長老ガ岳 |
【データ】
【メンバー】 |
1996年の11月に稲村ガ岳を登ってから、10年。当初は存在すら知らなかった関西百名山・近畿百名山合計132座を同時完登の日がやってきた。 今年に入ってからは、何とか年内に達成、それも同時達成をと考えていたところ、皆でお祝いしたいと言ってくださる、当社製鋼所山岳部のM部長の激励・支援もあり、山岳部の豪華・間人の民宿に宿泊してのかに納山会に合わせることが明確な目標となった。 そのため、M部長が一日三座に付き合ってくださったり、長距離ドライブで但馬妙見山と大変であったが、どうにかリーチ状態とすることができた。半数近くの山を共にしてくださったI夫妻、Mさんも参加してくださるのがうれしい。天候だけが心配である。 Mさんが、わざわざ遠回りして迎えに来てくださり、Iさん宅に向かう。長老ケ岳までのルートは、Iさんの判断で阪和道・名神高速・京都縦貫のルートで行くことにした。久しぶりの4人で雑談も弾む。京都南ICから京都縦貫の沓掛ICまでもカーナビのおかげで迷うことはない。 ![]() ![]() 登山口までの道もカーナビで仏主を設定して進む。途中、M部長からの電話をもらったときは、登山口の森林公園の駐車場まで、数キロメートルとのところであった。彼らは舞鶴道の西紀SAことなので、やはり定刻の10時30分頃となるだろう。 森林公園のゲートからは、対向の難しい細い道である。途中、周回コースの分岐を分け、左に進む。相当上ると、広い駐車場に出た。ここは、真新しいトイレや小屋もあるが、どちらも冬季は使えない。ガスって周りは定かでないが、自然林である。まだ、少し紅葉の名残もある。 時間がたっぷりあるので、ルート表示板を見たり、Iさんの新車前でMさんが写真をとってくださることで過ごす。雨が怪しいのでレインウエアも着込んでおく。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 少し遅れて4台到着した。やはり総勢21名となると、大変にぎやかだ。今日は健康センタのスタッフの方も参加されているので、入念な準備体操もある。最初は、森林公園らしく、整備された階段の道を登る。すぐに東屋があった。地図上にあった展望台は壊れていた。 整備された階段中心だが、結構な上りをこなすと休憩所があった。ガイドブック通り、ここかしこにイワカガミがあった。さぞ、花は美しかろう。ここからは自然林の快適な巻き道となり、わざわざ東京から来られたKさんと親しく話す。 山頂に近づくと、ダートだが、軽トラなら、通れそうな林道となる。ガスっていて山頂が見えないが、舗装道となると、電波施設があった。ここから最近整備されたという階段となった。 ![]() ![]() 上りが結構続き、山頂直下には東屋があり、山頂には一等三角点と立派な山名石碑があった。残念ながらガスっていたが、この日のためにM部長が用意してくださった横断幕にはびっくりした。何より21名を考慮しての大きさであった。全員の記念写真に続いて、車ごとのメンバー写真までM部長やMさんが撮ってくださった。私の宝物となろう。M部長に心から感謝申し上げたい。 寒い中、昼食は、山頂直下の東屋で取った。山岳部マネージャーでいつもお世話になっているHさんが持参してくれた記念のワインをいただく。実に美味かった。カップ麺も今日は寒いので美味い。また、おそらく、この間、一番昼食の共にした稲荷寿司もしっかりほおばる。 食後、さらにM部長が用意してくださった記念の山名板の前でM部長とツーショット。 ![]() ![]() 下山は、いつもお世話になっている管理栄養士のSさんや健康センタの健康づくり教室を通じて近年山が大好きになられ今年は山岳部の北海道山行にも参加されたというUさんたちと雑談をしながら下る。本当にここのメンバーは年齢男女関係なく、すばらしい人ばかりだ。しかしどの方の心も、今や温泉とカニである。 ![]() ![]() 道の駅「和(なごみ)」で休憩後、綾部ICから宮津自動車に入る。登山口から間人までは100キロメートル弱だ。 あしぎぬ温泉弥栄温泉はたくさんの人であった。解説には、丹後半島のほぼ真ん中に位置し、小高い丘の上から丹後の山並みを眺望しながら自然の中でのんびりと温泉を楽しめ、広い豪快露天風呂が特徴で開放感が素晴らしく、浴場まではエレベーターと空中廊下を使用するのが特徴と書かれているが、その通りだった。 民宿「松の家」は、古い施設で、女将は、ジブリの映画に出てくるおばあさん、そっくりである。すぐに食事となった。一人かに一杯と豪勢な船盛が二つあった。焼きガニ・カニすき、実に美味い。そして何と言ってもカニみその甲羅酒。また、メンバーは年齢もさまざまだが、M部長を慕い、実に暖かい人たちの集まりで、最高の宴と ![]() ![]() 最後はIさんが絶妙のぞうすいをつくってくださった。2次会は、大カラオケ大会。これも大変盛り上がる。我々は0時30分頃までだったが、有志は何と2時まで。人間寝るときには寝れるもので、隣のカラオケ大音響の下でも寝てしまった(^^ゞ。 健康センタのトレーナーも参加されていたので早朝散歩が用意されていたが、私は小雨でパス。朝食には、おみやげとして、名物のおはぎがついている。みやげのカニもなかなかもので、母へのおみやげとする。 二日目は植村直己記念館を見学する者、直帰の者、区々で、我々は当初、五台山登山を計画していたが、小雨なので、直帰する。舞鶴道・中国自動車道池田ICから阪神高速を通り、渋滞もなく順調に帰れた。 山との出会いは、国体の審判まで務められたTさんのおかげで、楽しさと知識を教えていただいた。また、何よりI夫妻やMさんという無類の山仲間を持てたのと、Aさんを通じてHPまで開設できたのがここまで続けてこれた原動力だ。 そしてM山岳部長をはじめとする大きな輪にも参加させていただきさらに広がりと深みがもて、趣味が移り気の私にも、山登りは一生の趣味となった。あらためて、すばらしい山仲間と今回の準備を感謝申し上げたい。そして、山への関心を高めてくれた山の名著へも。 これからは、日本百名山の完登をめざすだけでなく、じっくり山の素晴らしさを感じ取れる山行を重ねていきたい。 |