香港 |
【データ】
【メンバー】 |
1月6日(土)曇り時々雨 7:26→40リムジンバス 8:35関西空港着 9:25ゲート 10:20→50離陸 13:50→14:05着陸 15:00リムジンバス乗車 インフルエンザや風邪で香港行は最後まではらはらだったが、何とか行くことができた。 しかし、香港の天気は通常は晴天の時期だのに、雨がずっと続く予報だ。一泊目は100階以上のリッツカールトンと生涯一奮発したが、ガスの中だと泣くに泣けない。 リムジンバス停まで、近鉄タクシーがなく、生駒タクシーとした。バス停には、インドのバンガロールに転居するという家族の奥さんと女の子と男の子がいた。びっくりするほどたくさんの荷物を持ち、バスに積み込むのに時間がかかったが、関空には定刻とさほど変わらなかった。 シャトルに乗り、搭乗ゲートに向かう。関空から国際線に乗るのは初めてだ。WEBチェックインを終えているのと、臨時の手荷物検査場が空いたので、それほど時間がかからずにゲートに着いた。 出発は香港の空港の混雑で遅れた。ANAの機材は767−300だが、長女に聴いていた通り、古い。特にコントローラや液晶はだめだ。CAが家内と二人の写真を撮ってくれた。家内は飛行機が大の苦手で海外は新婚旅行以来だ。 おしぼりが配られ、飲み物は白ワインとした。なかなかいけた。離陸後、30分ぐらいで、食事が出た。私は和食、家内は洋食だ。エコノミーだが和食は豚の照り焼き丼で美味しかった。赤ワインはイマイチだった。映画は観たいものがなく残念だった。 航路は、鹿児島上空、台湾の上を飛び、香港に向かう。高度は11000mぐらいだが、強い向かい風のため、時速650qぐらいだ。 鹿児島上空では、桜島の上を飛び、開聞岳もよく見えたのが、家内にとって良かった。着陸もさほど揺れずにスムーズに着いた。 飛行機を降りるとやはり暖かい。18度ぐらいのようだ。香港国際空港の入国手続きはスムーズだったが、A出口に出たので、長女たちの待ってくれているB出口まで遠く、待たせることになった。 ホテルまでは景色が楽しめるということでバスで移動した。二階建てバスなので、展望はすこぶる良い。高速道路もスムーズで、リッツカールトンのある九龍駅までは40分ぐらいで着いた。 ホテルの入り口を探すのに長女も少し苦労したが、フットワークは軽い。9階からフロントのある103階に向かう。日本人スタッフがいて、安心だった。マカオのオークラから転職して1年半ほどになるという。 ![]() ![]() あいにく、ガスで部屋から外は見えない。しかし、室内は流石リッツカールトン、新しくて上品で、ベッドやバス等の施設も良い。シャワー、バスタブ、トイレは別だ。 スタッフに4人で写真を撮ってもらった後、ホテルのあるelement近辺のマンションなどを見て、フェリー乗り場までのバスに乗る。今回も二階建てバスで最前列に座ったこともあり展望が良くて、観光バス気分だ。大きく周回するので、街のあちこちの感じがよく分かった。 有名なフェリー乗り場の埠頭で写真を撮っていると皆と離れたが、無事に合流できた。ホテル「アイコン」の「天外天」に向かうが、殊の外遠くて、家内は閉口していた。長女もだんなも香港マラソンに出ようとしているぐらいなので、健脚だ。 ![]() 天外天は入るとウェイティングバーのようになっていて、一番奥の窓側の席で落ち着けた。天気が良ければいながらにしてヴィクトリアハーバーのレーザーショーが見れるはずが、ガスでレーザーもくっきりしなかった。食事は日本人の口に合う。白ワインといっしょに楽しんだ。 タクシーでホテルに戻ると、昼よりは少し夜景が見えたが、さほどではない。 長女たちが言っていた通り、留守中に再度、ベッドメイキングがされていた。リッツカールトンのベッドとまくらはすこぶる快適だった。 1月7日(日)曇り 翌朝目が覚めるとヴィクトリアハーバー全体が見渡せた。ようやく元がとれた感じでほっとする。家内を起こし、景色を堪能する。もちろん、青空の下が良いのだろうが、流れる雲も記憶に残る。香港島の長女の住む辺りも見渡せた。 ![]() ![]() ![]() 長女の到着が、11時だったので、実にのんびり過ごした。タクシーでインターコンチネンタル香港に行き、チェックインをして荷物を預けた。ここも、日本人の女性スタッフがいてよく分かった。タクシーは初乗り350円ぐらいで安い。 昼食は1881HERITAGEにある王子飯店に向かう。1884年から1996年まで100年以上の長期に渡り使用していた『香港警隊前水警総部(日本でいえば、水上警察署)』で、1994年に香港の建築物文化遺産として政府に認定されたとのことだ。 見学後、昼食をとった王子飯店は、点心屋で次女たちが気に入ったという通り、実に口に合った。その後、フェリー乗り場の模型店に精密なものがあったので、スターフェリーと二階建てバスの模型を衝動買いして、スターフェリーに急ぐ。わずか70円あまりで旅情を味わえる。 ![]() 長女は世界一のエスカレーター見物を勧めるが、家内が足を痛がるので、九龍島を眺めるデッキに行き、長女たちの住むマンションに行くバスを目指す。