

明日の昼食のための買出しに、イオンに寄った後、コンビニ探しを1時間近くするが、ちょうど売り切れ時でなかったが、民宿でおにぎり弁当の準備ができることを知り、一安心する(この辺りからの白馬三山は素晴らしくカメラにおさめた。上の写真)。

鬼無里村経由で細い道をKW君が頑張って運転してくれた。西岳の荒々しい岩峰(左の写真)や北アルプスの見える展望台で槍ケ岳まで見えるのを楽しむ。

民宿で、清潔なステンレスの一番風呂に入り、持参ビールで乾杯する。実に気持ちがいい。料金は、朝食おにぎり弁当付の二食付で6250円、折角なので名物の戸隠蕎麦600円をつけても低額だ。夕食は、ハンバーク等が中心で、もう少し郷土料理っぽいものがあれば良かったが、登山者には十分だ。川中島という酒も美味かった。

何しろ寝不足なので、KW君は19時前に、我々もニュースが終わって、19時30分には寝た。

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