弥仙山 |
【データ】
【メンバー】 |
関西百名山・近畿百名山も残すところ、数座となった。近年の山行で親しくしていただいている当社S事業所の山岳部長のMさんから、カニで有名な間人(たいざ)の民宿での山岳部の納山会で最後の長老ガ岳をいっしょに登り、百名山達成を皆で祝いたいとおっしゃってくださったので、何とかそれまでにと気になっていた。![]() ![]() <於与岐町からの弥仙山> <登山口の駐車場> 以前、どなたかのHPで、一日で、弥仙山・青葉山・由良ガ岳の三座を登っている記録を見ていたので、この三座は、空身なら、自分にもできるのではと考えていた。 また、HP「山楽日誌」のAさんやAさんの72歳になる山仲間のOさんの精力的な山行をお聞きしたて刺激を受け、そもそもこの夏、飯豊本山を日帰りしようとしていたのは、無謀だったのか今の自分の体力も知ってみたかった。 ただ、累計標高差は1600mを越え、残暑厳しい中、「一人ではなぁ」と思っていたときに、山岳部長のMさんならお付き合 ![]() ![]() 何としても三座達成と高速料金が安くなるよう、単身赴任寮の出発は、4時15分だ。Mさんは朝は苦手とのことで重ね重ねの迷惑だが、予定通りの出発となった。久しぶりにごいっしょしたので、Mさんの最近の北海道や東北山行の話をきいたりして盛り上がるうちに、見事に宝塚への分岐を過ぎてしまう(^^ゞ。 そんなことで、10分ほど遅れて、宝塚ICに入る。満月が美しかったが、篠山辺りは霧が立ち込めていた。綾部安国寺ICまでは、100kmにならないので、大都市近郊区間の夜間早朝割引が適用され、高速料金は半額の1300円だ。Mさんはこの割引を知らなかったとのことで、感心されていた。 ICから国道27号、上杉から県道74号に入る。県道は対向も難しい幅だ。弥仙山が何故関西百名山に選ばれたのかについて、Mさんから姿がピラミダルで、槍ヶ岳を思わせるからかもしれないと言う。山と渓谷社の関西百名山のガイドブックにもそのような紹介がある(丹波の槍ガ岳)「丹波富士」とも称されるとのこと)。 ![]() 確かに於与岐(およね)町から見た姿は、鋭鋒であった。山が近づくと、分岐に弥仙山の標識があったので、ダートの道を進むと、右側に草の広場があり、駐車スペースとなっていた。もちろん車は我々だけだ。 ![]() <於成神社> 「改心の道」(昔、光明寺を舞台に暴れ回った天狗が、和尚に侘びをいれたという民話から名づけられたとのこと)として整備されている道は、近畿自然歩道でもある。大きな漫画の案内標識で全体をつかみ、歩き出す。 すぐに水分(みくまり)神社で、その先の鳥居から案内標識に従い、右手の山道に入る。山頂まで2.1kmの表示だ。よく手入れされた植林の道は、左に小滝や急な瀬が続く、小さいながらも美しい渓谷を見下ろしながらの快適な道だ。 大本開祖修業の滝の分岐を過ぎ、於成神社の古跡標識があり、石段となる。すぐの水場にはコップが置かれ、冷たい水で汗をとる。石段は非常に滑りやすく下りは要注意である。登りつくと朱の鳥居の於成神社であった。ここで、小休憩し、Mさんから氷入りの魔法瓶水筒のポカリスエットをいただく。ここまでコースタイムは45分だが、気合が入っているからか30分足らずであった。 ![]() ![]() <山頂の金峯神社> ここからは道が細く登りも少しきつくなるが、自然林で気持ちが良く吹く風に救われる。 途中の石の階段のところにトチノキの大木があった。日置谷分岐を過ぎると、二股になり、どちらも山頂につながるが、Mさんの指示で近そうな右手を進むと、すぐに山頂の金峯(きんぽう)神社であった。 地元の人は小石を持って登る(青葉山より低いことをくやしく思った弥仙山の神が、お参りする住民に小石を持ってきてくれと頼んだという)とガイドブックにあったが、気づくほどの小石はなかった。祠にお参りした後、西南西の展望を楽しむ。先ずは一座めの登頂を祝い握手する。また、いよかんゼリーをいただき、元気を出す。 下山時、やはり於成神社からの石段は滑りやすく、ゆっくり下山する。どちらも安全担当で会社で転倒事故が続いているだけに、ここでこけたら洒落にもならない。 Mさんも前回見ていないというので、修行の滝に立ち寄るが、小滝で修行に向くかという感じであった。 朝は早かったがすごい汗である。Mさんのアドバイスで一座ごとに着替えることにする。車は有難い。クーラーで元気を取り戻す。 |