甲斐駒ケ岳  2967b

 


データ】     

1998年9月14日(月)快晴  歩行時間  7時間30分    

4:00長衛荘 4:10北沢長衛小屋  4:38鎖場  10:45〜48仙水小屋  4:58岩石帯 5:18〜30朝食  5:42仙水峠 6:21〜7休憩  6:48〜55休憩 7:08〜22駒津峰 7:45六方石 7:58〜8:11休憩  9:08〜47甲斐駒ケ岳頂上 10:06茉莉支点分岐  10:20〜31六方石 10:51〜11:05駒津峰 11:54仙水峠 12:16〜24仙水小屋 12:50北沢長衛小屋  13:00北沢峠 13:08 バス

13:51戸台口
14:17〜15:23高遠さくらの湯 15:50伊那IC 17:32春日井IC 18:00勝川IC 20:50泉南IC 中華そば 21:50自宅


駐車場
  戸台口駐車場(無料、多数)

温泉
   高遠さくらの湯

メンバー
   I夫妻、Mさん
   


満天の星空の下、ヘッドランプをつけ、出発。昨日、小屋内の入り口付近に置き忘れたストックが見つからず、やむなく出発。甲斐駒ヶ岳は花崗岩で滑るとの話なので、気になるが、歩き方のいい訓練だと気持ちを切り替える。M氏も昨日、どこかにストックを置き忘れたとのこと。安全第一を心がけ登る。本格的にヘッドランプだけで登るのは初めて。M氏が先頭で登る。仙水小屋を越え、少し行くと岩石帯。氷河期のおきみやげとのことだが、独特の景観だ。そこで朝食の弁当をとる。しかし後少し歩くと仙水峠であることが後で分かり、追い抜いた人が、不思議そうな顔をしていたのがようやく分かる。仙水峠まで我慢できなかったのかなーという所であろう。


仙水峠で朝日を見て、いよいよ駒津峰への急登。辛い登りだが、登るに連れ、仙丈ケ岳の姿もくっきり見える。今日も良い天気に恵まれそうだ。駒津峰に着くと、目の前に仙丈ケ岳、北岳と間ノ岳、塩見岳、鳳凰山の横に富士山、遠く中央アルプスと木曽御嶽山、乗鞍岳、そして北アルプスの名峰、笠ケ岳、穂高・槍ケ岳、そして目前に黄色く色づいた前衛の山を従え甲斐駒ヶ岳。天候に恵まれすばらしい景色だ。


そんな中、
I氏が登らないと言う。甲斐駒ヶ岳が険しく見える上、登るルートが見つからないからだという。そんな難しい山ではないと説得し、納得。六方石の奇岩横を通り、いよいよ花崗岩の道に。見た目より滑らなく、ストックなしで行けそうな自信を持つ。特に富士山方面の景色を堪能し、写真におさめながら、頂上へ。頂上直前では、黒戸尾根が見え、これを登る人のすごさを感じる。


頂上では、ゆっくり景色を堪能と考えていたが、新しくこの日のために買った一眼レフで、パノラマ切り替え忘れに気づき、取り直すハプニングも。28oから200oのレンズは威力を発揮したが、慣れるまではミスが出る。


 下りは、少し悩んだが、双児山コースは登り返しがあるので、来た道を戻る。途中からは、M氏とバスの便を意識し、急ぐ。池田夫人は間に合うか難しいところだが、仙水小屋までハイスピードで下る。特に岩石帯は飛ぶように歩いた。仙水小屋でおいしい冷たい水を飲み、絵はがきを買ってI夫妻を待つ。13:00のバスは間に合うか。ぎりぎりの時間だったので、先発隊として、I氏とともに急ぐことに。走るように下るとバスは2台で待っている。かけ足で長衛荘でストックの忘れ物を見つけ、喜ぶとともに、M氏とI夫人を迎えに走る。I氏が走れと言っても夫人も走れるものではない。バスは親切にも待ってくれ、2時間近く待つことが避けられた。その分、再びさくらの湯をゆっくり楽しみ、帰途に就く。


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