有馬四十八滝(白石滝、百間滝、似位滝、七曲滝) |
【データ】
【メンバー】 |
有馬の氷瀑めぐりは、以前からの念願であった。今年は厳冬で12月に早くも凍ったことをネットで知ったが、諸行事で機会を逸していた。久しぶりのメンバープラス、会社の先輩N氏が加わり、楽しみであったが、肝心の天気は、寒気が入るか心配していたところ、土曜日から冷え込み、日曜日は絶好の日となった![]() 和歌山から来たIさん、Mさんに阪神芦屋駅でピックアップしてもらい芦有道路(片道は800円、往復なら1200円)を走ると、料金所付近から、薄すら雪が積もっていて、料金所の係員にタイヤを確認された。Iさんのテラノは、もとよりスタッドレスだが、後輪は相当使い込んでいるとのことで、いつになく慎重に走っている。NさんとMさんは20年振りの再会とのことで、盛り上がる。Nさんは、熊野古道を歩いており、山中渓から田辺までつながったとのことだ。 ![]() ワンワンランドのところで左折し、ロープーウェー方面に進む。林道終点には、何台か駐車スペースかあることを、ネットで知っていたが、大事をとり、ロープーウェー駅の有料駐車場(600円)に止める。ロープーウェーは運休中だが、係員はしっかりいた(^^ゞ。 早々に準備を済ませ、記念撮影後、出発する。ロープーウェー駅前を通り、右の鼓ヶ滝方面でなく、まっすぐ林道を進む。この辺りは、まだ舗装だ。堰堤の水は凍っていたので、IさんとNさんは、童心に返り、石を投げ、氷の厚さを確認する。すぐ割れてしまい、薄いことを知る。 ![]() 少し進むと駐車スペースが2ケ所あり、うまく止めれば10台足らず可能に見えるが、今日は積雪があったので、4台であった。地道もあるが、普通車でも可能てあろう。 ![]() 林道が終わり、少し進むと湯槽谷と紅葉谷道の分岐があり、左の丸木橋を渡ると紅葉谷道だ。ほどなく、白石谷との分岐表示で、白石谷は熟練者向きで岩場があるとの丁寧な表示があった。危険箇所は上りの方がよかろうと考え、白石谷に入る。堰堤を2つほど越え、下の河原で小休止するとその先は、すぐ白石滝であった(左の写真)。 白石滝は、ネット情報通り、凍結していなかった。その横を夫妻が慎重にアイゼンで登っていた。この道は破線のルートで魚屋道に交流し、一軒茶屋に続く。我々は、手書きの案内に従い、右手の谷から、百間滝に向かう。 ![]() しばらくでゴルジェに出た(右上の写真)。短い間だが、ゴルジェ出口の上りは滑りやすいのと頭に要注意であった。抜けると沢をはさんで巻き道があるが、下りでロープが張られていて細いスペースが数メートル続くので、沢の中を進むのと苦労度合いは同じ程度か。 その先を少し上ると待望の百間滝(左の写真。滝下はN氏で滝の高さが分かる)であった。期待通り凍結している。高さは30m近くある。近づくとさらにきれいでシャンデリアのようでもある。本日は、さすがに妻から何台カメラを持つのと疑問視されて買った一眼レフデジタルを持参している。このHPの写真は、それで撮ったものだが、違いが分かるであろうか? 似位滝もすばらしいとのことて、手書きの案内に従い進む。Nさんは直登ですいすいと進むが、我々は左手のロープを使い、上る。似位滝(右下の写真)は2段だが、こちらも見ごたえがある。 ![]() 百間滝に戻り、滝上から、紅葉谷道に続く。百間滝は滝上すぐ近くに行ける。その先の巻き道は細い箇所もあり、右がスパッと切れ落ちているので慎重を要した。紅葉谷道に出て少し下る。大勢の人に出会う。 七曲滝の分岐も明確な表示がある。山道と谷道があるようだが、我々は谷道を進む。補助ロープがあるが、慎重を要する道で、アイゼンをつけている人もいる。谷に下りてから、濡れないように歩き、滝に出る。幅があり、見ごたえがある。こちらも、見事に氷瀑している(左下の写真)。 多数の人だが、いい場所が空いていたので、そこで昼食とする。ビールや熱燗で乾杯し、ガスを沸かし、暖かい麺を食べる(^_^)。稲荷寿司に加え、柿の葉寿司や鱒寿司もあり、幸せである。 ![]() 十分満足していると、YMCAの少年・少女が続々とやってくる。リーダーは女性が多く、神経を使うだろうなと心配する。でも、皆、アイゼン代わりに靴の上に靴下をはいて、指導は確かだ。 我々も念のため、アイゼンをつけて下る。Nさんは、はじめてとのことだが、しっかりつけ、上手く歩かれていた。 紅葉谷道に戻ると、後はルンルンだ。芦有道路も雪は消えていた。道路の展望台から大阪方面の大展望を楽しみ、奥池の高級住宅街を見物した後、阪神芦屋におろしてもらう。 早かったので、Nさんと阪神芦屋駅前のにしむらコーヒーで一休みする。Nさんから全国のお菊伝説などを聞き、楽しむ。 |