722系統の高速道路を通るエクスプレスに乗る。高速道路を通ると少し高いそうだが、それでも100円ほどだ。海沿いの高速道路は景色も良い。 香港島でインパクトがあったのは、「アマさん」と呼ばれるお手伝いさんたちが唯一の休息日の日曜日を親しい仲間と過ごすために、集まっている風景。天気がよくないので、公園には行けないので、ここかしこにダンボールを敷物・囲い物に使い、陣取っていた。後片付けをきちんとするからか、こんなところでというところも許されているようだった。フィリピンやインドネシア、スリランカの人が多いそうだが、何とも逞しい。人生や世界を感じ、生きることの何たるかを教えられるようだった。 映画で有名になったモンスターマンション、日本資本のAPITAやAEONを通るとほどなく、長女の住むマンション近くのバス停だ。折角なので、地元の市場に立ち寄る。鮮魚などは強烈な匂いで家内と長女は退散した。私はこういうところが好きだ。 マンション近くのできたばかりの日本の「A1BAKERYとシャトレーゼ」に立ち寄り、ケーキを買う。近くに日本食材を使ったチェーンの「東海堂」というのがあlり、競争も大変だ゛。 ![]() ![]() 長女の住むマンションは、4棟がつながり、71階に住んでいる。綺麗だったが、2LDKといえども、各室が狭くて大変だ。景色は良いが。隣の人のベランダまで手が届きそうだが、下を見るとさすがに71階。高い。 47階にある共用ゾーンからの展望を楽しみ、フィットネス施設などを見てから、AEONへの海外沿いの買い物道を歩き、長女の苦労を知る。結構な距離だが、この季節ならば気持ちは良い。 ![]() ![]() 家内はティータイムとしたがったが、AEON内のUCCカフェプラザも満席だった。 私の方は、AEONの長女の庭のようなコーナー、モスバーガー・銀だこ・丸亀製麺・大戸屋などを見る。食べ物には困らない。 結局、モンスターマンションを見て、トラムに乗り、地下鉄二つを乗り継いで、インターコンチネンタルホテルのある地区まで戻った。 ![]() モンスターマンションは古いが、カラフルで写真を撮っている人も多かった。トラムは冷暖房のない分、バスの半額で、わずか30円ほどだ。我々の乗った車両は、新しかった。香港の公共交通網は世界一だそうだが、確かに便利だった。翌日、空港行きの高速鉄道に乗ったので、ほとんど乗りつくしたことになる。 長女のだんなの話によると、香港人の35人に1人は10億円以上の資産を持っているという。相続税がかからないこと、不動産が高いことも原因だと思われる。 夕食は、稲庭うどんの店の店とした。ホテルの部屋からショーを見るためにスタートを早くしたが、帰るときには、満席だった。うどんはいけたが、釜飯などはまずかった。 部屋でミニバーのビールやウィスキーを楽しみながら、ハーバーのショーを見た。ショーはシンガポールの方がはるかに華やかだという。その後、ロビーラウンジで長女たちと寛ぐ。ジャズの生演奏もしていた。 ![]() 1月8日(土曜日)雨 15:25香港空港 19:55→40関西空港 朝は霧。大型客船の行きかうのを見る。朝食はバイキングで豪華だが、一人五千円もする。二人ともあまり食欲はない。長女は寺見学を勧めるが、雨が降り、家内の足も痛いので、 ペニンシュラホテルを見物して、ロビーラウンジでパスタランチを食べることにした。 インターコンチのチェックアウトを済ませて、荷物を預けて、傘を借りてペニンシュラホテルに出かけた。ホテルは重厚な感じで老舗のホテル感が大である。 ![]() ![]() 長女はハンバーガーで看板商品だったので、支配人らしき人が感想の確認に来た。インターコンチに預けていた荷物を受け取りタクシーで九龍駅に向かう。 高速鉄道は100$と高い分、座席も良く実に早い。空港で長女お勧めの奇華餅家の旧正月特別あつらえのパンダ缶入りのクッキーを買い、長女と別れる。 動く歩道で、途中、14$で水を買い求め、行きと同じ767−300に乗る。席は後方の40列のGとFだった。 15分早く着いき、シャトルを使っても手続きはスムーズだったので、家内はあまり待たずに高速バスに乗れた。 私の方は、MACでハンバーガーを買い求めて、カードラウンジで食べ、羽田空港混雑のため、飛行機の離陸は遅れた上に、荒天で飲み物サービスも中止された。 機材は香港行きと同じ767−300の国際線流用で、満席だった。東京は雨だったが、23時40分に無事に寮にたどりついた。 何より新婚旅行以来の海外旅行となった家内に、良い刺激を与えたようで何よりだ。何とか念願のヨーロッパに行きたいものだ。 総括すると、香港はやはり一生に一度は見たい景色、食事は口に合う。乗り物が楽しい。何より海外で外国語で頑張る子供の姿を見れたのは私にとっても家内にとっても幸せだった。 帰国後、読響のブルックナー6番は良かったが、恒例の末広亭の初席で小三治を聴くが、数年前に聴いた「転宅」の上に、正蔵、雲助、喬太郎が代演でイマイチだった。残念。 |