榛名山外輪山 |
【データ】
【メンバー】 |
桜の季節、3月末には、家内とJR東海の「そうだ京都へ行こう」のポスターとなった妙心寺退蔵院、平安神宮、インクラインの桜を堪能し、W君の結婚式で思い出のウエスティンホテルでランチとした。景色が良く、家内も喜んでくれ、単身赴任の苦労解消に少しはなった。 一方、山は少し遠のいていたので、2月の伊豆ケ岳以来、2ケ月が経ち、どこか手軽な山へと考えていたところ、一年ぶりのゴルフの行き帰りの車で、昨年北アルプスの燕岳を日帰りしたという若い33歳のE君が「是非近いうちに同行を」と言ってくれていたので、そのE君と、武甲山を共にしたK夫妻が同行してくれることになった。 行先は、日本200名山の榛名山としたが、ロープーウェーで登れる榛名富士はやめ、「関東山歩き100選」に紹介されている外輪山を巡る「天神峠」から「ヤセオネ峠」とした。関東ふれあいの道とされている整備されたコースだ。時間があれば、「伊香保温泉」にも立ち寄りたい。 渋滞を避け、行徳を5時に出発する。首都高速「浦安IC」、から関越道の「渋川伊香保IC」を経て、榛名湖畔まで180q強だ。E君のVOLVOは快適な走りだ。 途中、ヘアピンカーブが続く榛名湖への道で、スポーツカーが道に乗り上げていた。高根展望台からは、残雪豊富な武尊岳、谷川岳、仙ノ倉岳、苗場山などが見えた。関西にはない景色で、たまらない喜びだ。 ![]() ![]() カーブが終わると、今日のコースのゴールのヤセオネ峠で、その先には、「時速50qで走ると「静かな湖畔」のメロディが流れるというメロディロード」というのがあり、きれいなメロディに驚く。その先で右折し、ビジターセンターに向かう。無料の立派な駐車場とトイレがある。そこそこに準備して、榛名湖畔を回り、天神峠に向かう。 一瞬行き過ぎたかなと思ったが、正解で、県道を登っていくと、左手に登る「関東ふれあいの道」の表示かあったが、そのまま進むと天神峠で、ガイドブックの案内に従い、左手の広い道を進むと、ほどなく山道となった。天神峠からヤセオネ峠までは、5.6qで、案内板は多い。階段道が続くのが辛いが、「氷室山」まではしれている。榛名山や湖の生い立ちの説明がある。小休止し、「天目山」に向かう。何回か騙され山頂があり、そのたびの長い階段であるが、たどりついた山頂は小広場で、樹間から雪を ![]() ![]() ![]() ここで、あわてる山行でないので、持参したお薦めのHAMAYAのドリップコーヒーを作ることにする。ここで、E君の2リットルペットボトルが落ちていくが、回収でき、事なきを得る。前回のカメラ事件と言い、K夫妻とのときのジンクスとなりそうだ。 百名山をやっていたときとは違うスタイルの楽しみ方で山登りをするようになったと思う。これが百名山達成の成果かもしれない。ここから七曲峠にかけては、長い階段を下りていく。それでもいかにも関東ふれあいの道という風情でハイキングコースそのものだ。 ![]() ![]() ![]() 車道を渡ると、快適な広い道が続き、キジにも出会ったりして楽しみつつ進み、今一度松之沢峠で、車道を横切ると、その先に、磨墨(するす)岩という奇岩があった。立っている人があったので、近づいてから、登り箇所を教わり、危険でもないと言うので、チャレンジした。残雪の道をよじ登る感じで最後は梯子だ。そして登りついた右手の岩には、天狗を掘った石があり、大絶景が広がる。榛名山の左手には、浅間山か右手は、谷川だろうか?山口耀久氏の「岩小舎の記」に記載されていた幸福感を思い出す。さらに教えていただいた左手の岩場も迂回して登り、大満足となった。後から来られた夫婦連れが絶景に満足しつつも、下りを怖がり、後悔されていたのが微笑ましかった。 先には、さらに「行人洞」という行者縁の洞窟があり、見どころは多い。あずまやのある磨墨峠で岩を写真に撮り、大満足となった我々は、相馬山より、伊香保温泉と帰りの渋滞に巻き込まれないという選択肢を選ぶ。相間山登山口の鳥居前で、昼食をとり、ルンルン気分で、笹の生える道をヤセオネ峠に向かう。 ![]() ![]() ヤセオネ峠からは車道脇の歩道を歩いたが、右手の灌木帯を斜めに榛名湖に向かう道があるのを最後に知ったが、メロディラインのからくりも見て、余韻を楽しんだ。バイクや自転車も多い。榛名湖畔は、乗馬が歩き、のどかな観光地の雰囲気いっぱいだった。 伊香保温泉は、事前に調べていた「石段の湯」とした。400円でも、シャンプー等も備え付けだ。土色のお湯はいかにも温泉らしいが、匂いはしない。せっかくなので、石段を上部まで登り、なつかしい射的の風景やここの最高旅館の話をK君に聞いたり、関所後の施設を見ていると、今日は何しに来たのかも忘れてしまった(^^)v 榛名山麓の満開の桜を楽しみ、高速道は二箇所渋滞があったが、そうかからずに行徳に戻った。往復E君が運転してくれたのは、申し訳なかったが、山仲間に恵まれ、実に楽しい一日となった。 |