金剛山(葛木岳、湧出岳、大日岳) |
【データ】
【メンバー】
|
金剛山へは、97年1月26日に家族とともに初めて、行った。このときは、ロープーウェイで登り、周回コースのみを歩いたが、相当の積雪と霧氷が美しかった。98年2月14日に組合のS支部の人達と伏見峠から登り、頂上をピストンしたときは、積雪も霧氷もなく、今一つであった。99年2月6日に会社行事登山の下見で正面から登ったときも同様であった。正面からは鍛錬のために毎日登山をする人も多いが、階段が多く時間は短いが、辛い登りだ。本格的には、98年6月28日に近内から登った。登山コースは、滝や水もあり、時間・傾斜ともにほどほどの良いコースである。下りは船路を下ったが、歩かれることが少ないのか、相当荒れていた。 Tさんが会社の耐寒登山に参加されるということで、約2年振りに登ることとなった。違うコースの方が楽しいので、水越峠から登った。快晴で温度も高く、霧氷は期待できない。先週の囲炉裏のみーとさんの記録を参考に同様のコースをとる。奈良側から水越峠に向かうが、水越トンネルができ、苦労せず到着。トンネルを出て、すぐ旧道に左折すると、何台か車が止まっていた。土・日は大型バスが行き来するということだが、道幅は広いし、美しいトイレもあった。Tさん依頼された日本酒は、木曜日にある会合で世界一統さんからいただいた新酒のしぼり立てに、名手酒造の新酒しぼり立て。一升瓶をペットボトルに移す。残りを早速たしなむが、思わず「美味い」の声。高度計は標高400m強。標高差700mの登りだ。 みーとさんの記録に従い、トンネル側に少し進み、右手にかかる石筆橋を渡り、数分で左手の植林に入る登山口があった。手書きの看板が立てかけてあるだけなので、見落とす危険性がある。植林帯の急登を頑張ると、ゆるやかになった。しかし、道幅の狭く凍っている箇所もあるので、軽アイゼンをつける。9:26に東尾根からの道と合流し、800m辺りで一息入れる。961mの太尾寒跡の直前は、ロープもある急登。かなりの積雪は、吉か凶かは分からない。太尾寒跡の簡易ベンチで一息入れると、快適な巻き道で、富田林のPLの塔もよく見える。石ブテ尾根道(足跡が続いていた)と合流し、わずかで大日岳(1094m)。早くも数人が下りて来る。 大日岳の切開きは一面の白銀。快晴でまぶしく、サングラスが必要だ。大阪方面がよく見渡せるが、大和葛城山は見えない。その後社務所まで、血痕が続き、推理ドラマみたいと言いながら、歩く。社務所近くの登山回数表示板の待ち合わせ場所には、既に参加メンバーが集まり、豚汁を準備してくれていた。大きな温度計は、−1度を表示していたが、体感温度は高く、社務所のつつらも解けかけている。それらを写真におさめ、お酒、豚汁、ぜんざいまで頂く。日本酒は、連日の飲み会で疲れているが美味い。積雪はかなりあるし、人は相変わらず多い。かわいい兄弟が雪合戦用玉づくり機なるもので上手に雪玉をつくっていた。 2時間も遊んだ後、まだ行ってなかった葛木岳の最高地点と湧出岳の三角点を確認に行く。長年の宿題を果たした感じだ。ぶな林での小鳥のかわいい餌採りの姿がかわいい。広場に戻り、Tさんに井戸の場所を教えてもらった後、「金剛山頂」の看板横の「青崩」コースを下る。こちらは道幅が広く、標高900m辺りから大和葛城山の姿が望め、うれしかった。堂々と大きく見えた。後半は急だが、1時間ほどで、トイレの後ろに下り立った。うまく周回できるいいコースを教えてもらった囲炉裏のみーとさんに感謝しなくては。また、このコースは人が少なく、静かでいい。帰りは、運転をMさんにお願いし、うとうと眠るが、農免道路で信号無視の車に危うく事故に会いそうになる。 |