京都御所・高台寺 |
【データ】
【メンバー】 |
京都御所の一般公開を知り、妻と出かけることとする。 一般公開は、平成24年4月4日(水)から4月8日(日)までの5日間で、7日に出かけた。 展示内容は、 ・ 御車寄(おくるまよせ) 屏風(びょうぶ)(龍(りゅう)の図(ず) 筆者 鶴沢探鯨(つるさわたんげい)) ・ 回廊(かいろう)(東側) 生(い)け花(ばな)(月輪未生流(つきのわみしょうりゅう),御室流(おむろりゅう),嵯峨御流(さがごりゅう)) ・紫宸殿(ししんでん) 高御座(たかみくら)・御帳台(みちょうだい) ・清涼殿(せいりょうでん) 釣灯籠(つりとうろう)5基 ・大臣宿所(だいじんしゅくしょ) 馬具(ばぐ)(唐鞍(からくら), 和鞍(わぐら), 三懸(さんがい)) ・小御所(こごしょ) 板輿(いたごし)(塗輿(ぬりごし)) (人形7体)小袿長袴(こうちきながばかま)1体,小袿こうちき)2体,童女(わらわめ)2体,駕輿丁(かよちょう)2体 ![]() ![]() 宜秋門(ぎしゅうもん)から参入し,清所門(せいしょもん)から退出する。清和院東駐車場からでも結構な距離だ。花桃が美しい。団体客も多く、大変な人だ。大覚寺嵯峩御流、仁和寺御室流、泉湧寺月輪未生流の生け花も飾られ、華やかであった。それぞれ特徴があり、この世界の良さも少し分かるようになったかもしれない。 ![]() ![]() 左近の桜は、まだ未開で、右近の橘は寒害対策のために、豪華な覆いで覆われ、箱入り息子状態に苦笑した。さすが御所。庭も含めて一見の価値はある。しだれ桜は満開だったが、樹形があまりよくないのは意外であった。 ![]() ![]() 昼食は、有名店はいくつか電話するが予約で満席で、仕方なく宝が池の三田屋本店とした。これはこれで美味かったが。 この後、円山公園の地下駐車場に車を入れ、八坂の塔近辺の散策をする。京都へは若いころから何回も来たが、この辺りの記憶はなく、石塀小路(左下の写真)など風情ある街並みに妻とともに驚き、感激する(右上の写真)。妻の話によると、高台寺は、昔は拝観はできなかったそうだ。 ![]() ![]() ![]() ![]() 高台寺のしだれ桜は満開で美しかったが、庭の龍に似せた細工は、不要と思われた。開山堂(重文)、臥龍廊、霊屋(重文)それぞれ見応えがある。ここだけという二階建ての茶室の傘亭(重文)は、秀吉が千利休への想いを表したものであろう(右上の写真)。 次に訪れた圓徳院は、人は少なく趣がある。見所の北庭は、伏見城北政所化粧御殿の前庭を移したもので、当時の原型をほぼそのままに留める桃山時代の代表的庭園のひとつという。賢庭作で後に小堀遠州が手を加えたもので、国指定名勝とのことだ。 ![]() ![]() ![]() ![]() 妻の選択で、お茶は、石塀小路の茶亭「よし本」に入った(左下は玄関)。普通の家の一部屋という感じで、くつをぬいで入る。女将に聞くと昨年まで三十年、夜の店だったというが、リーマンショック後、お客さんが減り、昼に変えたという。単身赴任族にとっても憩いの場だったと思われるが。一杯1000円の紅茶も惜しくない雰囲気だった(上の2枚の写真)。 ![]() ![]() 二寧坂も道沿いの店々とともに京の趣があふれるが、人が多過ぎるのがいけない。八坂の塔を写真におさめ、帰路に着く。 |