火打山 |
【データ】
【メンバー】 |
白馬を登った仲間と、涸沢の紅葉とあこがれの山小屋北穂高岳を1泊という強行日程を目論んだところ、残念ながら、台風が近づき、あきらめ、日帰りに変更した。考えたのは、妙高の火打山と大朝日岳。天気予報がころころ変わり、火打山に決めたのは、金曜日の20時。どちらも天気は微妙で、私が懇親会があり運転できないので、K君とE君に運転を任せることと、もし晴れたら火打山の紅葉の方が超有名だからだ。 22時にピックアップしてもらうと、酔いのためか私は、すぐにうつらうつらした。その間にも、二人は順調に走ってくれ、妙高高原ICには、0時45分に着き、セブンイレブンに立ち寄るが、1:25には笹ヶ峰に着いた。満天の星空に驚く。登山口駐車場は大きくないので、ほぼ満車だが、直ぐ下にトイレもある大駐車場がある。 3時間ほど眠るとするが、寒くて何回か起き、順番に着込んだ。朝は残念ながら星は消えていた。前回の白馬のジンクスを信じ、早立ちした。トイレへもヘッドランプで行く。御嶽山のこともるので、登山届を出し、薄ら明かりの中、出発した。 最初は完全に整備された木道が続く。白樺から、ぶなの森に変わる。美しい森だ。山頂までが9qあるらしく1q毎に、1/9のような標識があり、よく位置が分かる。黒沢の流れが聞こえると橋だ。紅葉が美しい。青空も垣間見える。ブナも見事だが、ミズナラの巨木も目につき始めた。 ![]() ![]() そしていよいよ十二曲。ここも1/12のような標識とH22年度に整備された階段のおかげで助かるが、その先の方がはるかに手ごわかった。危険ではないが急登だ。ダケカンバの大木もこの辺りからあった。ただ、ガスの中となり、下山者の老夫婦に聞くと、やはり高谷池もガスっていて、昨日は霧雨の中、登ったという。 富士見平からは木道も多く、高低差のないなだらか道が続く。ダケカンバやオオシラビソ の森だ。しかしガスって何も見えない。神様に誕生祝いに青空をと祈る。ヒュッテまで後8分の標識からは、5分で着いた。 すると奇跡としか言いようがないが、ここから急に晴れだし、高谷池が見事に見えた。白馬に続き、何というラッキーであろうか? あこがれの景 ![]() ![]() ![]() ![]() 紅葉の高谷池を写真におさめ、天狗池に向かう。一旦、ガスったが、急速にガスが流れ、火打山方向が晴れ出した。そして、天狗の庭の標識に着く頃、見事な青空となった。日本でも屈指の紅葉風景だけあって、歓声を上げたいぐらいの絶景だ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 池塘と紅葉の火打山のコントラストが素晴らしい。ゆっくり珈琲タイムとする。一旦、ガスったところで、帰路の方から、もう少し下の方が、ビュースポットだと教えていただく。そうすると、何分か立つと再び晴れ出したので、下ってみると、確かに一番のスポットであり、あきるほど写真に撮った。きりがないので、1時間ほどで切り上げ、山頂に向かう。湿原を回り込むように進むと。ダケカンバの見事な林があった。 一登りすると北面は、切れ落ちた絶壁となる。ここにもダケカンパの美しい林があった。日本海も見える。 しかし、山頂までは、ばてばてで、喘ぎながら登る。標高が、2500m近くあることも一因かもしれない。しかし、妙高山も見え始め、景色は素晴らしい。途中、槍ケ岳も雲の上に見えた。 何とか、山頂に立つと、朝日岳から白馬、鹿島槍、奥に立山と見事な北アルプスの山並みが見渡せた。八ヶ岳らしい山も見える。間近には、新潟県唯一の活火山で、登山禁止の焼山が見える。白煙は御嶽山の後だけに、今までとは全く違う気持ちで見る。それにしても、良い誕生日となった。 ![]() ![]() ![]() K ![]() ![]() 君が恵比寿の琥珀とチーズを持ってきてくれていたので、誕生日祝いの気分で盛り上がる。下りの頃には、曇っていた。高谷池ヒュッテも小休止にして、急ぐ。朝とは違い、富士見平への道から、高谷池ヒュッテや火打山が見渡せ、大展望が広がる。 ![]() ![]() 前回と同じく、3時間ほどで下山できた。笹ヶ峰牧場は美しかった。折角なので、前回と同じく、杉野沢温泉の「苗名の湯」につかる。薄着過ぎたのか、体が 冷えていた。ゆっくりつかる。残念ながら、地元の牛乳は売っていなかった。 変わりに、横川SAの峠の釜めし「おぎのや」を楽しみとして、運転する。温泉が効き、SA手前で睡魔に襲われた。豚汁つきを頼むと、釜めしより、豚汁の方が美味かった(^^)v 渋滞もなく、19時30分に帰宅できた。 |