生駒山頂・薬尾寺池・暗峠

 


データ】     

2010年5月1日(土)晴れ 歩行時間2時間32分
2010年5月2日(日)晴れ 歩行時間3時間58分
5月1日(土)

8:57自宅 <25分> 9:22〜29薬尾寺池周回 9:29〜40休憩 <12分> 9:52合流 <6分> 9:58ビオトープ田原 <4分> 10:02堂尾池 <5分> 10:09堂尾池終わり <8分> 10:22きこりの道経由合流 <4分> 10:26〜28道路 <4分> 10:32湿生花園 <43分> 111:15阪奈道路 <41分> 11:56自宅

5月2日(日)

7:22自宅 <34分> 7:56〜8:12阪奈道路(迷い) <20分> 8:32ゴルフ場 <10分> 8:42〜45道路(室池から3km、くさか園地1.1km、ぬかた園地2.2km、なるかわ園地5.7km表示) <21分> 9:06くさか管理道・生駒縦走路合流 <6分> 9:12くさかハイキングコース <17分> 9:29辻子谷ハイキングコース(石切駅2.3km、山頂1.2km表示) <11分> 9:40〜44辻子谷コース南出合 <8分> 9:48生駒信貴スカイライン <8分> 9:56〜10:11生駒山山頂 <11分> 10:22スカイライン・パノラマ広場 <6分> 10:28慈善寺上 <7分>10:35〜39暗峠 <32分> 11:11宝山寺分岐 <30分> 11:41旧宝山寺参道 <17分> 11:58生駒駅

メンバー
    単独 
   


4月30日(金)
GWは、好天が続くとのことだが、高速道路の割引で大渋滞だろうと思い、30日に前から気になっていた琵琶湖の里山風景と木ノ本の渡岸寺の国宝の十一面観音像を妻と見に行った。

里山は以前NHKスペシャルの「映像詩 里山」で取り上げられた琵琶湖湖畔の棚田と里山、同じく数々の国際的な賞を取った「命めぐる水辺」に取り上げられた高島市針江地区の川端(かばた)、さらに渡岸寺観音堂の国宝十一面観音像は水上勉の「湖の琴」の映画や小説で印象に残っていた。

棚田は大津市の仰木地区と日本の棚田百選に選ばれた高島市の畑地区に行くことにした。前者は、ネット情報で見た仰木小学校を目指したが、そこからはなかなか分からず、市民センターで地図をいただき説明を受けたので、目当ての馬蹄形の棚田を見ることができた(左下)。水がまだ張りつつあるところが残念であったが、これぞ里山という風景が広がり、ウグイスやカエルの鳴き声、吹く風がやさしく、遠くに旅している感じがした。畑地区(右下)はガリバー旅行村を目指し、何とかたどり着けた。こちらも、まだ、水は全部はっていなかった。













ここから新あさひ風車村を目指す。風車村もチューリップが満開で美しかった(左下)が、近くの絶滅危惧種のノウルシの花と新緑・芦原が美しく(右下)、妻とうっとりしてしまった。ここも「命めぐる水辺」で田中三五郎さんという古老の猟師が取り上げられていた。そして是非見たかった針江地区の川端を目指す。正傳寺が目印で、近くの造り酒屋の辺りを歩いてみる。早くも清流で梅かもが咲いていた。















鮒寿司工場の前の川端の鯉の大きさには妻も私も度肝を抜かれた。一回りした後、針江地区の中心地区を運良く見つけて、現役の川端も確認できた(左下)。この辺りは、有料の案内人と同伴なら、個人宅の川端も見れるようだ。それらしい人が二人連れられて見学していた。

この後、目的の渡岸寺観音堂の国宝十一面観音像を目指す。平成18年に強固な建物に移されたとのことだ。平日で観光客もほとんどいず、堪能することができた。桧の一本からこのように美しい観音菩薩が生まれるとは。井上靖氏が東洋一と賞賛したのもうなづける。全方位から見れるので、くびれた腰や少し前向きに歩きかけている姿なども分かった。
















折角なので、妻のために余呉湖(右上)を一週して帰路につく。多賀SAの人気NO.1の近江牛焼肉重はなかなかのものであった。第二京阪ができたので、生駒の自宅までも渋滞がなければすぐであった。

