宝登山(ほどさん)

 


データ】     

2016年2月21日(日)晴れ 歩行時間2時間21分
5:42後楽園 6:00池袋発 7:55野上駅
8:05スタート <13分> 8:18長瀞アルプス登山口 <27分> 8:45天狗山・御嶽山分岐 <16分> 9:01氷池分岐 <10分> 9:11〜14休憩(すぐに氷池分岐) <5分> 9:19林道 <12分> 9:31林道登山口 <22分> 9:53〜11:02宝登山山頂 <4分> 11:06林道合流 <25分> 11:31〜38宝登山神社 <7分> 11:45長瀞駅 
12:17長瀞発 12:34寄居着 13:04寄居発 13:22小川町 14:32池袋 14:36池袋発

メンバー
    単独
   


土曜日は、天気も悪く、名曲喫茶「麦」のモーニングなどを楽しんだ後は、雑用をして過ごした。東北で買った「あさ開き」の新酒を昼間から飲み、デジタルマスタリングの「東京物語」を観ると実に幸せであるが、二日もこんなことをしていては、体に悪いと反省し、翌日の天気が良いことを知り、急遽、ガイドブックを広げ、この季節に行きたかった、ロウバイで有名な長瀞の「宝登山」を思い出す。時刻表を調べると、行徳からとは違い、夕刻の義妹のお見舞いの時刻までにも十分、間に合うことを知る。

朝5時に起床し、後楽園駅を5時42分に乗った。東武東上線池袋駅発は、6時で、小川町、寄居で乗り換え、7時55分に秩父鉄道の野上駅に着いた。秩父鉄道は、パスモ等が使えない上に、寄居駅での処理がよくなかったようで、再処理をしないと使えないとのことだった。東武線は1時間半乗っても、900円もしないが、秩父鉄道は、15分で500円近くもする。

今から目指すコースは、「長瀞アルプス」という仰々しい名前がついているが、ごく軽度のハイキングコースだった。駅前にはトイレや大きな里山を歩き、登山口の萬福寺を目指す。目指す稜線は低いが、自然林で美しい。萬福寺は梅が咲き始め、春は近い。

















登山口からは、山道となる。ゆるやかだが、昨日の雨でぬかるんでいた。自然林が美しく、わずか100mほどの標高ながら、町が見渡せ、列車音も聞こえる。こういう里山歩きは楽しい。また、若木が多いが、葉を落とした陽光こぼれる自然林の中を歩くのが良い。そのうちに、ここは「民有林」ですとの表示があり、その先に、協力金100円を入れるシステムになっていた。ほんの短い間だが。そして、天狗山・御嶽山分岐があり、15分ほど歩くと、氷池分岐があった。過日、NHKのもういちど日本で取り上げられていたので、興味があったが、この暖かさでは氷もなかろうと、また往復30分の時間を気にして、今日は、ロウバイを楽しむことと長瀞の岩畳見物に時間をとることにした。






















林道に出て、右手に20分ほど歩くと、宝登山への上りの道があった。ここからが急な階段が続く。覚悟をしていた分、頑張れた。

山頂はベンチもあり、ロウバイの林の先に、武甲山(下の上の写真)から、両神山(下の下の写真)まで見え、絶好の休憩場所だ。恥ずかしながら山ガールに、写真を撮ってもらい、先行者の男性に休憩地を聞くと、ここがベストとのことなので、早い昼食とした。メニューは、缶ビール、天ぷらうどん、稲荷寿司だ。丸山で味をしめ、バーナーも持って来た。






























































盛りを過ぎつつあるといえども、ロウバイはまだまだ見頃で、青空の下、素晴らしい連山を見つつ、至福の時を過ごした。同じベンチに座った家族連れの方が、みかんまでくれた。






























ロウバイ林を観て、奥宮に参り、梅林を愛でて、下ることにした。近辺は、三菱UFJ信託銀行が植林を進めていた。上りでは、埼玉トラック協会が針葉樹の植林の枝打ちや間伐をしていた。都会に近い山は恵まれている。

表参道とも言える林道は、小さな子供連れやカップルがたくさん上って来た。私は、ショートカットの道をぐんぐん下ると、30分ほどで、宝登山神社に着いた。秩父の三大神社とのことでお参りする。確かに立派な神社だ。


















駅までは広い道で、店などチェックしながら歩く。駅舎は趣がある。時間を確認し、名所の岩畳を見に行く。商店街は気になる店が多い。特に射的が二件もあったのと大きなNゲージレイアウトを飾る模型屋が興味を惹かれた。

岩畳は確かに一見の価値はあるが、瀞八丁や保津川下りに比べたらスケールははるかに小さい。

帰りの電車はつながりが悪く寄居で30分も待たされたが、石灰石を積んだ貨物列車を見たのは秩父鉄道らしくて良かった。のんびり読書をしつつの帰路であった。天候・ロウバイ・梅に恵まれ、良きハイキングとなった。

夕刻、赤羽に見舞いに行き、弟に洋食「いしだ」でご馳走になる。確かに美味い。

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