薊岳・明神平(片道110q) 1406b |
【データ】
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薊岳は、H氏からよく話を聞いていたので、いつか登りたいと思っていた。98年の2月、例年なら雪山ということだが、暖冬で雪はなかった。大股からの登りは人工林の中を1時間半。これは辛かった。稜線に出ると一変して自然林の中の気持ちの良い道。しかし、薊岳手前は切れ落ちた尾根道で険しい。雌岳と雄岳の双耳峰からは、大峰山脈や高見山が美しい。T氏のおいしいにゅう麺を食べた後、明神平へ向かうが、久しぶりの山行で皆疲れ、前山直前でへばる。しかし、残雪と自然林のおりなす風景はすばらしく慰められる。特に残雪の明神平は趣があった。 6月には、明神平からピストンした。新緑が美しかったが、やはり距離があった。このときは、明神平で野生の鹿に出会った。 99年2月の明神平には参った。先ず、やはた温泉で初めてタイヤチェーンをつけ、登山口に向かうが、60pほどの積雪があり、車底がつかえハンドル操作も難しい。登山道の積雪もかなりで、引き返して来る人も多い。ピッケルとアイゼン装備の先行組がなければ、たどり着けなかっただろう。明神平はホワイトアウト状態で、湯を沸かすのも手が凍るようだ。厳寒の厳しさを初めて体験した。
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