古光山、住塚山・国見山 952.7m、1009.4m・1016m

 


データ】     

2002年3月16日(土)  薄曇後晴れ 歩行時間1時間19分+2時間38分
:00自宅 7:34R24分岐 8:25R369 8:51ふきあげ斎場(大峠)(120.3km)

9:01スタート(標高730m) <29分>9:30古光山南峰 <18分> 9:48〜10:00古光山山頂 <12分> 10:12〜15南峰 <20分> 10:35ゴール

10:41出発 移動 11:00屏風岩公苑 11:07スタート(標高750m) <8分> 11:15登山口 <11分> 11:26住塚山まで0.7km標識(標高870m) <7分> 11:33住塚山まで0.5km標識 <14分> 11:47〜12:30住塚山山頂 <4分> 12:34国見山まで0.9km標識 <3分> 11:37ゼニヤタワ国見山まで0.5km標識 <18分> 12:55〜13:10国見山山頂 <7分> 13:17クマタワまで1.0km標識 <12分> 13:2917クマタワまで0.5km標識 <9分> 13:38〜40 <30分> 14:10屏風公苑まで2.5km標識 <16分> 14:26屏風公苑まで1.6km標識 <14分> 14:40屏風公苑まで0.5km標識 <5分> 14:45ゴール

14:56出発 16:12R24 17:48M氏宅 18:24自宅

メンバー
    Mさん
   



M氏と「山楽日誌」のA氏が先週行かれた大峰山脈釈迦ケ岳の展望の山「小峠山」を目指すが、昼過ぎには晴れるという天気予報は、回復が少し遅れそうな感じがしてならず、途中で近畿百名山稼ぎに方針変更する。一日2座の欲張り計画で49座となる。妻に行き先変更の連絡をしておく。いつも心配しているので、今後機嫌よく行かさせてもらうための礼儀である。R24はかわいそうに狸が2匹もひかれていた。合掌。暖かい日が続き、道沿いの白モクレンは満開で桜もちらほら咲きかけている。


通いなれた道を快調に走り、満開の梅を楽しみつつ、R369から県道81に入る。屏風岩公苑左折の看板を2つ見送り、青蓮寺川(エリアマップでは曽爾川と記載されていたが)沿いに走ると曽爾村役場が右側にあり、過ぎた直後の道を右折し、大峠のふきあげ斎場を目指す。分岐点には新しい標識(コース沿いにはキロ表示のある真新しい曽爾村の標識があり助かる)があり迷わない。2ケ所ほど陥没している箇所を気をつけながら進むとほどなくふきあげ斎場で中に止めるわけにもいかず、前の林道が通行止めだったので、広くなった路肩に止める。


標識には、古光山まで1.2kmとある。高度計は既に730m近くを指し、楽勝のように見えるが、斎場の門に入らず、手前の標識のある階段を進むと右手の斎場の舗装道が途切れるところで道は直進と右折に分かれていた。どちらからでも行けるが直進の道は崩壊が激しく、右折の方が良い。短い植林を過ぎると笹の中の急登を上がるが、崩壊が激しく注意を要する。振り返ると展望はすばらしいが、今日は薄曇で霞んでいる。


山頂まで0.9、0.8kmという標識を順に過ぎると、平坦な笹の自然林となる。すすきも多い。手も使うような急登を登るとやせ尾根でほどなく南峰であった。展望はすばらしい。360度大展望だ。古光山の奥に倶留尊山、右手に後古光山、そして兜や鎧岳。南峰という標識もあった。ここからは、手も必要な急坂を下るとロックガーデンのようなところを慎重に進む。振り返ると南峰は鋭鋒だ。岩場を過ぎるとコブへの上りで山頂まで0.2kmの標識と左は雨宮で行き止まりの標識であった。古光山山頂には三角点と真新しい山頂標識があった。展望は倶留尊方向のみ見えた。フカタワへは急という注意書きがある。そういえば、古光山ハイキングコースという案内があったが、ハイキングの域は超えているように思う。帰りはスリップに注意する。単独行者2人に出会った。左下に赤い屋根の多数の建物とゴルフのミニコースのような草地が見える。わずか30分ほどで戻る。崩壊地を避け、斎場の敷地の奥に続く道に出る。


