蝶ヶ岳 2677b

 


データ】     

2001年5月1日(火) 晴れ 歩行時間  時間40分
     5月2日(水) 曇り後雨 歩行時間  4時間50分

月30日(月) 

19:34自宅 20:07池田氏宅 22:18〜26御在所SA 23:00〜04名古屋ガソリン 23:58〜0:03阿智P

月1日(火)

1:00松本IC 1:05〜17コンビニ 2:00沢渡 仮眠 5:タクシー乗車 5:26上高地 

5:33スタート 5:40〜52河童橋 6:42〜50明神 7:47〜8:22徳沢 9:08〜20アイゼン装着(1825
m) 9:42〜50休憩(1941m) 10:21〜27休憩(2069m) 11:08〜14休憩(2255m) 迷う 11:50〜12:00休憩(2395m) 12:05〜16休憩:穂高展望(2413m) 12:52〜57休憩(2528m) 13:09〜33長塀山13:58左に池 14:05〜10池田氏痙攣 14:18右に池(妖精の池) 14:20〜30写真 14:45〜15:00写真 15:10稜線 15:25〜30蝶ヶ岳山頂(長塀の頭 2677m) 15:36蝶ヶ岳ヒュッテ 17:30夕食 18:00就寝 21:00トイレ

月2日(水)

4:40起床 7:00スタート 7:15〜34雷鳥写真 7:39横尾分岐 7:50〜57蝶ヶ岳三角点雷鳥 8:07〜15蝶槍 8:28〜38横尾分岐(2590m)9:03〜13アイゼン装着 9:33〜38休憩(2146m) 9:45〜48槍見台(2062m) 9:57〜10:02休憩(1947m) 10:32〜11:22横尾(1615m) 12:21〜30徳沢 13:14〜25明神 13:57〜14:02河童橋 14:09上高地

14:40沢渡 15:09〜54竜島温泉せせらぎの湯 16:00〜30そば(とく兵衛) 16:48松本IC 17:47〜52阿智P18:57ガソリン名古屋 20:45〜50天理 21:39泉南IC 22:00池田氏宅 22:30自宅

駐車場
 沢渡駐車場500円/日、多数)

温泉
  竜島温泉せせらぎの湯(400円)

メンバー
   夫妻、Mさん
   


GWのアルプス行きも3年目となり、昨年の燕岳からの槍ヶ岳北鎌尾根に感激し、再び見たく、蝶ヶ岳を目指す。コンディションがよければ、常念岳にもチャレンジすることとする。週間予報は、GW期間中、もう一つの天気で、「竹の子梅雨」とも言われている。30日は、悪かったが、1日は、オホーツク高気圧とはいうものの、晴れの予報なので、予定通り出かける。高速道路も渋滞無く、順調に松本ICに着き、いつものセブンイレブンのコンビニで朝食と昼食を調達する。


沢渡の駐車場は、タクシー利用のため、最も上高地寄りとする。帰りに分かったことだが、実際は一つ手前であった。おかげでトイレも美しくいいところであった。連休の谷間のためか、一台しか駐車されていない。しばらく仮眠するが、エンジンを切ると寒く、風邪気味でもあり、あまりよく眠れない。空は満点の星空で、天の川も分かる。稲荷寿司とサラダの朝食後、釜トンネルの開門する5時を目途に準備する。しかし、タクシーが来ないなと心配していると、乗車しているタクシーに手を振っておくと、無線で連絡され、下から一台上がってきた。運転手の話によると、今年のGW前半は、人手が少なかったそうである。晴天の甲斐有り、大正池に映る穂高は、美しい。早くもカメラマンが待ち構えている。上高地バスターミナルでは、登山届を提出するよう、盛んにマイクで呼びかけている。



