魚沼(越後)駒ケ岳 2003m

 


データ】     

2005年10月10日(日) 霧雨 歩行時間6時間57分(3時間57分+3時間)
10/10(月)

4:42みみずく広場発 
5:12枝折峠スタート <35分> 5:47銀の道 <3分> 5:50明神峠(小倉山3.7kmの表示) <38分> 6:28〜34休憩 <14分> 6:48道行山 <47分> 7:35〜43小倉山 <43分> 8:26〜29百草の池 <31分> 9:00前駒 <10分> 9:10〜13休憩 <12分> 9:25〜38駒の小屋 <12分> 9:50中ノ岳分岐(山頂0.3km) <4分> 9:54〜57越後駒ケ岳 <3分> 10:00分岐 <9分> 10:09〜35駒ノ小屋 <41分> 11:16百草の池 <31分> 11:47〜50小倉山 <34分> 12:24道行山 <15分> 12:39左池 <2分> 12:41右池 <24分> 13:05〜09明神峠 <9分> 13:18観音 <12分> 13:30枝折峠 

13:44発 14:22〜50大湯温泉 15:10小出IC 17:30〜18:00有磯海SA 19:15〜20尼御前SA 20:35名神 21:30京滋バイパスから名神合流 21:50尼崎IC 21:55寮
 

温泉】 
   大湯温泉

メンバー
   I氏、M氏
   


平ケ岳からの続き

前回みみずく広場に泊まったときはアスファルトに銀マットだけでは背中が痛かったので、カスケードのエアマットを引いたが、まくらがいけなかったようで、何時間かおきに起きた。この季節にしては寒くはない。朝は満点の星で晴天が期待できる。











朝食は前回と同じくかにぞうすい。やはり喉の通りがいい。このみみずく広場の水は飲料用でないとの掲示があるので昨日泊まった銀山平温泉の白光の前で水を汲み、枝折峠に向かう。なんと曇天である。3台の空きスペースがあり、何とか駐車できた(20台ぐらい区画されたスペースがあり、現在増設工事中。簡易トイレもある。今年は積雪が多く、例年の山開きの7月1日には通れなかったとのこと)。
今日もヘッドランプで出発である。新しい駐車場の建設現場の横を通り、
階段を上った後、工事のロープ沿いに進むとすぐに稜線であった。


ここかしこに平成13年7月に行方不明となった単独行の61歳の女性のことを記したファイルがある。前日荒沢岳に登って伝之助小屋に泊まり、三山縦走を試みた20年のベテランに何があったのであろうか。






それにしても見事な雲海である。右手に荒沢岳(右の写真)、振り返ると守門岳・浅草岳(下の写真)。目指す越後駒ケ岳は山頂はガスがかかっているがまだ何とか見える(上と右上の写真)。




小倉山まで大した事はないだろうと安心していたが、アップダウンが何回もある上、道行山から百草の池まで泥田状態で非常に疲れた。M氏と話をして、あんぱんやクリームパンをもらったりして何とか乗り切れた。


しかし新しい靴は泣いている。オニュウの靴(スカルパ)の言葉「最初からこれはないでしょ」との声が聞こえるようだ。また、霧雨も降り出す。天気予報は完全に2日ともはずれた。





崩れて段差がきついところも何箇所かあった。小倉山で駒の湯からの道と合流する。ツアー登山の団体が座っていたが、健脚で駒の小屋まで追いつけなかった。


1時間のコースタイムの百草の池はそんなにかからず着いた。池と言っても池塘程度だ(下の写真)。 ここからはようやく上り。霧雨で寒い。右に大岸壁が見えると鎖場となる。ペンキに導かれ、岸壁を登るとようやく


駒の小屋である。何とIさんは早下山してきた。山頂に着いたのは、8時43分とか。恐るべき健脚。立派な小屋過ぎて「小屋に入るのはきれいに」と厳しく言われる。水も使えず無理な注文である。Iさんの勧めでカメラだけ持ち手ぶらで山頂へ。100m強の標高差もきつくない。




一上りした中ノ岳分岐から右手に300mで山頂であった。三山縦走の学生2人とも出会う。途中のナナカマドの紅葉は実に美しい。団体に写真をとってもらい下り、小屋でようやく昼食だ。


ここからまたまたIさんの記録を引用

I君は7時間で降りてくるぞと宣言、快調に飛ばす。3時間20分で頂上。2003m、寒い。ツナ巻、カップヌードルの昼食を終え、計40分山頂に滞在するも、MさんとTさんは来ず、寒いので下りる。直下の山小屋に戻るといたいた。


荷物を置いて空身で山頂に行って貰い、お湯を沸かして待つ。残り飲料水が少ないので、小屋下の水場に採水に。往復5分。コーンスープと甘いコーヒーをサービスする。ピストンなので下山路も当然ながら同じ路、泥んこ路ドンドン。「さすが米所魚沼、登山道まで田圃の如し」と往路で考えたギャグを披露する。2時間40分で峠に下り


た。Mさんの健脚には脱帽。むしろ後ろから追っかけられている程のプレスを感じて歩いた2時間強でした。











私は、そんな健脚の二人には着いていけず、10分遅れで下山。途中小倉山で出会った学生2人は駒の湯へ下山するという。また平成13年に行方不明になった遭難者の観音にお祈り する。ようやくたどり着いた枝折峠から銀山平に進むと一方通行なのにばんばん車がくる(後で調べると我々が間違っていたのでした)。シルバーラインの入り口に戻り小出と逆の右折し1kmにある大湯温泉は内湯だけだがさっぱりする(500円、前には立派なレクレーション施設がある)。


昨日のセブンイレブンで苺もなかを買い、高速へ。有磯海SAで夕食とする。M氏好物のさしみ定食もあった。八日市と栗東間の渋滞も走っている間に解消し、予定の22時前に寮に着いた。


しかし、それからが大変であった。洗濯の山と泥だらけの靴。最後まで疲れる山行であったが、とうとう日本百名山も80座となった。





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