白猪山、堀坂山 819.7m、757.4m |
【データ】
【駐車場】 |
Iさんが関西百名山達成間近なので、最近は関西百名山が多かったが、久しぶりに近畿百名山をよくばって2座目指すこととする。堀坂山と白猪山は、局ケ岳に登ったとき地元松阪市の方から教えていただき、いつかはと思っていた山である。この三山は伊勢三山と呼ばれ、伊勢湾を往来する船乗りたちから伊勢の三ツ星と呼ばれ、航行の目印とさけたそうだ。 3連休は、初日が快晴(前夜遅く絶好の登山日和を逃す)、中日は和歌山は雨だったが、今日は天気がいい。久しぶりの青空登山という気がす 西名阪は車が多く、時々止まりもしたが、渋滞ほどではない。Iさんからおいしいリーガロイヤルホテルのシュークリームをいただいた上、話がはずみ、GWのことに及ぶうちに何と、勢和多気ICを越え、気づいたときには玉城ICを通り過ぎた瞬間。伊勢西ICでは料金所直前でUターンも可能だったが、料金を払いUターン。1150円と約30分のロスタイム。これまでにない出来事で、思い出にはなる。それにしてもICを2つも通り過ごすとは(^_^;)。 R42を少し南下し、R368から県道704に入り、突き当りのR166を大石幼稚園・東村のバス停を過ぎ、深野バス停を過ぎるとすぐに左折の道 途中、感動したのは、丁寧に石積みされた棚田(右下の写真)。芸術的ともいえる一見の価値のあるものだ。茶を作っていたものも多かったが、この景色は、日本の里100選に選ばれてもという感じのもので、先週の京都美山町の茅葺の里に続き、心に染み入るものである。 だとり着いた登山口の駐車場には多数の軽トラックや4駆が。山仕事をしていると思われる。仕方なく、橋の手前にIさんが私では怖くて到底できそうにない駐車をする。たくさんのふきのとうは少し痛められたが、つくしも出ていた。
準備をしていると、HPにあった鉄砲の音が間近にする。本物ではないことを知っているので怖くはない。飯南町上水道夏明配水池と書かれた施設を右手に上がると、2台ほどの駐車スペ 二ノ峰方向に進むと、はしごを持った枝打ちの方が来られ、「今日は白猪山から富士山を見る会の第一回のボランティアで、60人ほどが山頂付近でチェーンソーで木を切っていること。国有林で許可を得るのが大変だったこと。何故舗装しているかは、作業車を進めるためであるが大変な費用がかかったこと。昔は二ノ峰から上はすべてかやとであったこと。鉄砲の音はしいたけを食べに来る猿脅しのためであること」等的確に話され、我々が和歌山から来たことを喜ばれ、自分も大峰の山々を登ることを話された。 山頂方向に作業車(左の写真)が3台置かれていた。二ノ峰はカヤが刈り取られ、展望は抜群で昼寝でもしたいところだ。一登りで広い展望台があり、少し腐っている箇所もあったが問題はない。局ガ岳(左上の写真)と学能堂山がよく見え、左手には雪をかぶった大台方面が見えた。この時期に雪のない春山から雪山 右の山頂に進むと、たくさんの人が作業をしていた。白猪山は「松阪市と飯南郡飯南町の境にある。松阪市では最高峰で標高819.7m。坂内川の源流。堀坂山、局ヶ岳と共に伊勢の三峰と呼ばれる。」とHPにあったのが思い出される。山頂には二等三角点(右上の写真)があり、切り倒されつつある樹の間越しに堀坂山が見えた(右上の写真)。肝心の富士山方向は、まさに倒そうとしている檜の方向だと作業着姿でデジカメを撮っている人が言っていた。写真を撮り、展望台で八朔や松村さん持参のばってら寿司を食べ下る。急ぎ足で途中近道を通り下ると24分で 鳥居(左の写真)をくぐると、左にたくさんの竹の杖が置かれていた。ファミリー登山者には有効な武器になろう。幼稚園ぐらいの子供さんやおばあさんまで下りて来る。30分強で登れるだけに本当に人が多い。 一上りすると、雑木林に変わり、南西方向が開け、先ほど登った白猪山が見える。ここからは右手が自然林、左手が植林である。大日如来が祀 写真を撮ってもらったカップルは、何回も来ていて、これぐらいで登れる山はこの近くにありませんかと問われたが、私はこんなすばらしい手頃な山は知らない。大満足で昼食となる。発泡酒で乾杯し、稲荷寿司や最近多いカレーヌードルの昼食となる。風もなく幸せなときを過ごす。本当にいい山だ。 名残惜しくも下山すると、登山口には山頂まで1.15kmの表示があり、犬を連れた家族連れが登ってくる。天理と柏原料金所の2kmの渋滞もさほどではなく、思ったより早く帰宅できた。白猪山は標高差500m、堀坂山も250m、さらに歩行時間は少ないが、満足の登山であった。これで近畿百名山は69座となった。 |