余りの天気の良さに、河童橋で長居をし、明神に向かう。人は少ない。明神には、たくさんのサルがいて、愛くるしい。木の枝に乗っている猿もいる。途中、写真を撮りながら、徳沢のキャンプ場には、10張りぐらい張られていた。一息入れ、長塀尾根を登る。想像以上に急登で苦労する。疲れないようにと、アイゼンなしで頑張るが、危険を感じてきたので、9時過ぎに装着する。ルートは、踏み跡をたどるが、正規のルートではないようで、赤丸やテープが少ない。きっと直線的に進んでいるのであろう。


11時過ぎ、左右に踏み跡のある箇所に出たが、左は、途中で止まっていた。何人か迷ったのであろう。下から上って来た若い二人が右側を歩いていたので正しい道に合流できた。雪道は、難しいと感じた。晴れていてよかった。ようやく、穂高の展望のきく場所に出た。指呼の距離である。蝶ヶ岳はもう少しだろうと思っていたが、ここからが長かった。アイゼン、荷物の重さ、睡眠不足に加え、風邪気味でのどが痛く苦しい。小休止を繰り返し、長塀山はまだかと思いながら、ようやくそれらしいピークに出る。何人かが休んでいた。表示はないが、皆は、おそらくここでしょうと言う。
槍ヶ岳がはじめて見えた。思ったより小さく見える。ここで昼食をとる。


セブンイレブンののり弁当はおいしいが、ごはんがパリパリになっていた。池らしい窪みをまず左に見、次に妖精の池と思われるところを右に見ながら進むと、槍ヶ岳の展望のいいところに出て、間もなく、稜線に出た。青空でこそなくなっており、薄ぐもりだが、抜群の展望である。午前中、青空の下で見た人は、幸せである。期待していた以上の大展望である。常念から東鎌尾根、槍ヶ岳、大キレット、穂高連峰、焼岳、霞沢岳、乗鞍岳、遠く御岳の頭も見える。多数の写真を撮り、稜線に向かうと、そこにはケルンと蝶ヶ岳山頂の表示。三角点と長塀の頭どちらが蝶ヶ岳山頂であろうか。高さは頭の方が高い。


山頂で休んでいるとそこに先ほど出会ったアベックが来たので4人でいっしょに写真を撮ってもらう。聞くと、昨日三俣から登り、テント泊だとか。昨夜は、大キレットに月が出て、写真に撮ったとか。満点の星空と今朝の大展望。幸せなアベックである。蝶ヶ岳ヒュッテの宿泊は20人足らずでゆっくり寝かせてもらえた。夕食までの間、小屋前のテーブルでIさんとともに酒を楽しむ。夕食は、うなぎの蒲焼が出て、珍しかったが、今ひとつであった。


翌朝、日の出前に外に出たが、曇り。展望は効くが、写真には不向き。朝食は、塩味のしない鮭とスクランブルエッグ、千切り大根、焼き海苔にドーナッツがいていた。味噌汁は、夕食、朝食ともにおいしかった。天気予報と踏み跡のない常念岳情報により、下山することとする。横尾に下りることとし、蝶ヶ岳三角点と蝶槍を目指す。途中、雷鳥に出会わないかと期待していたところ、願いが適う。特に三角点では前穂をバックに撮ることができ、大満足である。蝶槍の向こうには、時折常念の頂きだけが見え、幻想的である。槍は時折ガスに隠されるが、展望は十分である。


横尾への下りは、予想通りの急坂で、2回ばかり雪を踏み抜き、一回は抜けず、2回めは、ばったり前に倒れる。事故無く下れ、ほっとする。槍見台からも最後の姿が見えた、横尾で生ビールで乾杯し、降り始めた雨に濡れないよう、上高地への道を急ぐ。タクシーの運転手に教えていただいたできたばかりの竜島温泉せせらぎの湯で汗を流し、今年オープンしたばかりというそば屋とん兵衛でかき揚げ付き大ざるそば(950円)に満足し、中央高速にのると、本格的な雨となった。渋滞も無く、早く帰宅できた。


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