愛宕山 924m

 


データ】     

2002年11月10日(日) 晴れ 3時間37分
5:02加太線中松江駅 5:11紀の川駅準急乗り換え 6:17難波駅 6:32地下鉄難波発 6:39梅田駅 7:01阪急梅田駅発急行 7:35桂駅着 7:45桂駅発 7:52嵐山駅着 8:22天龍寺前バス停清滝行き乗車 8:35清滝着 (写真撮影)

9:00渡猿橋スタート <9分> 9:09お助け水 <32分> 9:41〜52 25丁小屋 <18分> 10:10〜15 30丁小屋 <18分> 10:33七合目休息所 <10分> 10:43水尾への分岐 <20分> 11:03門 <7分> 11:10〜12:10社務所にて昼食・愛宕神社参拝 <7分> 12:17地蔵山分岐 <28分> 12:45〜50首無地蔵 <5分> 12:55林道 <33分> 13:28〜30林道・神護寺道分岐 <30分> 14:00〜15:05神護寺写真撮影 

15:35高雄バス停発 16:40四条大宮 16:48阪急四条大宮発急行 17:45阪急梅田駅着 18:02南海急行 19:08加太線 19:20中松江


 
メンバー
   Mさん
   



Iさんと馬の鞍峰の紅葉見物を考えていたが、I夫妻は一泊で出かけられることとなったので、4駆でない私の車では馬の鞍峰は難しいので、一人で、神護寺の紅葉見物を兼ね、愛宕山をということで、出かけることとしていたところ、金曜の夕刻、Mさんから電話があり体調も回復したとのことで、いっしょに出かけることとなる。神護寺の紅葉を明るいうちに見て写真撮影も目的とするということで始発電車で出かける。難波駅のコンビ二で昼食に鱒寿司を買いたし、梅田駅に着くが、懸念していた通り、待ち合わせ場所の阪急の改札は2箇所あり、Mさんが携帯電話に連絡してくださったので無事会うことができた。




7:01の快速急行で桂駅でおり、嵐山行きの電車に乗り換える。なんと、電車からの愛宕山は真っ白に見える。一瞬アイゼンの必要性が頭をよぎるが、表参道は問題ないとのこと。昨日は鞍馬辺りも積もったということで、本当にこの早さは記録的な雪である。Mさんがバス停が天竜寺前だと知っていたので、渡月橋付近の紅葉をめでながら、向かう。そう待つことなく時間通り来た上に、座ることもできた。10数分で着いた清滝は川沿いの紅葉が盛りで美しかった。月輪寺ルートを選ぶか一瞬悩んだが、初めてなのでMさんのアドバイスで表参道を歩む。渡猿橋付近の紅葉を撮った後、鳥居をくぐり、表参道を歩む。「熊野は3度、伊勢は7度、愛宕さんは月参り」の案内がおもしろかったが、月参りは大変であろう。


山頂まで50丁だということである。しばらく登るとお助け水があったが、本当にちょろちょろという感じであった。階段が続くが、段差は大きくなく苦痛ではない。この坂は「壺割坂」と呼ばれるそうで、謂れは、昔宇治茶を神社に奉納した後、江戸幕府に献上していたそうで、茶の入った壺を割ってしまったことからついた名だそうだ。25丁の小屋には、豪華絢爛たるもみじがあり、写真撮影が忙しい。黄色と赤のグラデュエーションがすばらしい。ここは中間とは言えない様だ。ここからは、小屋が多く、休み場所には事欠かない。


30丁の小屋を過ぎると、少しゆるやかとなり、七合目休息所からは展望がすばらしく、広沢の池と思われる池も見える。この辺りから雪が残り、溶け出した雪を避けるため、皆傘をさして下りてくる。木々はよく手入れされ、まさに御神木という感じだ。しばらくは平坦な巻き道が続き、一息入れられた。水尾分岐にも小屋があり、ここからは水尾まで3.0km、40分で、保津峡駅まで110分と書かれていた。