急いで靴を脱ぎ、屏風岩公苑を目指す。案内が豊富で迷わず、屏風岩公苑の駐車場に着く。10台以上は止まれそうな空き地には、5台止まり、立派な曽爾村の案内図があり、分かりやすい。何より写真の屏風岩の紅葉や小太郎岩の紅葉はすばらしく、古光山の雪景色もすばらしい。ルートを確認し、トイレを左に見送り公苑を目指す。高度計は750mを指している。右上の屏風岩に感心しながら進むと、登山口の標識があり、鹿よけネット沿いを登る。九十九折の植林帯を登ると、山頂まで0.7kmの標識があった。左手に進むと、山頂まで0.5kmの標識があり、自然林との境界を一上りする。松の多い自然林だ。更に登ると笹と自然林で展望が一気に広がった。山頂にはベンチもあり、三角点もあった。


ベンチにゆっくりしてビールで乾杯。テルモスを忘れてしまい、M氏にお湯を分けてももらいチキンラーメンとおにぎりの昼食とする。腹ごしらえをし落ち着いた後、コーヒー(M氏からいただいたローソンて買ったAGFのカップコーヒーはスターバックス風で美味かった)を飲みながら山座同定を行う。北から目指す国見山、右に倶留尊、登って来たばかりの古光山はどっしりとしている。奥に大洞と尼ケ岳の頂きが見える。右に移ると、奥に局の秀峰、そして三峰、ぐっと右に来て高見山である。三峰と高見の距離が余りにあるので地図で確かめる。その間の奥は迷岳であろうか。


ピストンで帰るか一瞬迷ったが、M氏が折角だからと言ってくれるので、国見を目指す。100数十m下り、上り返す。標識には国見山まで1.2km、クマタワまで2.5km、横輪のバス停まで、7.6kmとある。ゼニヤタワまで走りおりると7分で着いた。ここから展望の良いヤセ尾根を通り、国見を目指す。5人に出会う。小さな子供もいた。そう苦労せず山頂に到着。やはり真新しい標識とともに小さな地蔵があり、賽銭が供えられていた。ここからの展望も良いが、住塚山は、余り形がよくない。山頂にあった温度計は6度で肌寒い。ほどほどにクマタワを目指す。クマタワまで1.3km、済浄坊の滝まで4.2km、横輪のバス停まで6.4kmと表示されている。階段を下り、自然林との境界を進むと、左が切開かれ、住塚山がよく見えるところがあった。


もう下りはないだろうと思っていたら、前方にコブが。巻いてくれと願うもむなしく、100段ほどの階段。ピークにはクマタワまで0.5kmの表示があった。150段ほどの階段を下ると、またもや前方にコブ。「これは勘弁」と願うと下にトイレが見え、クマタワであった。東海自然道ということで標識や案内図が多い。室生寺に続くようだ。右折して手入れされた植林帯を進むと、右に立派な林道があるが表示がないので、もう少し先と思い進むと、大きな標識が立ち並び、左下の山道は済浄坊の滝0.5km、林道を進むと、2.5kmで屏風岩公苑とのことだ。NHKの塔に続く道を分け、残り1.6kmのところで分岐があるが、標識があるので助かる。残り0.5kmで朝くるまで来た道に合流し、最後の上りを喘ぎながら進むと駐車場であった。ようやく快晴となり、青空の屏風岩を写し、帰路につく。秋に家族で来て屏風岩の紅葉と今日見なかった滝を見物したいものだ。


帰りのラジオでは和歌山は桜の開花宣言があり、記録上最も早いということだ。確実に地球の温暖化が進んでいる気がして不気味だ。


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