小秀山 |
【データ】
【メンバー】 |
朝は、4時10分に私が真っ先に目覚めた。今日もカップ麺の朝食とした。登山口の乙女渓谷のキャンプ場までは、30分もかからなかった。 Iさん持参の昭文堂の二百名山の案内書では、三の谷コースのピストンだが、それでは面白くないので、二の谷コースを登ることとした。 駐車場は有料だが、結局、帰りも集めに来なかった。登山届書を提出し、大変な投資をしたと思われる渓谷沿いの遊歩道は、歩きやすく、滝や渓谷美を堪能できる。ねじれ滝を過ぎての石楠花 ![]() ![]() 和合滝、天狗岩、烏帽子岩と楽しみつつ、旧夫婦滝展望台に着いた。石に上ると二つの滝が見えた。相当大きな滝だ。その先の夫婦滝は間近だが、左の滝しか見えなかったようだ。山頂まで4.01kmの標識があった。高巻きすると、滝横が眺められ、滝上には二の子滝があった。 ![]() ![]() 孫滝が最終水場とのことだ。ここから、アケボノつつじが随所に見られた。見頃なのが嬉しい。鎧岩は周回を薦めているが、IさんとMさんが先行しているので、急ぐ。第一展望台と第二展望台もガスっているのでスキップ。そしていよいよ「カモシカ渡り」となる。若手男性に追いつかれたので、先行してもらう。 ![]() 最初の二段を木の根と岩の割れ目でよじ登る。かもしか渡り自身は、ネット情報通り、木のおかげで高度感はない。しかし、コース全般に手も使う急登で、案内書で紹介していないのも分かる。しかし道標は抱負だ。また、ピンクリボンにもずいぶん助けられる。国有林境を過ぎると、ようやく、三の谷コースと合流し、そのすぐ先に休憩適地Bがあった。 ![]() ![]() 兜岩までの登りは、案内書通り、急登で補助ロープ頼りのところもある。ここで出会ったご夫妻は、一気に二百と三百名山も目指すとかで、今回も二百名山を4座登るらしい。兜岩の先までいっている人も多いが、先を急ぐ。 すぐに第一高原で、第二高原辺りには、残雪もあった。コメツガの森だ。ここで単独の女性に道を譲る。避難 小屋辺りで早くも下山のIさんとMさんに出会う。40分前に着いたという。さすがである。 数分でたどり着いた小秀山山頂(二等三角点、1981.7m)には、単独者三名、夫婦一組がいた。山頂先の岩では、先ほど抜かれた単独の女性が岩に座り、でーんと聳える御嶽山を目の前に、おいしそうにおにぎりを食べていた。 ![]() ![]() ![]() 私も写真に撮り、先輩二人をあまり待たせてはと思い、名残惜しいが、そそくさと腹ごしらえをして10分強で下る。是非見るように言われた避難小屋は真新しく、トイレもきれいだった。 兜岩からの急下りに気をつけると、二の谷・三の谷コース分岐で帰りは距離はあっても、スピードの出る三の谷コースを進む。一箇所、くずれたところがあったが、歩きやすい道だ。1500mの標高辺りはダケカンバの芽吹きで美しかったが、後は樹林帯でひたすら下る。こちらも距離表示が豊富だった。 登山口には管理小屋や山の神を祀った祠もある。ダートの車道林道を下ると、大きな猿が悠然と横切った。水場は、水量豊富で冷たく美味しかった。先に車止めの頑強なゲートがあり、数台止めていた。 ![]() ![]() ![]() もしかしたら、ピックアップに来てくれるかなと思いつつ進むと、残り数分のところで、来てくれた。倉地温泉おんぼいの湯は、立派な施設で汗を流す。 新装になった御在所SAでカツカレーを食べ、名阪国道を渋滞もなく、Iさん宅に着いた。 Mさんが和歌山の実家に送ってくださり助かる。久しぶりの山と楽しい山仲間にリフレッシュできた。年老いた母に、洗濯をお願いしたのは甘え過ぎだか。 |