朝食前の一山ということで、依遅ガ尾山を目指す。ホテルから40kmほどあるので、1時間ほどかかる。まだ 暗い4時半に出発し、登山口付近に着く頃、明るくなったが、先ず、178号と府道75号の分岐を過ぎてしまい丹後松島 まで行ってしまった。引き返して道を訪ねた人の説明も不明で右往左往する。
正解は、178号から国道482号に入り、3kmほど進むと府道75号の三又となる。すぐに右手にガソリンスタンドがあり、左手に「依遅ガ尾山登山口」の標識があり、左折する。数百メートルで、小さな橋があり、すぐ左折しても良いが(その 場合は、次の道を右折するとしばらくで理髪店。その手前を左折)、百mほど先の小さな十字路を左折して百m足らずで橋で、T字路の正面に理髪店がある。
T字路を左折して数メールほどで標識があり、右折すると標識に従い道なりに進む。二車線の舗装路を高度を上げながら進むと(理髪店から2.9km)、左側に10台ほど止められる 未舗装の広場があり、ここが登山口である。小さいが標識もある。
ここから林道を九十九折に、キンポウゲが咲き乱れる道を登ると、7分ほどで登山口に着く。ここにおもしろい藁の小屋があった。山頂まで1.3kmの標識がある。ひのき林を過ぎると 、「スピード落とせ」と書かれた標識があった。展望がきき、花畑となり、のばらやあざみが咲いていたが、昨日の雨で下りは滑りやすそうだ。
すぐに、平坦になり、「ここでいっぷく」の標識があり、確かに展望もよく休むにいい。「#あと500m」の標識から急坂となり(それでも道は良く、木をつかんで登るようなところはない)、鳥居跡を過ぎると緩やかになり、自然 林が美しい。途中すみれの群落もあった。解説には対馬暖流の影響のせいか、暖帯性の常緑広葉樹が多いとあり、カシ、シイ、タブノキ、モチノキ、ツバキ、アセビの紹介があるが、特にツバキが目についた。
しばらく登ると新道と旧道の分岐があり、左手の新道を進むと美しい巨木があった。「あとちょっと」の標識の後、岩が見え、その間を登ると、役行者を祀る石積みの祠のある山頂であった。東側には二等三角点もあり、近年切り払われたのかすこぶる展望はいい。どんどん天気が良くなっているので、まもなく大展望となろう。ガイドブックに京都の山で、 これほど近くで海岸美を展望できる山は少ないとあるが、うなづける。
記録によると、東に権現山、太鼓山、南に丹後半島の最高峰の高山、金剛 童子山、大江山、三岳山、高竜子ガ岳、磯砂山、西に間人の集落・琴引浜が見えるとあるが、地図を持ってきていないので山座同定はできなかったが、関西百名山に選定されたのには同意できる。標高は低いが、いい山だ。
下りはスリップに気をつけながら下る。天気がどんどんよくなったので昨日登った太鼓山の風力発電が見えた。登山口近くで岡山の夫婦登山者に出会う。
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