武奈ヶ岳 |
【データ】
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武奈ヶ岳には、イン谷口から正面谷を目指すのが正当であろうが、帰りに大阪のIBS石井スポーツで頼んでいたものを受け取ることもあり、安直にリフト・ロープーウェーを使うこととする。朝早いサザンも途中で満席となり、うとうとしているうちに新今宮となる。新今宮駅にはコンビ二があり、今後使えそうだ。新今宮駅で割安な比良ハイキ![]() イン谷口で降りる人が想像以上に多く、恥ずかしい思いをする。やはり山は下から登ってのものだ。付近の路肩の空き地には駐車車両が多いが、まだ余裕がある。山麓駅近くにも多い。トイレを済ませて、改札に急ぐと既に列ができていたが、9時からなので、ようやく動き始めたばかりだからであった。しかしみるみる列が長くなり、後ろのバスが着くと、100名以上になった。リフトの能力は311人/時とのことである。ちなみに標高差は414m、所要時間13分、できたのはS35年と古い。 リフトを降りると、右が釈迦への登山道、左がロープーウェーである。ロープーウェーは、30名乗りで標高差215m、所要時間7分、できたのはS37年とのことだ。ロープーウェーを待っていると何と ![]() 八雲ガ原に向かう。天候がすばらしく、前方にコヤマノ岳の紅葉が美しい。少し下って進むと、すぐに八雲ガ原湿原であった。木道沿いに池塘がありすすきが多かった。八雲ヒュッテ近くにキャンプ場があるが、利用料金は分からなかった。イルブキノコバに向かうと京阪電車の比良のパンフレットに取り上げられているすすきの原と紅葉の木、青空が広がっていた。紅葉が赤でなく黄であった。イブルキノコバのルートは、沢沿いで木の丸太橋も多い。結構古いもので公園化されてしまった遊歩道みたいな道を想像していただけに、ほっとする。先行する人がちょうど良いペースなので、ついていくとほどなく広葉樹の気持ちの良い道となる。紅葉最盛期一歩手前という感じであった。コヤマノ岳からの道と合流する頃、武奈ヶ岳が見える。急登を登り切ると一気に展望が開け、コヤマノ岳や西南稜の紅葉が美しい。黄はまだ早い様で、イメージとは違う。琵琶湖も霞んでいる。山頂には既 ![]() どんどん登って来るので、ほどほどに西南稜に向かう。笹原とすすきの中を下ると、紅葉が美しい。武奈ヶ岳の西斜面も紅葉が見事だ。写真を撮りながら、ワサビ峠に向かう。途中、油断して滑ってこける。ワサビ峠から中峠までは、ロープもある急な下りで荒れていた。出会った沢を渡渉し、中峠に上り返す。自然林が美しい。中峠から金糞峠までは、よく見ないと見失う沢を何度も渡渉しながら進む。大きくイメージと違い登山道だ。針葉樹の中を最後にできたばかりの丸太橋を渡り、少し登ると金糞峠だった。堂満岳には、1時間強で往復できるが、ロープーウェーまでは、50分のコースタイムなので、次回とし、シャクナゲ尾根を上る・シャクナゲは思ったほど多くなかったが、堂満岳がよく見えた。 20分ほどで展望台に着くと、写生をしている人がいた。眼下にロープーウェー駅が見え、コースタイムの半分もかからなかったので、堂満岳に行けばよかったと後悔する。ロープーウェーの時間を確認せず、写真を撮ったり、ショップをのぞいて、改札に向かうと、眼前で30発が出発してしまった。これに乗らなかったことで、大阪着が40分遅れた。ロープーウェーの添乗員が紅葉の見頃を尋ねられ、赤は今が黄は、これからで来週あたりがちょうどいいのではと言っていた。2分差で定期バスに遅れたが、臨時に出てくれたので助かった。電車も座ることができてよかった。 |