鳥海山     参考HP 鳥海山登山ガイド

 


データ】     

2007年7月22日(日) 曇り後晴れ 7時間41分(上り3時間45分+45分+下り3時間11分)
3:00起床 3:34道の駅ねむの丘出発 4:09鉾立登山口到着

4:33スタート <12分> 4:45〜49鉾立展望台 <43分> 5:32〜35小沢にて写真撮影休憩 <8分> 5:40〜47賽の河原 <17分> 6:14〜46御浜にて鳥海湖周歩き <14分> 7:00〜03御田ヶ原 <31分> 7:34〜38七五掛 <6分> 7:44千蛇谷・外輪山コース分岐 <12分> 7:56雪渓 <14分> 8:08〜16雪渓横断後休憩 <47分> 9:03〜07神社 <21分> 9:28〜34新山山頂 <22分> 9:56小屋分岐 <17分> 10:13外輪山稜線 <6分> 10:19〜24七高山山頂 <34分> 10:58河原宿分岐 <12分> 11:10河原宿分岐 <20分> 11:30〜34休憩 <34分> 12:08御田ヶ原 <20分> 12:28御浜 <26分> 12:54賽の河原 <24分> 13:18鉾立まで1.0km標識 <15分> 13:33〜35鉾立展望台 <6分> 13:41ゴール 

13:48出発 14:22〜15:36道の駅象潟温泉ねむの丘 16:56秋田空港(383km) 18:25秋田空港発JAL2178便 19:48伊丹空港 20:00空港発バス 20:23JR伊丹 20:47JR尼崎発市バス 20:55寮

メンバー
    単独

温泉
    象潟温泉ねむの丘(350円、シャンプー等あり)
   


久しぶりの車中泊は、腰痛、雨音で、何回も目がさめ、今までよりつらかった。ただ、目覚めがよかったので、助かる。きれいなトイレで顔を洗い、薄ら明るくなった頃を見計らい、出発する。










      賽の河原までの石道


                         
賽の河原付近のチングルマ

国道8号を2.2km走った地点に鳥海山の大きな標識があり、左折する。そこからも、ガスっていたが、標識が豊富で迷うことはない。道の駅から22kmで、鉾立の駐車場に着いた。新しい施設を建設中で、駐車場は狭くなっているが、15台ほどしか駐車していないので、まだ、十分なスペースがあった。さらに駐車場入り口手前にも登山者用の駐車場もあるので溢れることは少ないかもしれない。


ここの鉾立山荘は立派で、安価でもあり、やはり体のことを考えると、ここに泊まるのが正解であろう。トイレも一般観光客用でもあることから、きれいだった。









    
御浜への上りから鉾立を振り返る
 

                         
御浜上りに咲いていたコバイソウの群落

うれしいことに雨が降っていない上、高曇りで、頂上まではっきり見えている。先ず、ここの展望台で、雪の残る奈曽谷をはさんだ勇姿を撮影し、意気揚揚と出かける。ここから鳥海湖のある御浜までは、運動靴であれば、観光客でも行けるぐらいの整備された道だ。10分ぐらい歩くと、展望台があったので、ここまでなら、妻も来れるなぁと思いつつ、再度勇姿を再撮影する。









      御浜小屋手前より日本海


                             
ニッコウキスゲと鳥海湖
小沢となっていて、美しい草原が続く。賽の河原は、残雪とチングルマ等が美しい。ここで、雨が少し降ってきたが、すぐにやんだ。御浜までも最初は上りだが、盛りのコバイケイソウ群落があり、慰められる。御浜に近づくと、左手に草原をはさんで、日本海が見え、思わず、口笛でも吹いて歩きたくなる道である。






















鳥居が見えて、想像より小さな小屋を過ぎると、鳥海湖の脇に出た。鳥海湖の残雪は思ったより少なかったが、周りの花がすばらしかった。特にニッコウキスゲとヨツバシオガマが多い。

