大峰山(八経ケ岳)  1915b

 


データ】     

1997年7月19日(土)晴れ  歩行時間6時間
5:00自宅発  8:05トンネル西口登山口着  8:17登山口発  9:05〜18主稜線  9:41石休の宿  10:19聖宝の宿  11:21弥山小屋  (オオヤマザクラ撮影)12:05〜20八経ケ岳山頂  12:45〜13:42弥山神社、昼食  14:20聖宝の宿  15:05〜16主稜線分岐  15:58登山口着  16:08登山口発  17:15〜55きすみ館(600円)  19:50自宅


 【駐車場
  登山口付近の空き地無料、多数)

 【温泉
   洞川温泉(500円)

 【メンバー
     Aさん、Hさん
   


天然記念物のオオヤマレンゲの花を求めて、近畿最高峰八経ケ岳へ。天候は梅雨明け宣言こそまだだか、晴れ。朝の国道24号は空いていて、予定通り登山口に着く。駐車場でテントを張っている人もいる。奥駆けとの合流となる稜線までの小1時間までは急登。ヒメシャラの木とシャクナゲが目立つ。シャクナゲは本数の割に今年咲いた跡の見られる木は少なかった。ベテランのA氏に歩幅を小さくして歩くことを教わる。実行してみると楽である。稜線から聖宝の宿までは、快適な散歩道。聖宝の宿を超えて再び、急登。大平洋高気圧でないせいかすがすがしい。ブナ等の自然林が心を慰めてくれる。また、特徴ある山容の大普賢岳もはっきり見える。オオヤマレンゲも何本かあったが、鹿の食害で樹勢が弱り、花はつけていなかった。

    急登を登り終え、弥山小屋付近にリュックを置き、いよいよ八経ケ岳へ。途中のオオヤマレンゲの群落も鹿の食害で弱っている木が目立つが、多数の花をつけて盛りを迎えている木が5・6本あり、シャッターを切り続ける。期待通りの上品で清楚な花だ。鹿の被害を避けるため、ネットを張り巡らし、扉をつけているが、少し設置が遅すぎたかもしれない。何年か後に見事によみがえることを期待したい。

 

      花に満足して、八経ケ岳山頂へ。錫杖をつかんで、記念撮影。頂上からは、弥山小屋の向こうに大普賢岳、南に目を転じると、釈迦ケ岳が見える。眺望に満足し、弥山小屋前で昼食。この小屋は、数年前に皇太子殿下が登山されたからか、びっくりする位立派な小屋である(事実は建て替えられたのは、その後のこと)。トイレは有料(100円)である。昼食のA氏の手作り弁当には参った。我々がシェフと呼ぶ料理自慢だが、この日は、冷蔵庫にあったもので作ったというものの、どれも私が食べたことのない料理でおいしい。途中、西吉野の温泉郷きすみ館に入り、すべてに満足した山行となった。



  HOMEへ