扇山と百蔵山

 


データ】     

2020年10月31日(土) 晴れ 歩行時間5時間17分
6:14大江戸線春日駅発 6:47京王線特急 7:39JR高尾駅発 8:16中央線鳥沢駅着

8:26スタート <4分> 8:30中央道 <23分> 8:53富士山見える <30分> 9:23〜33梨の木平登山口 <21分> 9:54〜56水場 <9分>10:05〜10休憩 <13分> 10:23つつじ群落分岐 <10分> 10:33百蔵山と扇山の分岐の大久保のコル <7分> 10:40〜58扇山山頂 <41分> 11:39〜45フラットな場所で休憩 <14分> 11:59宮谷分岐 <41分> 12:40〜13:58百蔵山山頂 <17分> 14:15〜20富士山展望所<6分>14:26水場 <19分> 14:45トトロのデコレーションと富士山 <25分> 15:10中央道 15:20道間違いリターン <17分> 15:37〜47猿橋 <20分> 16:07猿橋駅着

16:16猿橋駅発 17:00京王線高尾駅 17:51京王線新宿駅 18:02大江戸線新宿西口 18:15春日駅着

メンバー
    単独
   


週末天気が良ければ、富士山の見える山をと思い、三ッ峠山か高尾山と陣場山の縦走を考えていた。しかし、どちらも登った山なので、未登の山はないかと山のガイドブックを見ていたところ、扇山と百蔵山に気づく。中央線の駅から歩いていける山だ。金曜日は晴れの天気予報が外れて、曇っていたので、土曜日の晴れの予報もどうかと心配したが、見事に晴れた。

登山口の中央本線の鳥沢駅までは、安価にするため、春日駅から大江戸線で新宿に出て、高雄までは京王線で行き、高尾で中央本線に乗り換える。何せ、京王線が安くて、片道5百円ぐらい違う上、時間は変わらない。

早起きして、食事も取らずに、早めに新宿駅についたおかげで、京王線も中央本線も座れた。両線ともに登山姿の人だらけだ。京王線の聖蹟桜ヶ丘駅手前等からも富士山が綺麗に見えた。

鳥沢駅は新築されていて、近くのトイレも綺麗だった。ただ、ほとんど登山者がいないのが不思議だったが、謎は一時間後にとけた。

トイレを済ませて、登山口までの一時間をとぼとぼ歩く。案内標識は豊富だ。中央自動車道下をくぐり、鳥沢幼稚園を右手にどんどん進むと、左手に富士山が見え、桂川ウエルネスパークがあり、熊出没注意の看板が複数あった。

この後、右手に大月カントリー、左手に美しいクヌギの雑木林を見ながら歩くと、梨の木平の登山口となり、登山バスが到着し、たくさんの人がおりてきた。後で聞くと、鳥沢駅から一本だけあるそうだ。わずか15分とのことだ。

登山口には石の仏像もあった。小休止して、体制を整え、植林の道を歩く。飲める水場を過ぎると急登となり、あえぎながら登る。会社の上司と部下と思われるカップルがうるさいので閉口して、なるべく距離を開けるようにした。

標高1100m辺りから美しい自然林となった。大久保のコルのT字路を右手に進むと見事な自然林で、からまつの大木があり、尾根とは思えない広い道となり、山頂に着いた。

見事な富士山がどーんとかまえる。関西弁の人の人がいたので、写真を撮ってもらう。後に親しくなり、宝塚出身だと知る。それにしても富士山は美しい。雪はあまりなく、からまつの紅葉も少し早かった。からまつが紅葉する頃には、さぞ、美しい絶景の写真が撮れよう。大月市には富嶽秀麗12景とあるが、まさに選定されるにふさわしい。標高は1138mとのこと。

ここから、百蔵山を目指す。ガイドブックでは一旦、相当下るようだ。コルから少しで相当急な下りとなった。カンバノ頭と呼ばれる鞍部で山頂で写真を撮っていただいたお二人と再会する。宮谷川沿いに下る道を見送り、巻道を行くとコタラ山の下へつく。少しフラットになるところで、しゃりばてしないようにおにぎりを食べた。そこで二人に追い越される。

若い女性が複数と男性のグループに出会ったが、扇山の急登は大丈夫かなと思わせる集団だった。この周回ルートは有名だが、扇山と百蔵山の間は、なかなか手強い。少しなめていた感がある。昔のように、毎週のように歩いていた時とは違うし、何しろ歳をとった。

浅川入口へ向かう道を分け、何とか最後の急登をお二人の影を何とか見れる程度についていくという感じだ。

猿橋駅への道を分け右手に分けたところを少しで、百蔵山山頂でたくさんの人がいた。あいにく富士山は逆光だが、端に行くと素晴らしい。そこにお二人がいたので、親しくさせていただいた。湯を沸かし、富士山を見ながらゆっくりした。相変わらず、いなり寿司が中心の昼食だ。コーヒーもお二人はドリップしていたが、私は、粉末だ。ただ、ミルクや砂糖を入れて甘めにすると山では美味い。

このあたりは、りんどうがここかしこに咲いていた。ススキと逆光の富士山を撮る。 

お二人は宝塚と熊本出身で、40才半ば、会社の同期とのことだ。山はまだ一年ほどとのことだ。お人柄がよく、すっかり親しくさせていただいた。Bさん(宝塚)とOさん(熊本)とのこと。

下山は赤松林を進み、よく整備された道を下る。立派なカメラと重い三脚を抱えた夫婦が登ってきた。夕焼けを撮るという。富士山が非常によく見える素晴らしい展望箇所があった。中央道もよく見えた。数本の高い松が印象的だ。山頂まで登る必要はないと思われる絶景だ。

その下の水場の水も美味くて持ち帰るように詰めた。夜の酒が楽しみだ。ここからお二人と雑談しながら下る。

雑木林からスギやヒノキの林に変わり、水道タンクが現れ、山の神の祠を見ると車道に出て、さらに新興住宅地を抜けて、下ると大槻市営グランドを経て、中央道に出会う。以前からあったという植栽に金属加工のものを加えて作ったトトロと富士山はなかなかのものだった。


中央道に出た後、お二人と猿橋に向かうが道間違いでUターンとなってしまった。お二人は断念されたが、私はもうチャンスもないと思うので、日本三大奇矯と呼ばれるのを見たくて 猿橋に向かう。

結果は正解で行った価値はあった。橋もさることながら、渓谷と紅葉も美しかった。駅までは1.5km近くもあり、とぼとぼ歩く。今日登った山を写し、酒屋のひやおろしを買おうかなど迷いつつ、4万歩近く歩いた。

満足のいく登山だった。H君に連絡すると、既に登っていた。


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