鎌ヶ岳・水沢岳 

 


データ】     

2001年4月22日(日)快晴 歩行時間6時間

5:32中松江  5:53 I氏宅 6:12コンビニ 6:25泉南IC 6:55西名阪 7:13天理 〜8:02米谷まで事故渋滞  8:50亀山 8:58鈴鹿IC 9:13宮妻峡 県道44号駐車場

9:25スタート 9:47宮妻峡ヒュッテ 9:52鎌ヶ岳登山口 
10:27〜32休憩 10:41最後の水場 11:35岳峠 11:50〜12:45鎌ヶ岳山頂13:02岳峠 13:48〜53休憩 14:50水沢岳 15:11水沢峠 15:50林道 16:07通行止め 16:14鎌ヶ岳登山口 16:38ゴール

16:50出発 17:10鈴鹿
IC 18:18天理 18:28香芝 18:50柏原 18:56阪和道 19:26泉南IC 19:48 I氏宅 20:05中松江

駐車場
  宮津峡県道44号線沿い駐車場

メンバー
     Iさん、Mさん
   


GWの蝶ヶ岳への訓練を兼ね、ロングコースを計画する。ンターネットで知り合ったA氏が歩かれた鎌ヶ岳と入道ヶ岳、一日で近畿百名山ニ山という贅沢な計画だ。天気の回復も予報より早く、運がよいと思ったのも束の間。天理の先で乗用車3台の玉突き事故で、1時間ロスする。鈴鹿ICを降りると、鎌ヶ岳の鋭鋒が見え、感動する。しかし、事故渋滞に加え、宮妻峡ヒュッテまでの途中道路工事でヒュッテ駐車場の30分手前で、通行止めとなっており、がっかりする。道路脇の立派な駐車場に止めようとするが、既に10台ほど止まり、満車状態。入り口近くの脇にどうにか止める。


この時点で、予定のコース完遂は不可能となり、とりあえず、鎌ヶ岳に向かう。新緑になり、花も咲き、青空の下、入道ヶ岳の自然林は本当に美しい。鎌の鋭鋒とともに、写真に収める。宮妻峡のキャンプ場は、古いが感じの良いところだ。しかし、休眠中で誰もいない。先には情報とおり、立派な駐車場が完備されていた。5分ほど林道を進み、橋を渡ると、右手の沢沿いに鎌ヶ岳登山口の看板があった。清流脇の道を進む。美しいやぶつばきが咲き誇り、ミツバツツジも美しい。道もよく、快適に高度を上げる。山桜も満開だ。


休憩後、少し登ると、最後の水場となった。冷たいおいしい水だ。岳峠まで50分との看板がある。ここからは、急登となるが、ショウジョウバカマやイワウチワが咲き、アカヤシオやコブシも満開で、快晴の空の下、最高の山行となる。イワウチワは、初めてだが、ピンクで美しい花だ。クローズアップレンズを持ってこなかったのが悔やまれる。



しかし、足元は、崩れている箇所もあり、慎重に登る。ほどなく、右手に御在所岳のロープーウェイが見えると、岳峠であった。早くも、降りてくる人がいる。山頂直下から見る縦走ルートは厳しく、アルプス的景観だ。大きな岩の急登を右に巻きながら登ると山頂であった。たくさんの人がお弁当を広げていた。奥に進むと、左手に祠、正面の岩に、山頂表示板があった。風がきつく、飛ばされそうなくらいだ。前方に御在所岳、左手に雨乞岳、綿向山が見える。残念ながら、そちらの方面だけが雲がある。海側は晴れ渡り、四日市の工業地帯もよく見える。武平峠への道も急坂で長い鎖がつけられている。やはりこちらから登る人が多いようだ。いくつかのコブを越し、笹原の道は気持ちいい。左下には満開のコブシ。あちこちにアカヤシオのピンクが見え、右手は、雨乞岳。久しぶりの登山らしい道に感激する。


入道ヶ岳側の広い場所で昼食とする。ビール(発泡酒)が美味い。1時間ほど休憩した後、水沢峠に向かう。鈴鹿山系で最も急峻な鎌尾根である。最初のカニの横這いには、真新しい鎖がつけられており、恐怖感はない。それより風の強さが気になる。滑りやすそうな両側が切れ落ちた細い尾根道は、経験不足の者には不安だ。衝立岩と思われるところで休憩するが、その先道を間違い、ルートファインディングに苦労する。


家に帰り、ガイドブックを読むと、注意箇所である。随所で鎌ヶ岳の勇姿をカメラに納め、もう困難な箇所はないだろうと笹の中を幸せ気分で進み、満開のアセビをめで、ハルリンドウの美しさに感激していると、水沢岳への登りという難題が待ち受けていた。どうやって登るのだろうと思っていると、きのこ岩の急斜面を登るようだ。正解は途中から右の木をつかみながら強引にだが、I氏はそのまま花崗岩の岩を登ってしまった。高所恐怖症はなくなってしまったのかな。風はきつかったが、ここからの鎌ヶ岳は笹原を絨毯にして最も美しかった。



水沢岳からは、ひたすら下る。水沢峠からの下りにも満開の山桜とイワウチワの群落はよかったが、林道までは長かった。林道には遅い時間だったが、マウンティンバイクで上って来る者がいた。たどり着いた駐車場は、一台を残し、皆帰っていた。それにしても、充実感の残る山行であった。


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