友ケ島 コウノ巣山 118.8b 

 


データ】     

2001年2月11日(日)晴れ  歩行時間3時間

11:20加太港発 11:34友ケ島(野奈浦桟橋)着 11:40スタート 12:10〜40灯台 13:20〜25三角点、大展望台 12:50垂水キャンプ場 14:20深蛇池 14:55Uターン 15:50野奈浦桟橋 16:30友ケ島発 16:45加太港

駐車場
   加太港駐車場(500円/日)

メンバー
   長女、次女
   


友ケ島への航路が3月末で廃止されるとの報道もあり、地元にいながら、まだ行ったこともないのは寂しいし、山渓ノ「和歌山県の山」の第一番に紹介されているのに、登っていないとなると禍根を残すので行くことにする。妻が入院中で気が引けるが、子供達も喜んで行くというので、気晴らしにいいかということで出かける。


友ケ島行きの航路は、加太からで、小さい方の高速船だと、わずか15分で、着いた。船は、廃止の報を受けてか、結構多数の人が乗船していた。紀淡海峡は、鯛釣りの名所であり、たくさんの釣り船が出ていた。野奈浦桟橋から先ずは、灯台を目指す。途中バンガロー等もあったが、相当古い感じがする。途中にあった砲台後は相当崩壊していたが、子供達は興味深そうに見ていた。


そこからは山道となり、灯台を目指す。日本でも屈指の古さで趣のあるいい灯台だ。青空に白い灯台が映える。そこを通り、少し登ると、格好の展望台で淡路島がすぐ近くである。行き交う船を見ながら、弁当にする。社宅近くのどんぐり亭の弁当はおいしく、子供達も景色と共に喜んでいる。


その後、三角点のある大展望台を目指す。途中、道端で多数のヤブツバキの花を見たり、念願の鹿にも出会えた。鹿は雄で立派な角を持っている。まつくい虫にやられている松も多く、切り倒し作業をしていた。この辺りの道は軍用道路で軽トラックが十分通れる。三角点のある展望台は、周りの樹木が大きくなりすぎ、残念ながら、展望は今一つだった。少し休憩してお菓子等を食べ、最大の見所の第3砲台跡に向かう。よく写真に撮られている通り、一番風情のあるところだが、中は真っ暗で、子供達は怖がっていた。兵舎跡も残っており、大変、興味深かった。


垂水キャンプ場への道は、子供達が先行していたが、リスを発見して喜んでいたが、私は見ることができず残念であった。刺激を受けることがいくつかあり、子供達も退屈せずに歩いてくれるのがありがたい。キャンプ場の手こぎ井戸にも興味を示していた。深蛇池への分岐からの道は、よくなかったが、池は背の高い葦等に覆われ、独特の雰囲気であった(左上の写真)。携帯電話が通じたのは驚きであった。虎島近くまで行くと、また別の雄鹿に出会った。立派な角を持ち、道路をこちらに近づいてくるので、どきりとしたが、子供達も喜んでいた。桟橋には余裕を持って到着し、待ち時間の間、知穂が鹿のモニュメントに乗ったりして遊んだ。帰りの便は、朝の便で来た人達も加わり、小さい方の船だが、ほぼ満席であった。何より子供達が喜んでくれうれしかった。


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