烏帽子岳 865.1m 

 


データ】     

2004年3月27日(土) 快晴 2時間24分(上り1時間26分+下り58分)
6:00中松江 6:25I氏宅 コンビニ 7:50名神吹田IC 8:50〜9:00多賀SA 9:20関が原IC 迷走 10:03登山口 

10:15養魚場スタート <20分> 10:35no.
13大鉄塔 <20分> 10:55〜11:00休憩 <12分> 11:12石楠花群落 <14分> 11:26三国岳方面分岐<17分> 11:43最高点 <3分> 11:46〜12:52烏帽子岳三角点 <58分> 13:50養魚場 <5分> 13:55駐車場

14:03発 14:25関が原IC 15:25〜35桂川PA 16:30泉南IC 16:55I氏宅 17:25自宅

駐車場
   川沿いの広場

メンバー
    I夫妻、Mさん
   


2/22に府庁山に登って以来、仕事や娘の受験やらで、1月以上山から遠ざかってしまい、「山への想い」は日増しに強まっていた。今週も難しいかと思っていたが、I夫妻とMさんと同行させていただくことができた。いつものメンバーは、日曜日に和歌山の南の三星山に花見を兼ねて出かける予定が、まだ桜は咲いていないということで、私の都合も考慮し、土曜日に変更し、鈴鹿の北の近畿百名山未踏の烏帽子岳に行くこととしてくださったので、それに同行させてもらえることになった。


土曜日の朝6時、Mさんが迎えに来てくださった。Mさんとも久しぶりで話がはずむ。Mさんは65歳になるが、先日ニセコに単独でスキー旅行に出かけられたという。そのときの北海道の写真、とりわけ後羊蹄山の写真を見せてもらう。


阪和自動車道沿いの山桜はソメイヨシノと違い、早満開だ。近畿自動車道は、晴天のためか車が多く、大東鶴見から北6kmが渋滞していた。名神も車は多い。多賀SAで一息入れる。ここには富山の鱒寿司等売っていて、I夫妻が柿の葉寿司を買われた。今後のために記憶しておこう。伊吹山の雪も山頂辺りに少しあるだけだが、奥の山はまだ、真っ白だ。関が原ICで下り、国道365号に向かうが、2回迷走となる。


烏帽子岳の紹介は、少なく、ガイドブックは山と渓谷社の「岐阜県の山」ぐらいのようだ。I夫人の提案で、一番短いが危険な鐘釣谷コースでなく、岐阜県の山に紹介されている北(左)尾根コースとする。登山口までは養老CCを目指すのが分かりやすい。鐘釣谷コースの登山口である貯水場を過ぎ、1kmほどで、北尾根コースの登山口である赤い橋(牧田川にかかる清内橋)となった。この橋は時山バンガローと養魚場につながる。この橋には、小さく烏帽子岳新コースとの表示もあり、これを渡るのが正解だが、ガイドブックは赤い橋を過ぎ(渡りの意味)とあったのと新コースと橋の表示にあったので北尾根コースだとは思わず、渡らずに進む(正解は赤い橋を渡る)と、川の左にスペースがあり、数台泊まっていたので、ここに止める。


 ガイドブックの広場は30台にしては小さく、地図上の7・8台の広場に該当すると思われた。準備して橋を渡ると、古い消えかけた「三国岳ハイキングコース」の表示があった。すぐに二股となり、右はワサビ畑があった。正解は、左の建物で、下って橋を渡ると養魚場で大きな広場があった。赤い橋はここにつながっていた。


登山準備中の夫妻が「烏帽子岳はここでよいのか」と聞かれたので多分そうでしょうと答える。赤い橋から来ると、右手が広く、左に登山口の標識があった。バンガローの中を進むと、トイレ棟の前に再度の登山口標識があるが分かりにくい。



バンガロー村も工事中だったが、古いので果たして夏にも利用者はそんなにいるのかと感じた。しかし登山道は中部電力の鉄塔巡視路でもあり、非常に整備された道であった。一上りしたNO13の鉄塔は非常に大きかった。ここからの展望はよく、登山口もよく見える。早下山者がいた。それにしても風は冷たい。周りの山々には雪があるからだろうか。


きつい階段を登っていくとNO14鉄塔で、ほどなく雑木林となった。すばらしい自然林だ。先行者の夫妻がいたので、一息入れる。待望の石楠花の群落に出たが花芽は無い。イワカガミも早、蕾のものもある。急登を上ると、三国岳方面への道と合流し、コブに出た。藤原岳が展望できた。雪で真っ白だ。今年は山行回数が少ないだけでなく雪山を経験していないのでわくわくする。烏帽子岳の姿も見えた。ここから少し下り上り返す。左側には残雪の谷が見える。男性二人が休んでいた場所は、特に展望に優れる。


 山頂と思われる最高点の奥に三角点があるようなので更に進む。3分ほどで立派な三等三角点があった。久しぶりの登山であったが、ほぼ登山口のコースタイム通りであった(岐阜県の山では2時間10分、登山口の表示では1時間30分)。北に伊吹山、左に能郷白山、その間は荒島岳だと岐阜市から来たと言うご夫妻に教えてもらう。北東の奥に見える真っ白な山は御嶽であろうか。南に藤原岳と御池岳がすばらしい。もう少し木がないと更にいいのだが。ゆっくり昼食とする。暖かくビールも美味い。展望を満喫し下山すると膝か笑ってしまった。


帰りは迷わず、関が原ICまでわずか20分で、高速道も渋滞なく早く帰宅することができた。満足一杯の登山となった。近畿百名山は82座となった。 


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