飯縄山

 


データ】     

2012年5月19日(土) 晴れ 4時間(上り2時間21分+下り1時間38分)
2012年5月18日(金)
15:04東京駅発 あさま529号 16:49長野駅着 17:50一の鳥居園地駐車場 20:30就寝

2012年5月19日(土)
4:30起床 5:35スタート <17分> 5:52一の鳥居 <4分> 5:56一の奥宮 <7分> 6:03〜10旧一の鳥居跡 <20分> 6:30第五地蔵菩薩 <7分> 6:37第七薬師如来 <7分> 6:44第八観音菩薩 <14分> 6:58〜7:03駒つなぎの場 <12分> 7:15水場 <4分> 7:19〜25天狗の硯石 <35分> 8:00鳥居 <14分> 8:14〜45飯縄山山頂(二等三角点) <38分> 9:23水場 <12分> 9:35〜40駒つなぎの場 <35分> 10:15一の鳥居 <13分> 10:28ゴール 11:00〜12:30神告げ温泉入浴・食事 鏡池 13:30長野IC 16:20道の駅花街道付知 16:50レストランにて夕食 20:00就寝

メンバー
    Mさん、Iさん
   


5月18日

IさんとMさんが和歌山から長野に遠征してくることになり、残念ながら金曜日は会議等でお付き合いできなかったが、金曜日に早退し、長野駅でピックアップしてもらうこととする。長野新幹線で向かうが、新幹線での登山は記憶がない。長野新幹線は、東海道新幹線と車両は変わらない感じがするが、8両編成だ。さほど混んでおらず、2列席の指定の隣は誰も来なかった。

読書とぼんやり車窓見物と多少の居眠りで、あっという間に長野駅に着いた。善光寺口での合流に多少手間取ったが、無事再会できた。お二人は悪天候で、この日の黒姫山は途中棄権したので、時間をもてあまし、善光寺参り、美術館見学等時間つぶしに苦労されたとのことだ。コンビニで明日の朝食と昼食を買出し、夕食は、お二人が美術館見学の際、見つけていたとんかつ「健」に行く。850円の割に定食は美味く、満足した。「戸隠山」チャレンジの話も出たが、山開き前で、蟻のとわたり以外も危険箇所がありそうなので、やめることを提案する。最高齢のMさんは残念そうであったが。

ここから戸隠の飯縄山の登山口の長野CC前の「一の鳥居苑池駐車場」までは、1時間もかからなかった。駐車車両はない。月曜日に親不知を上下2本一気に抜き、腫れて妻に今回の山行は珍しく激怒されたが、問題ないので、折角の再会を祝い、酒をごちそうになる。このメンバーでの時間は最高の幸せである。夜空は満点の星で、明日は天気予報通り、好天のようだ。今日、二人がチャレンジした黒姫山の水芭蕉や、Mさんが転倒したが、さすがで骨折もせず、スーパー73歳の若さを証明した話で盛り上がる。

1100mの標高はさすがに寒く、Iさんにお借りしたシュラフ2枚をすっぽりかぶり、満天の星空の中、いつものハイエースの荷台ベットで眠る。久しぶりなので、1時間から2時間毎に目覚める。

2012年5月19日(土)

朝食はお湯を沸かしてくれたので、カップ麺を食べ、温まる。快晴に気をよくして、早くも出発した夫婦を追い、5:30に歩き始めた。別荘地の舗装道を一の鳥居まで歩く。一の鳥居までは1km強でちょうど良い足慣らしだ。からまつ林の新緑の奥に飯縄神社のあるニセピークが見え、登行意欲が高まる。

登山口の一の鳥居には、ダートの空き地があり、10台ぐらいは駐車可能のようだ。ここからは、さすが小学生の遠足登山に使われているだけあって、登りやすい道が続く。すぐに林道を横切り、再び登山道となる。登山路の石には、小学生の遠足登山対策か、真新しい金杭が打たれ、事故対策をしていた。特に13仏がなかなかの出来でカメラにおさめながら、登る。ただ、全てあったのかは疑問だ。

第三文殊菩薩辺りは、5本の白樺の大木が美しく、ウグイスの鳴き声と共に山の良さを再確認する。さらに青空に映えるシラカバの大木もあり、 千昌夫の歌が思わず、口から出た。

















五人連れの若い女性グループと抜きつ抜かれつとなり、親しく話す。地元の女性とのことで、リーダー格の女性は「かっこいい山に登りたい」と言っていた。山ガールが多くなったといっても、五人組は珍しい。























駒つなぎの場を過ぎると、足元は少し悪くなるが、ダケカンバが目立ち始める頃、振り返ると北アルプス後館山連邦の大展望で、槍の穂先も見える。また、長野市街も見渡せ、地元の5人ガールからMウェーブも教えられる。

飯綱神社のある手前のピーク下には、祠と鳥居があった。ピークからの展望も素晴らしく、歓声をあげたくなる景色だ。5人組はここを最終とするとリーダーが言っていた。ここから山頂は、わずかに下り上り返す。10分の距離だ。笹原に残雪が残る。

















山頂は、二等三角点(1917m)があり、戸隠山の奥に屏風のように、真っ白な後立山連峰が連なる。「雄大」。これだから登山はやめられない。戸隠山は雪もつき、避けて良かったと思わせる厳しさだ。さらに行くと、妙高や焼山、火打山も見えた。雨飾山は、この方向からは、形が良くない。高妻山は大きいが、この方向からはピラミダルではない。

















南には、御嶽、中央アルプス、南アルプス、浅間山も薄っすら見えた。展望方位版と山名を詳しく記したものがあるので山座同定が容易だ。

















腹ごしらえをした後、Iさんと雑談しながら、下る。水場の水は水量は多くないが、冷たくて甘い感じがした。Iさんが、ハルリンドウを見つけたりしてくれるので、花の写真も多くなった。登山口のダートの駐車場は、10数台の車で満車だった。別荘地では、散策の年輩の女性が、今年の山桜は期間が長く、まだ、満開のものがあることを教えてくれた。足元には水仙も満開であった。

昨夜は入浴していないので、「神告げ温泉」に向かう。ここは冷泉で、沸かしたりないのかぬるくて、後から入ってきた人も同じように不平を言っていた。でも、山行後の風呂は気持ちがいい。Iさんの発案でここで昼食となり、「安兵衛蕎麦」なるものを頼んだ、山菜てんぷらと十割蕎麦のセットだ。なかなか美味しかったが。やはり十割より二八の方が私は好きだ。

私の要望で、鏡池に立ち寄ってもらう。風のためか池には山は映らないが、緑が美しく紅葉にも負けない写真が撮れ満足した。

























ここから長野ICに出て、中津川ICまで走る。途中、コンビニに立ち寄り、道の駅花街道付知に向かう。鮎の解禁日とのことのことで付知川は竿を出す場所もないほどのにぎわいだった。大規模な道の駅だが、18時には閉まってしまうので、そそくさと夕食をとる。飛騨牛丼は、期待ほどではなかった。

昨夜はよく眠れなかったので、この夜は熟睡した。星はないが、蛙の鳴き声が心地よい。

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