久住山・中岳

 


データ】     

2004年11月7日(日)快晴 歩行時間計3時間21分
11月6日(土)

15:00会社発 15:23昭和通りバス停 15:53水道局バス停発  16:15空港バス阪神尼崎発 16:44 伊丹空港着 18:00 伊丹発JEX2367便 → 18:45大分空港着 19:12ジャパレンレンタカー借用

20:00ガストにて夕食、コンビニにて買い物
20:50駅前高等温泉(別府市駅前町13−14 0977-21-0541)走行距離42km22:00就寝

11月7日(日)

5:40駅前高等温泉発
6:50牧ノ戸峠(R210、県道40号 走行距離70km)

7:11牧ノ戸峠駐車場スタート(1330m) <7分> 7:18〜20東屋 <8分> 7:28〜30展望所・沓掛山(1503m) <8分> 7:38久住山まで3.1kmの標識 <18分> 7:56〜8:02朝食休憩 <18分> 8:20星生山分岐・西千里浜(1620m) <13分> 8:33避難小屋・トイレ <3分> 8:36久住分かれ(1640m) <2分> 8:38中岳分岐 <8分> 8:46中岳分岐 <12分> 8:58〜9:08久住山山頂(1787m) <6分> 9:14中岳分岐 <9分> 9:23御池 <14分> 9:37〜50中岳山頂 <18分> 10:08久住分かれ <14分> 10:26牧ノ戸峠2.9km・久住山頂1.7kmの標識 <4分> 10:30扇ケ鼻分岐 <24分> 10:54牧ノ戸峠1.9km・久住山頂3.1kmの標識 <4分> 10:58沓掛山 <6分> 11:04展望所 <2分> 11:06東屋 <5分> 11:11牧ノ戸峠ゴール

     

駐車場
  駐車場無料、多数)

メンバー
   単独
   


9月に六甲最高峰と中山連峰という近郊の山を歩いて以来、遠ざかってしまった。この間、一度、雪彦山を試みたが、休日ダイヤと平日ダイヤを間違え、姫路から一日一便のバスに乗れないことに三宮で気づき、急遽灘の酒蔵めぐりに切り替えるといったこともあった。また、妻と和歌山の湯浅町を散策するという機会もあり、どちらもそれはそれでいい思い出となった。


7月末以来の遠征となり、晴れることを期待していたところ、絶好の好天が続き、もうだめだろうなとあきらめていたが、天気予報は見事に当たり、いい天気に恵まれた。


土曜日は出勤日であったが、先週の休みは2日とも仕事だったので、少し早めに終え、寮で荷物をとった後、阪神尼崎に戻り、伊丹空港に向かう。土曜日で道は混まず、予定より早めに着いた。ラウンジでくつろぐ。


大分空港行きのJEXは、空いていた。窓側の席だったので、本州四国連絡橋も見えた。予定より早く大分空港に着き、レンタカーの手続きもすばやく済んだ。別府市へは、時間は10分ほどしてかかわらないとのことなので、有料道路を使わず、国道を走った。


事前にネットで調べていたガストに着く(ハンバーグとコーンポタージュが食べたく)と運良くEDYの使えるコンビニampmがあったので、ついでに翌日の食料も買い出す。今日の泊まりは、別府駅前の「駅前高等温泉」、公営とはいえ、2500円で泊まれる個室とはいかにという感じで向かうが、カーナビには登録されておらず、道行く人に聞く。



文字通り別府駅前にある。駐車場は近くの有料のところに入れるよう言われたので、宿泊代とは別に500円とられたが、明日の出発時刻を言うと、建物の前に停めてもよかったと言われたが、それならそうとといってくれれば、重い荷物を運ばなくてもよかったのにという感じだ。


さすがに部屋は隣とはすりガラスとカーテンで仕切られているだけで、音は聞こえるが、隣も早く寝てくれ、助かる。テレビもあり、シーツもきれい。また、浴衣もあり上出来だ。温泉は、あまり大きくない内湯があるのみ。正直古いという感じだか、山登りの宿としては十分である。風情は男はつらいよに出てきた木賃宿というところか。フィギアスケートのNHK杯の荒川選手の華麗な演技に感激し、眠りにつく。


翌朝は、予定の時刻に目覚めたので、そそくさと出かける。カーナビを頼りに走る。夜明け前の由布岳の横を通過すると、道は霧となった。途中、紅葉の美しい箇所も通り、長者原に近づくと、九重独特の高原となる。


長者原を過ぎ、上りの道を進むと牧ノ戸峠であった。峠の駐車場は100台は可能の大きさだが、すでに50台は止まっていた。トイレや売店もある。


売店手前が登山口でここからはコンクリートの道を進む。侵食が激しくやむない措置であろう。10足らずで着いた東屋には、展望表示があり、長者原の奥に薄く由布岳、右に三俣山が見えた。


さらに一登りで沓掛山の展望所だ。左手に星生山、その右の久住山から今まさに朝日が上ろうとしていた。右には阿蘇の根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳の順に薄く見えた。


その先に大きな温度計があり、7度をさしていた。そして標識があり、久住山まで3.4km、峠まで0.7kmの標識があった。沓掛山ははしごもあるが、ハイカーの多さのめたか上り専用ともなっている。


道は低木であせびが目立つ。土質は滑りやすい。快適な道を歩き、扇ケ鼻の分岐手前で朝食休憩 とする。単独行の女性に声をかけられる。西千里浜に出ると左手に星生山を見て、笹原が広がる気持ちの良い道だ。夜は冷えるのか道には霜の跡が目立つ。単独行の女性には、星生山を経由しての道を薦められたが、今日はもう一座登る必要があるので、予定通りのコースとする。


前方には、久住山がピラミダルな姿を見せる。小さなコブを越えると、石でできた避難小屋があり、隣のトイレは新しかった。前は広場になっている。そのすぐ先は久住分かれで、法華院温泉の分岐だ。三俣山の左から噴煙がさかんに上がる。こちらからは、久住山はなだらかに見える。


2つめの中岳分岐から、最後の一登りだ。山頂はさすが一等三角点だけあって、360度見渡せる。ここからは、星生山と三俣山が印象に残る。


先があるので、ほどほどにして、中岳に向かう。御池は緑色で透明度は低かった。ここからは、中岳は山というよりコブという程度だ。


右回りが楽そうで案内表示もそうなっている。一登りという感じの中岳山頂からは待望の坊ガツル、大船山方面が見える。坊がつる山小屋日記をこの春読んでからあこがれていた地だ。本当は法華院温泉に泊まりたかったが、休みの取れないサラリーマンとしては、仕方ない。坊ガツルに張られたテントはよく見えたが、法華院温泉の建屋は見えなかった。瞼にやきつけるとともに、いつか花の季節に再来と願う。


帰路、避難小屋を超えた辺りで、狂い先のミヤマキリシマを見つける。小さなプレゼントだ。西千里浜を風が駆ける。それにしても続々と登ってくる。右に池塘を見つつ、扇ケ鼻への分岐を過ぎ、笹と潅木の道へを進む。


犬を連れた人も散見され、計3匹いた。駐車場は溢れ出ているだろうと思い、牧ノ峠に戻ると、すごい数の車で、路上駐車もすごかった。


峠で昼食を取った後、やまなみハイウェイで、阿蘇に向かう。九重山麓の景色はすばらしい。すすきの高原が続く。夏も涼しくていいだろう。いつか家族で再来したいものだ。


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