5月1日(土)
翌日は、渋滞を避け、家から生駒山を登ることにした。先ずは、大阪環状自然歩道で、田原台の戎公園から堂尾池を目指す。まだ、満開の山桜も多く、緑のグラジュエーションとも言える新緑が目に優しい。生駒山系は自然林がほとんどで歩くに気持ちよい。前回、立ち寄れなかった薬尾寺池に立ち寄る。




















薬尾寺池(左の写真)は、水も美しく、へら鮒釣りの人がいて、よもやま話をする。地元の了解を得て、放流しているとのことだ。お供の人は、早朝、イタドリの山菜取りで道に迷った老婆を同伴者に連れて行くために、もう一時間も帰ってこないと言う。

ビオトープ田原を過ぎ、堂尾池に着く。ここでは、バス釣りの人が一人いた。ここから、ふるさとの森は、前回とは違う「きこりの森」を歩くが、植林で今ひとつだった。生駒山が展望できる箇所で、一人シートを広げて休んでいた。もりもり広場、こもれ陽広場を通り過ぎる辺りは、もみじの新緑が美しかった。














車道に出て、ひょうたん橋を渡ると、その下の池では、へら鮒を釣る人がいた。湿生花園のカキツバタ園は、まだ、蕾もなかった。満開の山桜とカエルの鳴き声の中、一休みする。季節の筍ごはんを食べる。

むろ池から阪奈道路まではすぐだと思っていたが、思ったより距離があった。長女がゴルフ練習に行くというので、付き合うことにして、阪奈道路からてくてく自宅に向かう。さつき丘の住宅街もハナミヅキが満開だった(左下)。田原地区内は、藤棚(右下)が20年近く前の街開きの最初に建てられた住宅にあり、満開でこぼれるようだった。















5月2日(日)

昨日は、コース途中で切り上げたので、妻のおにぎりを持ち、昨日、途中で切り上げた阪奈道路に向かう。今日は、生駒のMAPでまだ歩いていない暗峠から宝山寺への道を歩く琴とする。北谷公園からの山頂は新緑で美しい(左下)。北谷公園も日本庭園のような田原石を使った川に水がすがすがしい。これは用水路もかねていて、学研都市田原地区内を流れている(右下)。早朝からラブホテルに入ろうとする車に苦笑する。阪奈道路から縦走路へ入る箇所を通り過ぎてしまった。おかしいと感じ、戻ると、陸橋から大阪よりに20mほどのところに、分岐箇所があった。














産廃業者と田んぼが入り混じる農道を15分ほど歩くと、山道となり、ゴルフ場の横を通る。楽しそうにプレーしていたが、狭そうなコースだ。10分ほどで、生駒信貴スカイラインに出て、ここから誤って、縦走路でなく、舗装のくさか管理道を歩いてしまい、遠回りとなった。

20分ほどで、縦走路と合流し、誤りに気づく。くさかハイキングコースの合流点を過ぎ、辻子谷ハイキングコース北出合から山頂を目指す。途中、石畳になっている。南出合からスカイラインの山上遊園駐車場までもさほどの時間ではない。階段を上り、一等三角点のある遊園地に着く。芝桜が満開で美しく、10時の開始を待つ人たちが各遊戯で待っていた。





















ここから各テレビ塔前を通り、暗峠を目指す。再度、スカイラインに出合うと、パノラマ展望台で、霞んではいるが、阪神一円を見渡せる大展望だ。展望地の端から縦走路につながり、一気に下る。暗峠までは、10分強で、暗地蔵を写真に撮り、峠に出ると、ハイキング客でにぎわっていた。日本の道百選に選ばれるだけあって、風情がある。

ここから南生駒駅方面に下ると、棚田が広がるのどかな田園地帯で、わざわざ琵琶湖まで行かなくてもという感じさえする景勝地だ。農作業にいそしむ人、水車まであめのを見ると、一部観光農園となっているようでもある。この景色を見ただけで、初コースを歩いた価値はある(左下)。
















万葉歌碑のすぐ先で車道は分かれ、宝山寺方面の道標に従い進むと、LUCKY GARDENというレストランや鶏・やぎの放し飼いをした面白い店があり、にぎわっていた。少し先では、生駒市街が展望できる箇所が何箇所かあり、第二阪奈道路も見えた(右上)。旧宝山寺参道の石碑があったので、下ってみたが行き止まりであった。その先に瀟洒な洋館があり、名前も軽井沢町とも呼ばれ、高山の里といい、生駒市は、見所が多い。

  HOMEへ