折角なので、時計と反対周りに歩むと、海側はニッコウキスゲの大群落で、思わず声をあげたくなった。ヨツバシオガマのこのような大群落も初めてだ。さらに、鳥海湖をはさんでの鳥海山の勇姿はどうだ。この景観は、日本百名山の中でもベスト5には入るのではと思われる。立派な一眼レフデジカメを持っている御夫妻も満足そうだ。ずっと眺めていたが、山頂までは遠いので、後ろ髪をひかれる思いで御浜に戻り、きれいなトイレで用を足してから、七五掛を目指す。












 
         ヨツバシオガマ(御田ケ原 )           八丁坂に向かう

少し上った御田ケ原(扇子森と地図には書かれているが、御田ケ原の標識があった)も、ニッコウキスゲ、マルハダケブキ、ヨツバシオガマ等お花畑が広がる。しかし、ここで出会った女性から、この先、ニッコウキスゲ、コバイケイソウに加えて、ハクサンイチゲの大群落が広がっていると興奮気味に話される。












             
八丁坂のニッコウキスゲとコバイソウ



























      
千蛇谷上部より外輪山                   千蛇谷取り付きより俯瞰        

楽しみに整備された八丁坂を標高差50mぐらい下ると、見事に、右手にハクサンイチゲの大群落が広がる。そして八丁坂の上りにかかる頃、右手はニッコウキスゲの大群落、左手はコバイケイソウの大群落。このような見事なお花畑は、記憶にない。特に今年は、十何年に一度のコバイケイソウの当たり年だとHPに出ていたが、偽りではない。御浜で出会ったご夫妻と見事さに感心しつつ話しつつ花の見事さを見ていると、八丁坂の整備されているとはいえ、急な上りも苦にならない。   

















 
神社付近に咲くチョウカイフスマ                     新山の岩山

ゆるやかになる頃、鳥海あざみがいくつか咲いていたので、写真に収める。七五掛手前の残雪を越え、七五掛でパンを腹に入れてから(近くにヒナザクラも咲いていた)、一上りですぐに千蛇谷と外輪山コースの分岐だ。

千蛇谷には、数段のはしごの後、十数段の新しいが少し斜めになっているはしごを下り、さらに下って降り立つ。大雪渓に思わず声を上げたくなる。外輪山が迫り、迫力ある谷だ。


































←雲海のかなたに月山





七高山稜線への取付から小屋方面(ロープに沿いトラバース)       












←七高山山頂    ↓七高山より新山山頂


















雪渓をずっと上っても良いのであろうが、雪渓を斜めに横切るようにロープがあるので、それに従い数十メートル進むと夏道につながる。団体客がちょうど下りて来た。


ここから神社までが、踏ん張りどころの辛い上りだ。2回目をロープに従い、雪渓を横切る地点までは、雪渓伝いに来れるようだ。ただガスると、上部の雪渓が二股になったところで左手に行くべきを間違うかもしれないのと、やはり落石が怖いので、避けた方が良いかもしれない。













    
七高山山頂(一等三角点)               外輪山から神社と新山

二回目の雪渓を越えた後、一息入れて、あえぎながら急登を上る。外輪山コースを歩く登山者からのヤッホーの声とミヤマキンポウゲの群落が慰めだ。天気は益々回復し、青空だ。


上りきると神社で、参拝路の石垣には盛りのチョウカイフスマが咲いていた。清楚な花だ。娘のことを神社で拝み、いよいよ山頂への難路にさしかかる。神社内は通行禁止なので、一度取り付きに戻り、神社の左手から、岩石帯を両手を使いつつ攀じ登っていく。


大渋滞なのが救いかどうか分からないが、振り返ると雲海の上に月山も見える。少し下り、大きな岩の細い間をくぐり、一のぼりで山頂だ。5人もいられないほど狭いのに、どんどん人が来るので、写真だけ撮り、下ることにする。













