高尾山と小仏城山

 


データ】     

2021年5月9日(日)晴れ 歩行時間4時間
6時21分春日駅 6時47分京王線新宿駅発 7時37分高尾山口駅
7時52分スタート <20分> 8時12分0.4q標識/稲荷山コース3.1q <14分> 8時26分0.6q標識 <14分> 8時40分展望台1.2q標識/3.1 <33分> 9時13分〜15分周回路 <7分> 9時20分〜35分高尾山山頂 <30分> 10時05分〜53分一丁平 <27分> 11時20分小仏城山 <30分> 11:50〜12:00 休憩 <17分> 12時17分〜29分富士見茶屋 <分> 弁慶橋 <48分> 13時17分ゴール(相模湖駅)
13時42分相模湖駅発 13:51高尾駅着53高尾駅発 14時39分四ツ谷駅着42分発 13時48分水道橋駅着

メンバー
    H君
   


コロナ禍とは言え、二日間ぼんやり過ごすのもどうかと思い、H君に山の誘いをすると、OKであった。H君からは、「甲州高尾山」の提案があり、魅力的だったが、緊急事態宣言下では、下山後の温泉やワイン試飲が楽しめないので、今後の楽しみとし、「高尾山」で、体調次第で、陣馬山まで縦走とした。

集合時刻は、8時。早く目覚めて、予定より早い電車に乗れた。昨夜はそこそこ寝たが、電車内でうつらうつらした。緊急事態宣言下だが、登山者は多い。高尾山口駅の美しいトイレを済まして、H君の到着を待つ。次の電車でやってきた。赤いモンベルのTシャツで若々しい。

3月に飲み会で会って以来の話をしつつ、稲荷山コースから登ることにした。体調は良く、前回より早いピッチで登れている。この尾根コースは、大木も多く、気持ちが良い。稲荷神社や石垣の道等見覚えのある個所を過ぎ、八王子市街を見渡せる展望台に40分ぐらいで着くと、何とあずまやの屋根が取り払われていた。台風のせいであろうか。

その先で、6号路を分ける道を経て、進む。早、下山者は多数だ。周回路と合流する階段下で一息入れて、5分強の階段を我慢して登る。

富士山山頂は、霞んでいるが、わずかに見えた。二等三角点にタッチした後、山頂標識前で二人の写真を撮ってもらった。

下界のトイレに負けないぐらい美しいトイレで用足しして、一丁平に向かう。帰路は、バスに乗るのを避けて、中央本線側に下ることにした。

高尾山山頂からは長い階段の下りが続く。記憶していたより、アップダウンが多い。ただ、広い道なので相変わらず、トレイルランの若者も多い。

山桜の大木やシャガ、エビネ、キンラン(後で調べて知る)の花々、鳴き続けるウグイスに癒される。一丁平はベンチ等多く、涼しいのでここで早くも昼食として、珈琲も飲み、ドーナツを食べた。


吹く風が心地よい。H君と、何てことないこんな時間が幸せだと話す。残りの健康人生もさほど長くはないだろう。東京生活も後少し、H君とこうして会えるのも後何回か?大切にしたい。人出は結構多く、たくさんのベンチは満席となった。

長居した後、結局、小仏城山から東海自然歩道を通ることにした。城山には二軒の大きな茶屋や電波塔があり、たくさんの人でにぎわっていた。密を避けて、ここから相模湖駅に向かって下る。東海自然歩道だけあって歩きやすい。この道を通る人は、ほとんどいない。

こけしを抱えたちょっと怖い顔をしたお地蔵様のある小広場で休憩する。そよ風にあたりながら、学生時代からの友人のH君といると、40年前にタイムスリップしたような不思議な気持ちになる。人の幸せとはこのような瞬間だろうと再び思う。

竹林を越えて車道に出ると「富士見茶屋」があり、86歳のおじいさんに83歳のおばあさんが手作りした「ヨモギ餅」を勧められ、樹齢百年のソメイヨシノの大木の下で食した。

ここから、弁天橋に下る。湖の水は美しい。猫の家にびっくりして、へとへとになりながら登り返し、相模湖に向かう。相模湖には県営の水力発電所があった。暑いので雨傘を日傘がわりにして、とぼとぼ歩く。30分に1本の電車は出たばかりで、真新しい駅で、トイレなどしてのんびり待つ。

下りは松本行きや長野行きで旅愁をかきたてる。H君がつきあってくれたことに感謝して、列車に乗る。高尾で特別快速につながり、快適に四ツ谷まで行き、各停に乗り換え、水道橋駅で下車した。

東京ドームの周りは閑散としていた。

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