月山 1984m

 


データ】  
 

2003年7月27日(日) 曇りのち晴れのち雨 歩行時間 3時間18分(上り2時間+下り1時間18分
4:20起床 6:40出発 6:50月山姥沢駐車場

7:00スタート <9分> 7:09リフト下駅 (リフト14分) 7:23〜25リフト上駅 <8分> 7:33姥沢岳分岐 <53分> 8:16〜18牛首 <4分> 8:22日本海の展望 <33分> 8:55鍛冶小屋 <6分> 9:01〜04休憩 <5分>9:09〜9:28月山山頂 <27分> 9:55牛首 <23分> 10:18姥沢小屋分岐 <17分> 10:35姥沢岳分岐 <5分> 10:40リフト上駅 (リフト14分)10:54リフト下駅 <6分> 11:00ゴール 11:25〜12:23志津温泉かしわや(入浴・昼食) 13:15山形空港 14:55空港発 16:10伊丹空港ロビー 16:25空港バス 16:56難波発急行 18:12加太線 18:20中松江

駐車場
  月山姥沢駐車場(無料、多数)

温泉
   月山志津温泉 かしわや(500円、内湯のみ、シャンプー等あり)

メンバー
   M君、N君
   


翌朝目覚めると雨こそ降っていないが、青空はない。月山も見えず、がっくりである。かに雑炊の朝食を済ませ、朝一番のリフトを目指す。早くもたくさんの人で大型バスも複数来ている。早々に準備をするが、濡れた靴をはくのは辛く相変らずレインウエアの下をはく。リフト駅に行くまでの途中環境協力金として一人200円払う。10分ほど歩く途中の沢には残雪。ニッコウキスゲが咲いている。

ペアリフトに乗り快適に上がる。なんと振り返ると朝日連峰が見えるではないか。ガスがきれ、青空も広がる。大朝日岳の鋭鋒が少し雲がかかるものの、はっきり見え感激する(左の写真)。左手には大きな雪渓。手ぶれの可能性があるがともかく写真におさめる。

山頂駅に着いてからも再度大朝日岳を撮り、ようやく出発。木道を一のぼりで姥沢岳との分岐だ。今日は時間がないので牛首への道を取る。残雪と緑のコントラストが美しい。花はショウジョウバカマ、チングルマ、コイワカガミが多かった。牛首までの残雪は急登である(左下の写真)。ロープはあるが支えにはならない。そんなところを信仰の人は運動靴だけでずるずる滑りながらも「この難所を越えねば」といいながら進む。高齢の人が多くひやひやものだ。私も負けずにキックステップで登った。牛首で待つが、N君は来ない。M君ははるか先なので進む。

数分で左手に日本海が見えた。皆喜んでいる(右下の写真)。それにしても大変な人だ。信仰の団体は白装束で前後にほら貝の音が鳴り響く。予想以上に急な石の道である。シャクナゲやハクサンフウロが咲いている。鍛冶小屋直前で不思議な花を見つけ、名前を聞かれるが分からない。

鍛冶小屋はトイレも休憩も有料だ。ウサギギクがたくさん咲いていた。そこにM君が戻ってきた。あまりに遅いので、見にきたという。N君はリタイアしたのかと心配しているところにN君が到着。500円が必要なので登らないと言っている人たちもいるが、我々は折角なので目指す。にわかに雨。頂上小屋(左下の写真)を過ぎ、神社に入るとお祓いを受けるべく500円の初穂料を払う。息を3回ふきかけた紙で体を触るといいそうだが、私には息を吹きつけることは聞こえなかった。賽銭は何故か屋根の上に投げ込む。

 

雨がひどいので、頂上小屋で休もうとしたが(休憩料200円)、座れなく、思案しているうちに雨も止んだので下る。大変な人で下山も時間がかかる。牛首下の雪は軽アイゼンがきき助かる。しかしガスの中を進むうちスキーコースに迷い込み、スキーヤーから登山道は上にあることを教えられる。中学生の団体も濡れながら上がってきた。服装等から老若男女を問わず心配になる人が多い。傘をさしつつ高山植物を撮りながら戻る。名残惜しいが三日間の山旅も終わりだ。最後の楽しみの温泉と山菜蕎麦を目指し、事前に調べていた月山志津温泉かしわやに向かう。山菜鍋につけるという特製月山山菜そばは、15分ぐらいかかるというで、事前に風呂上りの時刻を告げ、温泉に入る。3階にある内湯のみの温泉だが、いい湯であった。貸切状態で幸せ一杯である。山菜鍋につけるというそばは、すこぶる美味かった。これでビールが飲めればさらによかったのだが。早い飛行機に変更すべく問い合わせると空席は十分であり安心する。  

  

東北は高速道が発達しているので、山形空港まではすぐであった。余裕をもって着いたら、私の取っていた最終便は満席だが、14:55は空席があり変更する。子供たちに頼まれていたおみやげのさくらんぼキティのストラップ等を買う。待合室でぼんやり三日間を振り返る。外は夏空だ。山は雨でも下界は晴れだ。飛

行機は50人乗りのCRJ-200という小さなジェットでスチュワーデスは一人で大忙しだ。二人二人の4人がけで、音声サービスもない。しかしスピードは十分で、山形・伊丹の飛行時間は1時間5分で、羽田・関空と同じだ。伊丹からの乗り継ぎもよく、難波に着くと、心臓移植のための募金をしていたので、今回の山行に感謝の気持ちから、サザンの特急券代分を募金すると、人間の心理はおもしろいもので次から次に募金者が続いた。電車の中で携帯を確認すると留守録が4件もあり、妻の大雨や地震を心配するものがあり感謝する。なんと18時20分には中松江駅に迎えにきてくれた妻に出会いその速さに驚かれる。近畿の梅雨は土曜日に明けたとのことであった。今回の三座で日本百名山はちょうど半分の50座となった。

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