阿蘇山 |
【データ】
【駐車場】 |
峠で昼食を取った後、やまなみハイウェイで、阿蘇に向かう。九重山麓の景色はすばらしい。すすきの高原が続 思いのほか、早く仙酔峡に着いたが、何か閑散としている。いやな予感があたり、ロープーウェーは整備中で運休している。どうりで車が少ないはずだ。インフォメーションセンターはオープンしていたが ロープーウェーを使ってという安直な手段がとれず、さてどうするかと思案する。地図でコースタイムを確認すると時間は大丈夫だ。どちらから登るか悩むが、最高峰高岳への直登とし、疲れていたらピストンとする。 仙酔峡はミヤマキリシマの群生で有名だが、あちこちで狂い咲きしていて、すすきの穂と並んで不思議な風景となっていた。平成元年の遭難碑を越えると一段と険しくなった。アイゼンの練習なのかアイゼンをつけたカップルが下りて来た。暑さと久しぶりの登山の疲れで息も絶え絶えだ。途中山頂まで750mの標識があったが、標高差があり、まだまだという感じだ。 火山レキの尾根は一見、石ころだらけだが、ごろごろしていず、滑りにくいので油断していたのか、石が抜け落ち、左ひざを思い切り打ち、けがをしてしまう。まだ、残り標高差300m近くあるので、歩けない状態だと困 それにしてもペンキマークも分かりにくく、神経を使う道であった。所々に立つ目印の標識棒を目当てに登る。左手には鷲ガ峰の鋭鋒が屹立している。ようやくという感じで稜線に出た。ここからは、山頂はわずか200mだ。東峰から3人がやってきた。ロープの結びの話を熱心にしていたので、かなり山なれた人達なのであろう。左手には小屋と火口が見える。 ようやくの思いでたどり着いた高岳山頂には意外にも夫婦がいたので、写真を撮って貰う。下りはけがのことを考え安全なロープーウェー方向に向かう。一箇所注意を要するところがあったが、期待通り歩きやすい道であった。中岳を過ぎ、左に噴煙を上げる火口と多数の車が止まる駐車場の向こうには草千里が広がり、烏帽子岳がそびえる。 ほどなく、柵がはりめぐらされたコンクリートの道となり、ほっと一息だ。ここからは、シェルターがいくつかあり、ロープーウェーの方に下ると、駅舎は台風のためか壁が吹き飛んでいた。下りの道からは高岳がはるか高くに見えた。我ながらけがの中よく登ったと感心する。散歩気分でリラックスできる道だ。 狂い咲きのミヤマキリシマとススキの原を楽しみながら下ると子供2人と若いおばあさんが登ってくる。今か 竹田市まではわずか一時間の距離(阿蘇神社に参拝し忘れたことが悔やまれる)。SUN LIVE(マルショク)のスーパーで買い物し、国道57号から市街地に向かい、竹田郵便局前のつちやホテルに宿泊する。 宿泊先は翌日のことを考え散々悩んだ末、竹田市のビジネスホテルとした。ここは、和室しか空いていなかったが新しい上、一泊5250円の低料金で花水月の温泉券(500円)がもらえることから選んだ。期待通りだったが、フロントの横が居酒屋風の食堂で早くも3人酔っていたのが印象的だった。 花水月の湯は特色はないが、新しく大きい上、露天風呂もあり満足するが、きずを気にしての入浴なので苦労する。 ここでお薦めのうなぎのせいろ蒸しの夕食をとり、紹介された国道57号のドラッグストアで消毒薬を購入しホテルに戻る。荷物の整理をし早く就寝した。冷蔵庫は部屋にはなかったが、食堂の冷蔵庫に冷やしてもらうことができた。竹田市は荒城の月で有名な岡城跡等見所も多いが、観光見物は家族旅行のときにとっておくこととする。 |