穂高岳(奥穂高岳、前穂高岳) 3190・3090b |
【データ】
【駐車場】 |
雲の平、代替案の剣岳登山が適わず、穂高だけは天候に恵まれることを願いながら、上高地に向かう。予報はそうよくはない。K氏とも久しぶりの山行だ。4時30分の沢渡はすでにたくさんの人だ。上高地は更に時間を疑うぐらいの人だ。山岳保険の手続きを済ませ、ともかく明神池を目指す。嘉門次小屋の前を通り明神池で250円を納め、一之池、二之池に。神秘的な池だ。徳沢・横尾までの道は平坦。徳沢はあこがれのキャンプ場。有名な氷壁の宿を眼に納め、横尾へ。前穂の頂が見えそうで見えない。大休憩をとり、いよいよ涸沢を目指す。屏風岩を見ながら、ゆっ 太股が痙攣するという。ゆっくりゆっくり登る。本谷橋を過ぎ1時間弱。とうとう涸沢カールが見える。感激の瞬間だ。あこがれの地までもう少し。しかし、K氏には遠い。涸沢のガレ場で私がヒュッテに先行し、手続きを済ませ、K氏のザックを取りに行くことにする。受付でK氏の状態を伝え、新別館入口に一番近いインスブルックとしてもらい、東大診療所の位置も聞く。迎えに行くと、M氏とK氏はすぐ近くまで来ていて自力でたどり着くという。 無事到着。荷物を置き、東大診療所に。女医さんに診てもらうと冗談を言いながら、戸を開けると学生風の3人が出てくる。保険はきかないことを教えられるが、一応診断してもらい、簡単な湿布薬をもらう。そして、涸沢パノラマ売店でビールと名物のおでんで乾杯。テラスからの景色もすばらしい。青空こそ 夕食もおいしく、再びビールで乾杯。そして何より驚いたのは、食堂に飾ってあった秋の紅葉の涸沢のご夫婦が写ったパネル写真。幸せそうに写った写真は宝物となったろう。是非秋にも訪れてみたい。 小屋は混んでいたようだが、K氏のことを配慮してくれたのか、私たちの部屋だけは、1人1つのふとんであった。スタッフがカー 翌日は、ガスが稜線にかかり、穂高岳山荘までのコースなので、ゆっくり出発することに。山口支配人の話では、8時か9時にはガスが晴れるとの予想。お花畑を楽しみにパノラマコースを歩く。登るに連れ、振り返ると常念岳も見える。眼下には涸沢池も。ナナカマドの多さに秋の紅葉のすばらしさを想像するうちに、お花畑に着く。シナノキンバイとハクサンイチゲの見事な群落だ。これで青空なら絵はがき通りだ。青空が広がり、写真になる瞬間をひたすら待つがなかなかうまくいかない。M氏とK氏に先行してもらい、同様の仲間と1時間待つが、前穂と奥穂はまずまずだが、涸沢槍はとうとう青空が見えなかった。涸沢槍は雲が流れるルートにあるのだろうかと考える。涸沢小屋からのルートと合流し、更に登ると、再び見事なお花畑が広がる。特にシナノキンバイはすばらしい。コイワカガミ、アオノツガザクラも今が盛り。立山でもそう感じたが、コイワカガミとアオノツガザ
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