鎌倉アルプス

 


データ】     

2015年3月7日(土)小雨 歩行時間2時間55分
7:00後楽園発 7:10東京駅着 7:15東京駅発 8:05北鎌倉駅着 <15分>8:30建長寺 <15分> 9:00半僧坊 <5分> 9:05勝上献展望台 <35分> 9:40大平山 <10分> 9:50茶屋 <20分> 10:10瑞泉寺 <15分> 10:45瑞泉寺発 <15分> 11:00鎌倉宮 <15分> 11:15頼朝墓 <15分> 11:30〜50鶴岡八幡宮 <15分> 12:05鎌倉駅

メンバー
    単独
   


新年以降、恒例の新宿末広亭の柳家小三治、文楽の正月公演と3月の東京公演、横浜桜木町DOLPHYの森山威夫カルテットのJAZZ  LIVEに加え、はじめて生のフルオーケストラ・読売交響楽団の「マーラー5番」、さらには、単身赴任で下関にいる末弟への訪問、浪人時代1年間部屋を共にした4人の出雲での再会旅行など楽しい思い出は尽きなかった。
特に森山威夫の健康回復を祝う「板橋文夫」のピアノの素晴らしさ、フルオーケストラの圧倒的迫力、単身赴任者にとって哀愁漂う下関の町と長府の落ち着き、時と場所を忘れた出雲の旅は、また濃い思い出を積み重ねることができた。

が、やはり山は恋しく、どこかへとの思いが強まる。1年振りのゴルフを翌日に控えていたものの、また雨天だが、たまらず「鎌倉アルプス」に出かけた。鎌倉も、後楽園から、わずか1時間ほどで行ける。鎌倉は、学生の頃、家内と出かけて以来となる。

そんな中、鎌倉アルプスのコースを調べると、北鎌倉駅から鎌倉駅まで、コの字型に歩き、3時間余りのコースタイムだった。朝からの雨に寮を出るのを一瞬、躊躇したが、どうせ寮にいたら、朝から酒に手を出してしまうだろうと出かける。

7時15分東京駅発の東海道線で、戸塚で乗り換え、北鎌倉駅には、8時05分に着いた。先ずは、駅前の小さなトンネルの取り壊しの看板に興味を持つ。「かまくら景観百選」「関東の駅百選」に選ばれた北鎌倉駅周辺の景観のランドマークをなし、「鎌倉の玄関」といえる。重要文化財の「円覚寺境内図」に示されるように、円覚寺の結界とも言えるもののようで史跡家たちは保存を訴えるが、確かに素人目には危険が予想される。安全と景観の両立は難しい。何か良い知恵はないかと思う。

















円覚寺方面に進むと梅の花も多く、季節感がある。何より街並みに想像以上に落ち着いた雰囲気があり、小雨もありしっとりしていて、来て良かったと思う。建長寺方面に進むと、交通量は多いが、境内に入ると別世界だ。鎌倉五山第一位とのことで、どの建物も風格がある。三門の東側にある鐘楼は、国宝。法堂の天井に描かれた「雲龍図」は、創建750年を記念して、小泉淳作画伯とのこと。また、方丈(龍王殿)の門は、細部の装飾が見事な唐門だ。さらにビャクシンの大木まである。小雨の中、結構な時間を費やした。

花もボタン等も多く、季節ごとに楽しめそうだ。小雨の中、東北大震災行事の準備が進められていた。

先にある半僧坊は、天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)の登山口とのことで、階段をゆっくり上がると、相模湾展望台と書かれた箇所があり、眼下の建長寺の向こうに、確かに海が見渡せた(左上の写真)。

ここからハイキングルートに入る。ルートは建長寺を通ると拝観料がいるので、迂回するルートもあるようだ。少し上ると勝上献展望台があった。天気が悪く、さほどの眺めではない。足元のスリップに注意して、岩の多い道を歩く。大平山はゴルフ場鎌倉カントリーの駐車場脇にあった。たかが150mほどの標高なので山とも言えないが。























ゴルフ場や茶屋二つを見て歩くと、瑞泉寺近くの住宅地の登山口に降り立った。コースは「いざ鎌倉」という言葉を思い浮かべるような霧通しや洞窟の石仏など鎌倉らしさを感じるハイキングにはうってつけのコースで道標もしっかりしていた。だが、天気が悪く出会ったのは3人だった。

















瑞泉寺は、NHKの美の壺の「梅」で取り上げられていたので、楽しみにしていたところ、期待通りであった。人気の鎌倉にありながら人も少なく実に落ち着いた雰囲気であった。梅が咲き始め、「黄梅」は満開で(右上の写真)情緒ある古刹であった。岩壁の庭園も面白かった。この季節の鎌倉、梅や椿が咲き、なかなか楽しめる。

















さらに鎌倉宮・頼朝の墓に続き、鶴岡八幡宮と名所が続き、飽きなかった。八幡宮は多くの人でにぎわい、神殿結婚や寒牡丹など楽しめた。途中、久保田を定価で買える店があり、思わず、悩むが、自重した。(^^)v

期待通りのコースに満足し、寮へは直帰せず、折角なのでM部長お勧めの東京モノレール流通センターの骨董市に立ち寄る。たくさんの店に品物、外人も多く面白かったが、買い物はしなかった(できなかった?)。翌日、訪問したM部長の購入物を見ると、さすが年季が違うと舌を巻いた。 

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