山渓の和歌山県の山を見ていて、アプローチが近くてピストンではなく、そこそこ歩くということから一度チャレンジしてみることとした。禅林寺の広い駐車場には1台もなかったことから、参詣後、出発。略図を頼りに登り、途中出会った農作業中の人に確認する。ほどなく、未舗装で登山道となるところに鏡石自然歩道の案内があった。竹林の中を5分ほど登るとコッテの滝に到着。謂れとなった石は分からなかった。薬師谷コースへの分岐は、鏡石自然歩道の立派な案内と違い、手書きのもので気をつけないと見落としそうなものであった。
踏み跡程度の道をテープに案内されながら登る。雨の大明神に近づくと、どちらも整備された階段となり、迷うが、選んだ方は間違いで、間もなく行き止まりとなった。ほどなく雨の大明神への立派な舗装道に飛び出た。四阿からは、海南市・和歌山市が見渡せ、気持ちよく休 憩する。ドウダンツツジの紅葉の段階を登り、雨の大明神を参る。更に展望がよく満足する。舗装道を横切り、熊尾寺山への稜線に入るとほどなく、関電の鉄塔があり、龍門山方面の展望がよく、感激し写真におさめる。大野城跡への分岐を過ぎ、稜線を歩く。気持ちの良い自然林の中の道である。543メートル熊尾寺山山頂には、大阪の勝田さんの連続数値の山、動物山名の山連続踏破なる興味深いプレートがあった。山登りもいろいろな楽しみがあるものだ。うばめがしと思われる自然林に感激し歩いていると一組の老夫婦と出会った。本日初めてである。間もなくお休み広場に到着。
後数百メートルの看板に惑わされ、下山路をとってしまう。余りに下るのでおかしいと感じ戻る。そのまままっすぐ進むと山頂であった。海側はよく見えたが、鏡石は見えなかった。地元の人が一人登ってきた。下りは海南高原のゴルフ場を見て、下る。分岐は左折だが、標識はなく、コース案内ガイドを持たないと迷う。その後も関電鉄塔巡視路の標識との悩みで数カ所苦労する。一度は間違い、尾根コースに戻ってしまった。NO.18の鉄塔を通り過ぎると間もなく別所茶屋跡だった。金屋と海南を結ぶ街道も寂れ、茶屋の石垣のみ残っていた。大野城主の墓を越えると間もなく焼き物の工房に着いた。工房前からは生石山がよく見えた。しかし、この辺りは、放し飼いの犬が多く犬好きの私も閉口する。特に下りの道は、一匹が細い道を何回となく駆け抜け驚かされた。最後は仲良くなったが、放し飼いは避けるべきだ。
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