何箇所かにここは1300年前から続く「愛宕さん」の総本宮で公園ではないとの注意書きがあり、また麓と山頂では10度の温度差があるので留意するようにとの注意書きもある。残雪の門をくぐると、一のぼりで社務所に出た。社務所前の広場のたくさんのベンチからは展望がいいということだが、さほどではなかった。参拝者の休憩所は、焚き火がされ暖かい。裏手にトイレもあった。最後の階段右手に大きな登山者用の休憩小屋があったので、ここで昼食とする。愛宕神社の登山者で参拝しない人も珍しいとは思うが、きっちり休憩場所も区分けされている。寒くてもビールで乾杯。七曲市場のてんぷらの肴が美味い。カレーヌードルと鱒寿司の昼食だ。


最後の階段のもみじも美しい。愛宕神社は火の用心の神様だと思っていたが、さらに3歳までに参ると一生災難がこないということで、何人か担がれ参っていた。大変な労苦だが、中高年登山で鍛えた御祖父ちゃんと思われる人に担がれている子も多く、さすが中高年パワーと感心した。しかし、余りのきつさに引き返す若いお母さんもいるとかで、後味が悪いだろうなと心配になった。我々も参拝して、Mさんはお守りを買われた。三角点の位置を確認すると林道を進み、首無地蔵と地蔵山が分岐する地点を地蔵山方向に少し進み、右手に入り鉄塔付近にあるということだ。山頂より低い位置にあることとなる。


参拝を済ませ、階段左の林道を進むと、すぐに右下に下る月輪寺への道があった。表参道と異なり、登山道という感じの道である。こちらは紅葉が美しいと登ってきた人が誉めていた。しばらく進むと、右手に紅葉の山と比叡山が見える。その左手奥に見える山が伊吹山だと先行する人が言うが本当だろうか。私には伊吹にしては少し低く見えるが。いずれにせよ真っ白である。


地蔵山分岐には標識があり、右手の登山道に進む。都合2回の分岐はどちらも右。1回目は標識がなかったが、2回目は首無地蔵という標識があった。たどり着いた首無地蔵の辺りは伐採されう回することになっていたが、すぐに合流して林道につながっていた。右に進むと舗装路となり、途中赤テープがあり、右に下る道がありショートカットと思われたが確認できなかった。更に先に「高雄神護寺」と書かれた案内とともにショートカットの道があり、再び林道に出ると右手にゲートのあるダート林道があり、この先も含めて計3本あった。行き着くと右手に広場がありゲートとなり、すぐ右が高雄(神護寺)となる細い道との二股であった。案内が豊富ですぐに分かる。多数の人が休み、三角点から林道でなく地元の人に教えられ、ふわふわの道を来たと喜んでいた。



もう少し林道を進んで、数百メートル先で右の道と合流する箇所があるので、そこまではぬかるみなので、林道を少し行く方がいいと教えられ、ついていく。確かに数百メートルで1メートル横を右の道がつながっていた。そこから滑りそうな道をひたすら下ると、駐車違反を取り締まるパトカーの音や神護寺の鐘の音が聞こえ出し、神護寺の多宝塔の横に出た。


紅葉の盛りでたくさんの観光客である。多宝塔やかわら投げの付近で写真撮影をし、1時間ほど費やした。Mさんもそのために重い三脚も持ってきていた。もう1時間早く着けば太陽が当たってもっとよかったかもしれない。私も一眼レフまで持ってきていたので、PLフィルターも駆使して撮影に勤しむ。



紅葉見物と撮影を終え、長い階段を下り、対岸をバス停まで登り返す。2軒の茶店の紅葉も美しい。何年か前、家族で訪れたが、この階段だけでも大変であったろうと思う。京阪三条行きの市バスは大変な列だったので、すぐに来そうなJRに並ぶと待つ間もなく来た。途中渋滞で四条大宮まで1時間強かかる。



満員の上、立ちっぱなしで疲れたので、阪急は途中2回特急に追い越されるが、そのまま座りつづける。それでも18:02の南海急行にぎりぎり間に合い、堺で座れたので助かったが、やはり遠い。


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