甲山 309.2m |
【データ】
【メンバー】 |
6日の日曜日は出勤日だったが、振休をとれたので、正月でなまった体をしゃきっとさせようと出かけることにした。予定は、甲陽園から観音山・ごろごろ岳を周回するコースを考えていたが、北山貯水池に来て、前に甲山を見たとき、ひよって甲山に変更してしまった(^^ゞ 前夜は、例年の如く成田山参拝の後のなおらいが度を過ぎたにもかかわらず、寮に帰ったときはしっかりしていて、年末にはまってしまった「のだめカンタービレ」のスペシャルを見てしまい、朝は目覚めた時間に出発するということにした。 それでも年齢からいつまでも眠れるものでなく、そこそこに起き、市営バス、阪急を乗り継ぎ、夙川から甲陽園行きの支線に初めて乗る。有名な住宅地なので車窓も楽しみだ。さすがに都会で10分毎に走っている。夙川に着いた電車からは、どどっーと人が降りてきたが乗る人は少なかった。 甲陽園の駅もこじんまりしていた。ガイドブックに従い、駅を出て、左前に見える辻を少し進むと、階段があり、そこを登ると夙川短大の案内標識があるので、それに導かれるように進むと、バス道の県道に出た。さらに進むと、目的の分岐の銀水橋であった。 ![]() 橋は渡らずに北山公園の入り口に入る。すぐに階段と左手川沿いの道に分かれる。私は、川沿いに手書きの山行標識があったので、それに沿い進んでしまったが、ガイドブックの推薦の道は、階段を行くのが正解であったようだ。 川沿いの道は、遊歩道ぽくはなく、不法畑もあり、おもしろい。しばらく進むと、左に堰堤があるところで右折して上りの道となる。古いエリアマップで確かめ、この道だなと検討をつけて登ると、左が緑洋休憩所である標識があり、そのまままっすぐ進むと、芦屋方面が見渡せる展望場所に出た。ここで、一人休んでいた。景色は今日は春霞風ではっきりしないが、芦屋浜の高層マンション郡や阪神高速湾岸線の橋が見えた。 なだらかになった道をしばらく進むと、数メートル岩で、ロッククライミングの練習をしている人がいた。高さはないが、難しそうだった。さらに進むと、花崗岩が点在しだし、三つある北山池の最初の池に出た。池の周りは、ベンチもある遊歩道だ。景観もそれぞれになかなかのもので、地元の人にもいい散歩道だ。 ![]() ![]() 三つの池のほとりを進むルートは楽しい。三つ目の池で、ガイドブックで示されていた道が右から合流した。さらに先に進むと東屋があり、そこで二手に分かれるが、右手を進む。ここからの尾根道も楽しく、道なりに進むとT字路で、ここは右折する。ここの標識は、たくさんあるので親切そうだが、北山ダム、北山池、北山貯水池と紛らわしい箇所が多いので、留意する必要がある。このT字路は、右折が正解である。下るように進むと、女学生の団体に会った。こんな季節に不思議である。たどり着いた北山貯水池は、爽快感のある場所で、池をはさんでの甲山はなかなかのものだ。 ![]() ![]() ということで、甲山を見た途端、そういえばまだ未登であることに気づき、それをピストンして観音岳・ごろごろ岳にまわってもしれているものを、まぁ運動はほどほどにして、寮の部屋の掃除でもするかなどと口実をつけて、目的地を甲山に変更した。 ![]() ![]() エリアマップで見ると、池の淵をたどった先に取り付きがあるよう ![]() 取り付きからは、10分も頑張れば、あっけなく、ゆるやかなおわん状の広場の山頂に着く。木が大きくなり、落葉しているこの季節でも展望はよくないが、100人近くの人が憩いでいた。 おにぎりの昼食を済ませて、二等三角点にタッチして、神呪寺に下る。寺までゆっくり10分の手書きの表示があった。階段上の整備された道で、小さな子供連れの家族も上がってきた。きっちり10分で降り立ち、昔妻と来た記憶があるような展望を見て、20円でつけるという鐘を記念に鳴らし、子供達のことを祈る。 予定では、エリアマップの大使前から甲陽園駅に続く道を行くつもりで、野仏道を進むが、結局民家数軒の並ぶ箇所に出て、尋ねると、このままで県道の大使道に出るということで、予定より東の車道を進むことになった。山楽日誌のAさんと違い、読図力0の山行である。居並ぶ高級マンションの社会見学をしながら、これでは単独行はおぼつかないとため息をつきつつとぼとぼ下ると、駅近くに有名な菓子店のつまがりもあった。 電車・バスの連絡もよく、短時間で寮に帰り着く。 |