東床尾山 西床尾山 839m 843m |
【データ】
【駐車場】 |
関西百名山や近畿百名山のガイドブックやHPで、糸井の大かつらのことを知り、登山よりもその大木を見たいという気持ちが強く、いつものメンバーと出かける。最近は単独行が続き、M氏とは北アルプス以来1ケ月振り、I氏とは北海道遠征以来だ。その間の山行等の話をしながら、走る。 円山川リバーサイドライン(右岸道路)の糸井橋東交差点から糸井川沿いに走る。県道和田山出石線と分かれると、細くなり、一旦ダート道と 先に工事中の峰越林道との分岐があり、かつらまで600mの表示がある。これ以上車で進出しないよう注意書きもある。かつらの手前には、新しい水洗トイレができていた。かつらは想像以上の巨木(左の写真)。高さ35m、枝張り30mである。昭和26年に国の天然記念物に指定されている。朽ちかけた主幹を約80本のひこばえが取り囲み、かつらの木が永い時間をかけてつくった宇宙と表現していたHPがあったが、まさにその通りだ。しばし呆然とみとれ、宇宙空間に浸る。 大かつらの左奥の新しい小橋を渡ったところが東床尾山の登山口で、山頂まで50分、東床尾山から西床尾山は70分の標識がある。この谷にはムカシトンボが住んでいたが、台風の災害復旧で整備し全滅。かつらの大木をムカシトンボが飛ぶ。ロマンあふれる情景なのに残念であるとの記載があるHPにあったのを思 山頂はヒペリカシウムが咲き、展望は360度である。東床尾山は出石町・但東町・和田山町の境で一等三角点(右の写真)。 東赤石ケ岳・大江山、西妙見山・蘇武岳、その奥に氷ノ山、南に粟鹿山、北側すぐ下に出石川と市街、高竜寺ケ岳その手前に東里ケ岳が見えるとHPで読み今日は結構見えるが、山座同定は難しい。ビールを一杯飲み、西床尾山を目指す。 数分で作業小屋があった。ござもしかれていて簡易トイレもある。快適な尾根道を進むと、ほどなく西床との分岐の先に床嶺の家というログハウス(左の写真)。入ってみると昨日、中3生が一人で泊まって最後の夏休みの良き思い出になったようだ。快適な従走路には栗の木が多くいがぐりがたくさん落ちていた。最低鞍部には松が多く、西床尾山がよく見えた(右の写真)。雨は降りそうで降らない。風は扇風機のようで汗もかかない。再び西床尾山への上り。ここで朝いっしょに登山口を出発した逆周りのグループに出会う。植林帯の急登はやがてゆるやかになり、西床尾 先行する二人がカワセミが飛んだという。見れなくて残念。今回も記録をとっていて私は少し遅れていた。ほどなく自動車が見え、登山口であった。何と登山口をよく見ると、ケースがあり立派な床尾山ガイドマップが置かれていた。出発時に気づかないとは。 相変わらずのりんくうアウトレットの渋滞により泉佐野北ICで下りざるを得なかった以外は渋滞もなく帰宅でき、図書館にも行くことができ、またイチの散歩もしてやることができ親孝行となりラッキーであった。 |