    
外輪山から千蛇谷俯瞰               外輪山から左に新山、右に七高山


山小屋へも下りは、七高山ルートを取る。胎内くぐりを抜けると、小屋へは急な雪渓をロープに従い、下るが、皆、おっかなびっくりである。七高山へはどうやっていくか分からなかったが、ロープに従い下ると、再び雪渓を平行に横切るロープが張られていたので、それに従い進み、急坂を上り返すと、七高山への稜線に出る。


先ほどの御夫妻は、山小屋へのロープに従わず、雪渓を斜めに横切って、七高山稜線への取り付きに向かったので、早い。でも、怖そうだ。私は単独であり、何かあれば、いけないので、時間はかかったが、このルート選択で良かったと思う。小屋へ下るロープを持って下ろうとしている団体が盛んに小屋番にロープを持たないように注意を受けている大声が雪渓に木霊する。






←外輪山より千蛇谷



七五掛付近のチョウカイアザミ →









稜線からは、一等三角点のある七高山はすぐで、小学5年生の団体が矢島ルートから登り食事をしていた。あまりお腹も空いていない上、鉾立は、はるかに見えているので、引率の方に写真を撮っていただいた後、外輪山コースを下る。上り返しも前半だけでさほどなく、ほとんどが下りだ。天気が良くなり、千蛇谷や新山、七高山も見渡せるのですこぶる気持ちよく写真を撮りつつ下る。河原宿小屋方面の展望も良いので、快適だ。こちらは、コバイケイソウが目立った。


行者岳、 伏排岳、文殊岳等外輪山のそれぞれの山頂は特徴もなく分からない。行きに見られなかったハクサンフウロやハクサンシャクナゲも見られた。この山は人気がある分、素人も多く、一人がばててどこまで行けるか悩んでいるグループ、水がなくなり水を下山者に求めている人、様々である。八丁坂では、食事をしていた女性二人からここから山頂までの時間を聞かれるが、何と地図も何も持っていないという。そのくせ、ここまで2時間で来れたという。本当かいなとうんざりする。
















千蛇谷を下る団体は雪渓沿いに歩いている。標高差からは、向こうの方が早そうだったが、こちらも数回はしご等もあったが、総じて早く歩ける道で七五掛の合流には、こちらの方が早かった。













八丁坂の小バイケイソウとニッコウキスゲの群落        御田ケ原から



途中2箇所河原宿へのコースがあり、IさんやMさんの通ったコースも確認できた。青空に何故か秋のうろこ雲をまとった山頂は、すばらしく絵になり、再度鳥海湖からと思ったが、御田ケ原では、ガスに包まれた。新山で出会った若者4人のグループが御田ケ原分岐が見つからないと八丁坂を戻ってきて、場所の確認を求められたが、私は気づかなかった。本当に地図通り、八丁坂鞍部にあるのだろうか? 


御浜には30人ぐらいのグループがいた。賽の河原への下りの左手に沸き水ガあったので、飲んでみると実に冷たくて美味かった。顔や手を洗い、タオルを水に浸して首に巻くと生き返る。天気予報が見事にはずれ、ありがたい反面、これは、日焼けするなぁと恐怖を抱きつつひたすら下る。まだ、上って来る人も多い。鉾立展望台では、老夫婦が景観を楽しんでいた。私も将来はかくありたいものと思う。


戻りついた駐車場には、大型観光バスでの観光客も多く、何人からもどれぐらいかかるのかと尋ねられ、登山開始時刻と下山時刻を応えると一様に驚かれていた。ビジターセンターを見学後、汗を流すために、象潟温泉のねむの丘に向かう。海岸で食べなかったローソンの和風コンビニ弁当を食べるがセブンイレブンの方が美味いと思った。入浴でさっぱりして、一般道で空港まで戻り、空港のレストランで飲んだ生ビールは格別であった。

帰路の飛行機からは、鳥海山がくっきり見え、見送られるようで、うれしかった。天気予報がはずれる幸運に恵まれたことを感謝しつつ。これで日本百名山も84座となった。ただ、翌日以降、日焼けで出勤は格好悪かった。

←鉾立展望台より

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