東ノ灯明岳(867m)神野山(869m)

 


データ】     

2001年9月8日(土)晴れ 歩行時間4時間

8:35自宅  コンビニ 10:11東谷(40km) <13分> 10:24行き止まりリターン  <7分> 10:31神野橋 <37分> 11:08〜13休憩 <20分> 11:33〜12:04堀越観音 <16分> 12:20三国岳・蔵王峠縦走路 <12分> 12:32〜35東ノ灯明岳山頂 <3分> 12:38〜55 展望台(昼食) <5分> 13:00十二経塚分岐 <10分> 13:10神野山山頂 <37分> 13:47稜線路との合流 <4分> 13:51神野・三国山への道合流 <21分> 14:12神野集落 <38分> 14:41〜50文蔵の滝往復 <2分> 14:52神野橋 <6分> 14:58東谷

15:01出発 15:45M氏宅 ビックホエール 17:00自宅


駐車場
   東谷バス停前(数台)

メンバー
    単独
   


Mさん、Iさんと池ノ平高原から倶留尊山をと考えていたが、二人とも急遽所要ができ、どうしようかととりあえず、愛犬「いち」の散歩をする。天候が予報よりよく、青空が広がったので、どこかへ行こうと思い立ち、「東ノ灯明岳」とする。R24からR480に入り、地図で確認しながら、途中、堀越観音への案内に従い、右折し、しばらく進むと東谷のバス停前にスペースがあったので、駐車する。一軒目のコンビ二が売り切れだったりして、少し時間がかかる。早々に準備するが、残暑が厳しい。


前方の堀越観音左という矢印の案内は、車道用だと考え、地図(昭文社のエリアマップ)に従い、西方寺の前を進むが、10分ほど登ったところで行き止まりとなる。帰りもどこか見落としたのかと探すが、地図にある車道へのショートカットの道はなかった。車道を進むと神野橋には、近畿自然歩道の立派な表示があり、右折し、堀越観音への道をとる。まっすぐ行けば「神野」だ。神野橋の袂にもスペースがあり、数台は停められる。舗装道をひたすら上るが、暑さで気持ちが萎え、「堀越観音」まで行けば良いかという気持ちも湧く。地図に山村風景が良いとあるとおり、景色や道に落ちている栗のいがに立派な栗が入っていたりして慰められる。数は少ないが民家には、昨年R480沿いに見た串柿をかける棚が多く見られたし、前方の山には昨年見た串柿の里の集落が見通せた。


三国山のドームが見えるところで、景色を見ている単車の人に堀越観音への距離を聞くと、2、3kmという。そんなにあるはずはないと思いながら進む。途中作業小屋から冷水が流しぱなっしにしていたので、頭や首筋に水をかけ、暑さをしのぐ。啓蟄庵という信楽焼きの工房の看板が見えると、堀越観音はすぐであった。数件の民家に囲まれた部落に観音はあった。大きなイチョウ、樹齢5・6百年というさざんかの木とともに、藁葺きの本堂があった。紀ノ川も見渡せ、いいところだ。十一面観音菩薩は見ることはできなかったが、秋、いちょうの紅葉の時期が期待される。


ご利益があるという清水を飲み、灯明岳を目指すと、中年の男性に「この部落は初めてですか」と尋ねられる。「そうです」と答えると、「自分は、この集落が気に入り、10年ほど前から訪ね、写真を撮っているが、4年ほど前までは江戸時代にタイムスリップしたように萱葺き屋根の民家が広がっていたとのことである。今は、トタンぶきか取り壊され、別荘風の建物に替わっている。どこがどうであったか等丁寧に説明してくださり面白かった。


地図では灯明岳は、もう少し舗装道を進むようになっているが、念のため聞くと、手前の展望台1kmの案内に従い、新しい公衆トイレもある駐車場横の道を上がればよいということであった。近年崩壊箇所を補修したと見られるところもあり、よく整備されていた。ほどなく、4差路に出て、一瞬とまどうが、灯明岳右という山岳会のプレートがあったので、助かる。少し進むと、舗装された三国山と蔵王峠の近畿自然歩道の縦走路に出た。地図をみると、載っていないショートカット路であったと思われ、観音から北に真っ直ぐ上る道のようだ。数分で展望台と灯明岳の分岐に出た。近年整備されたと思われ、階段となり、木造2階の展望台があった。灯明岳まで3分というプレートに従い、進むと、自然林の中に役行者の祀られた山頂であった。すぐ後ろには、三角点があった。


写真を撮り、展望台の2階で、紀ノ川平野の望める中、ビール、稲荷寿司、割子そばの昼食をとる。ピストンにするか周回をとるか迷うが、三国方面から通りかかった人にタイムを聞くと45分ほどであったというので、周回とする。少しで右にかつらぎ古道十二経塚の表示があり、ほどなく再度の分岐があり、左にとると、赤テープに右神野山という案内があったので上がると、保安林の表示とともに門真の人たちの神野山山頂というプレートがあった。テープまで戻り、そのまま地図上の破線の道を進むか近畿自然歩道の分岐まで戻るか迷ったが、地図には、今日惑わされているので、無難にもどった。途中モトクロスバイクが走ってきて、驚かされ、単調な道で長く感じられたが、アップダウンも小さく、大した時間もかからず、稜線路との道に合流して、三国山のドームが見えた。少しで神野への分岐に出た。


1時間強で、三国山が往復できるが、疲れていたので、次にする。舗装道をだらだら下ると、萩の花やすすきの穂に秋を感じる。神野の集落にも茅葺の民家があり、風情があったが、穴があき、今にも崩れそうなものもあった。また、古寺も崩れそうなものを寄進したのかトタンぶきの屋根に変わっていた。色づき始めた柿畑と茅葺屋根の民家を写真に撮り、進むとその先で、道が分かれ、悩んだが左手を取る。正解であった。ぐんぐん下り、大久保への分岐から更に下ると、水汲みをしている御夫婦に聞くと、冷たくてまろやかだという。ペットボトルを持っていけと言われるが、丁重にお断りし、飲んでみると、冷たくておいしかった。横に金剛生駒国定公園文蔵の滝3分という表示があったので、行ってみる。社があり、奥にわずかに見えるが、前日の雨で水量が多すぎ、近づけなかった。普段は、ロープがあり、つたって滝壷まで行けそうである。もどってからは、神野橋を越え、10分ほどで、東谷のバス停に着いた。


帰路は、広域農道を通り、Mさん宅に寄るが、まだ帰っておらず、ビックホエールでやっている西本カメラのフェアに寄ると、タムロンのレンズが格安になっていたので、衝動買いをしてしまう。


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