鹿島槍ケ岳・爺ケ岳  2889b

 


データ】     

1998年9月5日(土)晴れ  歩行時間  9時間30分 9月6日(日)曇り  歩行時間4時間

   

9月4日(金)

21:05自宅発

 9月5日(土)晴れ  歩行時間  9時間30分

0:13勝川IC 2:43豊科IC 3:03〜32セブンイレブン 3:55登山口  5:05登山口 6:27ケルン 7:03〜11休憩 7:24石畳  7:59落石地帯  8:28〜47種池山荘 9:27〜35休憩 9:48〜52爺ケ岳南峰 10:15〜23爺ケ岳中峰 11:35〜12:05冷池山荘 13:12〜20休憩 13:28布引岳 16:10冷池山荘 17:00夕食  17:30就寝

9月6日(日)曇り  歩行時間4時間

3:45起床  5:00朝食  5:24冷池山荘 6:46中峰分岐 6:55南峰分岐  7:30〜40種池山荘 7:55落石地帯 8:16石畳 8:30一枚岩 8:57ケルン  9:27モミジ坂 9:37登山口 薬師の湯  11:02温泉発  11:43豊科IC  14:15勝川IC 16:15松原 16:53泉南IC 17:35自宅

 【駐車場
  扇沢手前登山口無料駐車場

 【温泉
   大町温泉薬師の湯(多種多様の温泉、露天風呂有り500円)

 【メンバー
   Mさん
   


週末の天候を確認し、急遽、M氏と鹿島槍ケ岳を目指す。急にと言いながら、この夏、黒部山荘に泊まったとき、早起きし登山口と駐車場まで確認していることから、心のどこかに近々に登りたいとの思いが強かったのかもしれない。

1時間の仮眠後、柏原新道を登る。ケルンまでは少々きつい登りだが、以降は快適な道だ。道すがら、りんどうがつぼみをつけ、秋を感じる。種池山荘付近は、多くの人でにぎわっている。五竜岳からの縦走の人、針ノ木岳から縦走の人さまざまだ。先程まで剣岳の頂が見えていたという言葉に期待し、爺ケ岳南峰へ。途中お花畑ではチングルマの種子が風になびく。

爺ケ岳山頂では、剣岳の山頂がガスに隠れ、見えそうで見えない。一日遅かったか、数時間遅かったかと悔やむ。鹿島槍ケ岳も信州側から沸き立つガスで全く見えない。信州側からもくもと沸き立つガスにガイドブックで読んでいたものの特異な景色に感心する。快適な尾根道をたどり、冷池山荘に。途中ハイマツ帯が美しい。


冷池山荘で手続きを済ませ、悩んだものの、鹿島槍ケ岳山頂を目指すことに。最初、色づき始めたナナカマドの実やりんどうの花を楽しみ、お花畑では、夏の美しさをなごみながらも、以降は疲れが出始め、間近だと思ってM氏に引っ張られ喘ぎながら登った山は前衛の布引岳で疲れがどっと出た。M氏も参ったようで、前後入れ替わり、以降は、私が先頭に。もう勘弁をと思ったときに、ようやく南峰山頂に着く。残念ながら、ガスで何も見えず。天気がよく、体力があれば、北峰を極めたいが、両方ともない今日は、南の方が高いことをいいことに、ここまで。山頂付近で盛んに無線をする人を記憶にとめ、下山する。

冷池山荘は、大きくはないが、食事もよく談話室もあり、よかったが、混雑はかなりであった。翌朝は、曇りながらも、鹿島槍ケ岳山頂が見える。ただし、それを見たM氏がこんなに近くに見えるはずはないと言い、確認は絵はがきとなる。曇りですっきりはしないものの、姿が見えたことを喜び、下山する。帰りは、改装された薬師の湯に満足し、予定よりかなり早く帰和する。

後日談

NHKの番組で柏原新道建設の苦労話と今も維持する苦労、更には、美しい山荘の年賀ハガキに感激する。

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