大日ケ岳 1709m 

 


データ】     

2002年10月20日(日) 曇 3時間7分
6:35サンメンバーズひるがの発 7:00ダイナランドスキー場(第6ペア・から松リフト近く)着

 7:07スタート <28分> 7:35第
1ペアリフト上 <15分> 7:50γライナーリフト上 <10分> 8:00〜05αライナーリフト上 <35分> 8:40高鷲スノーパークリフト上 <5分> 8:45〜50休憩 <12分> 9:02前大日 <14分> 9:16〜48大日ケ岳山頂 <12分> 10:00前大日 <13分> 10:13高鷲スノーパークリフト <18分> 10:31αライナーリフト上 <25分> 10:56ゴール

11:05ダイナランド発 11:20〜12:26湯の平温泉・昼食 13:20〜27川原P 13:35名神一ノ宮JCT 13:58北陸道分岐 14:42〜46桂川P 15:04吹田IC 15:37岸和田IC 15:49泉南IC 16:01和歌山IC(全走行距離830km) 16:12M氏宅 16:40中松江


駐車場
  ダイナランドスキー場無料、多数)

温泉
   湯の平温泉(10:00〜 露天風呂付 500円) 

メンバー
    Mさん、M君
   


サンメンバーズひるがのベットは快適でぐっすり眠れた。風邪気味であるが、朝5時40分に起きると、予報に反して雨は降っていない。雨模様で体調も今一つの我々は、ひるがの高原からではなく、ダイナランドスキー場からピストンとする。このホテルの位置がダイナランドスキー場だと、すっかり勘違いしていた我々は、荷物を置き、ピストンして帰ってきて、風呂でも入って帰ろう(チェックアウトが11時と遅かったので)と企て、ホテル前の道を左に進み、登山道の真新しい標識に従い進むと、登山口に。登山口の大きな標識は、なんと山頂まで7kmの表示。


歩きはじめてどうも違うのではという話となり、これは檜峠からの道ではないかとこれまた大きな勘違いをしつつ、再度車に乗りホテル前を通り過ぎ、逆方向に行くがあたりにスキー場はない。一度158号までもどろうということになり、目指すと大きな案内図が。何とここは、ダイナランドでなく、ひるがの高原で、先ほどの登山口は、ひるがの高原の登山口ということが判明する。どうりで立派なはずで、駐車した場所は、ガイドブックにある簡易水道貯水場であったのだ。確かに思い出すとそんな感じの施設であった。思い込みは怖いものだ。



ホテルでダイナランドスキー場への道を聞き、チェックアウトし、再度出発。R158を高鷲IC方向に進むと、右手に大きなダイナランドのゲートがあった。道なりにできる限り上ると、第6・から松リフトの出発点辺りのハウスがあったので、その前に駐車する。


昭文堂の関西からの山歩き百選の地図によると、最も長いαライナー沿いに進むよう図示されていたので、その通り進むが、行き詰まる。仕方なく、左の崖に近い急斜面を登り、第1ペアリフト上に着いた。ここから目指すαライナーリフト上まで続くか不安だったが、そのまま進むと、γライナーリフト上からつながり、安心する。そこには、大日ケ岳山頂を記す明確な表示もあり、再度安心する。にわかのコース変更はだめだという良き教訓となる。正しい道は、逆側の谷をはさんだ尾根で、4駆なら登れそうな作業道であった。下山道という矢印が2つ建てられていた。



ゲレンデを少し登ると、登山道らしい道となる。それにしても紅葉がすばらしく、左手の山は「錦秋」という言葉がぴったりである。振り返ると日本三百名山の鷲ケ岳の山頂はガスに包まれているが、東海北陸自動車道を含め展望は良い。1500m辺りには、真っ赤なナナカマドがあった。



高鷲スノーパークの頂上リフト近くになると、ぶなが多く、左下にはダケカンバであろうかすばらしい黄葉である。しかし高鷲スーパークのリフトと作業道がすぐ下に見えるので、「つながる道があるとそれが最短ルートとなるな」などと思う。左の尾根の早少し茶色になりかけの尾根をめでながら、そう急でない道を進むと、前に前大日が聳え立つ。ガスがかかっている。


前大日の手前は急でロープもあった。ここから2つコブを越えなだらかな道を進むと、山頂であった。ガスで何も見えないが、大日如来の石像や解説版でにぎやかな山頂である。続日本百名山によると、真言宗の本尊、大日如来への信仰にちなんでつけられているとのことだ。先ず、大日如来に家族とりわけ妻の健康を祈る。何より一等三角点と真新しい展望版が主役だ。展望版をみると、北東には北から、剣・立山・薬師・黒部五郎・双六・笠・槍・奥穂・焼の順に並ぶ。南東には東から鷲ケ岳・恵那山、南西には南から伊吹・能郷白山、西には荒島岳、そして北には白山が見えるという。今日は心眼で見るしかないが。風邪と疲れで少し遅れたMさんも15分遅れで到着した。山頂の「山登りは青春」というプレートが木にかかっていて、青が旧字であったのがおもしろかった。ツーカーの携帯も通じた。



帰りは快適に下り、一箇所滑ったが、山頂でMさんから高鷲スノーパークの作業道につながる道が山頂から見てリフトを過ぎた先にあるというので気をつけていると確かにあった。問題のαライナーリフトからの作業道は、第6・から松ペアリフト下に出て、そこから右手のαライナー下を駐車場に向かって進むという感じであった。逆に上りを考えると、まっすぐ上り我々は左に行ったが、右手に回り込む作業道を行くという感じが正解である。距離は我々が進んだ道が最も近いが、崖は急過ぎて危険である。それならもう少し早く下の方で左の尾根の第1ペアリフトを進んだ方が良い。


雨が降らなかったことと、無事下山できたことを喜び、村営の湯の平温泉に向かう。これはHPで確認済み。露天風呂も大きくすべすべして満足する。温泉の前の「湯の里」という店で昼食とする。かつ丼は本当にうまかった。

高鷲ICまではすぐで、渋滞もなく、予定より早く帰れた。高速道路さまさまである。
奇跡的に雨も降らず、思いのほか満足した秋を満喫する山行ができたことに感謝する。


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