三峰山・城ガ峰 576.5m,555.7m 

 

 


データ】     

2003年12月29日(日) 曇時々晴れ 2時間18分
7:18中松江 8:02神通温泉

8:05スタート <5分> 8:10登山口 <13分> 8:23最初の赤テープ <11分> 8:34稜線 <4分> 8:38合流・松の大木 <5分> 8:43立ち入り禁止の標識とロープ <13分> 8:56〜58崩壊箇所 <5分> 9:03立ち入り禁止の標識とロープ <3分> 9:06〜11三峰山山頂 <6分> 9:17「生草林道終点に直接下山できます」の標示 <5分> 9:22白テープに城ガ峰← →三峰山 <12分> 9:34〜39城ガ峰山頂 <19分> 9:58〜10:01三峰山山頂 <3分> 10:04立ち入り禁止の標識とロープ <13分> 10:17立ち入り禁止の標識とロープ <4分> 10:21神通15分の標識右折 <14分> 10:35〜40林道 <3分> 10:43ゴール


10:45発 所要 13:30中松江


駐車場
   神通温泉

温泉】 
   神通温泉

メンバー
   温泉
   


年末年始九連休の初日は、絶好の登山日和であったが、テレビの天気予報の「絶好の大掃除日和です」の声に従うこととする。ほぼ、予定のことはできたので、今日は軽くということで、朝起きた時間で、関百稼ぎの摩耶山か、和歌山・大阪県境の三峰山(みつみねやま)と城ガ峰にすることとする。


 朝は、6時過ぎの目覚めだったので、まだ、妻から頼まれている車掃除等やり残していることもあるので、無難に三峰山にする。国道24号は空いていて快適だ。犬鳴山につながる県道62号を走り、峠のトンネルを越え、少し下ると新しくなった神通温泉であった。どうやらその直前の左手に入る道が二瀬川沿いの取り付きの道のようだ。神通温泉の広い駐車場の手前の方に止めさせていただき、出発する。取り付きの登山口を探す。右手に駐車スペースのあるところに階段で人工林につながる階段上の道があったので、進むが、すぐにネットで塞がれていた。元の林道に戻り先に進む。


 すぐに二股となり、左の道は川を渡る橋につながる道をやり過ごすと、すぐに右手に登山口らしきものがあった。左手に大きな不法投棄禁止の看板があるところだ。しかし、何と「三峰山への山行は、頂上付近で山道が崩落のため通行できません」という標識があるではないか(右の写真)。それも少し古くで読みにくくなっている。しかし今から行きたいところもないし、行けなかったら戻ってこようという気持ちで山道に入る。


しかし、昨夜からの時雨で草も濡れ、正直少し気が萎える。暗い植林の結構急登を辛抱して上ると、倒木があり、その先からは、枝打ちで踏み跡が薄くなる。おまけに猪がみみずを取るためか掘り返していて歩きにくい。明らかなぬた場何箇所かあった。踏み跡が更に薄くなった辺りからは、赤や黄のテープが表れ、右手に稜線が見え出し右折するようになると、稜線で、「神通15分」の標識やテープがたくさんあった。



稜線からテープに従い進むと、大きな松の大木があり左手下から来る道と合流していた。左の道にもテープがあるが、どこにつながるのであろうか。帰りに見落とさないよう、頭に叩き込む。5分ほど進むと、道は、ロープで塞がれ、「この先、危険のため通行を禁止します」という標識がある。どうなっているのか確かめたくて、ロープをくぐると、「関係者以外立ち入り禁止」の標識があった。


そうすると関係者なら通れる道かなどと勝手なことわ考え進むと、すぐに両端がアルミパイプで囲われた階段上の道が続く(左上の写真)。辺りは薄っすら雪が積もっていた。右手には「立入禁止 大木砕石梶vの標識とともに切れ落ちている。なんだ立派な道ではないかと思い、黄色の花が咲く草に覆われた道の階段を進むと、右手に和泉葛城山と思える展望台が見える。眼下には砕石現場と県道が見える。


階段が終わり、平行になり、先に再度の階段が見えた地点で、左前方の傾斜から崩れ落ちた土砂で、立派なパイプが壊れ、中ヌケ状態になっていた(右の写真)しかし通れない状況ではなく、距離も10mほど。危険は滑落ではなく、左手の土砂が崩れ落ちることであろう。大丈夫と判断し、慎重に越え、階段を上っていくと、南に龍門山が見え感激する。


ほどなく、三峰山の東ピーク辺りの稜線に出て、ロープをくぐり、左手に進む。ここにも「この先、危険のため通行を禁止します」という標識があった。テープのある踏み跡をたどると、大きな猪のぬた場があり、数分で二等三角点のある三峰山山頂であった。それにしても猪の痕跡だらけで、狩猟対象となるのを避け、真っ赤なフリースを着てきて、本当によかったと想う。山頂には埋もれた三角点と数枚のプレートだけで、展望はない(右の写真)。みかんを一つ食べ、1時間も経っていないので、山と渓谷社の和歌山県の山の三峰山では城ガ峰まで40分となっているが、そんなにはかからないだろうと見当をつけ、進む。しかしのっけから下り。


上り返しはいやだなぁと思いつつ進むと、鞍部の右手に「生草林道終点に直接下山できます。ビシャコ谷沿いの道、2002.6
.23表示」という小さなプレートと赤テープの上に「下り1H 犬鳴山方面に出る」けと書かれていた。植林の急坂であったが、テープは結構あるようであった。


相変わらず猪の痕跡を見ながら、進む。ガイドブック通り小さなアップダウンが続くが快適な道だ。途中白テープに「城ガ峰← →三峰山」に書かれていたので安心できた。もうそろそろかな、城ガ峰という表示がなければ分かるかな。その場合は急下降の手前のはずだなどと考えていると、関西独標会の「城ガ峰」という立派なプレートのある山頂に着いた(左の写真)。555.7mとのことだ。


何と眼前の樹間に関空のゲートタワーホテルが見える。そうか大阪側に出たのか。県境であることを意識させてくれる場所だ。右下に下ると、生草林道との表示もある。それにしても風が強く寒いので、ここでもみかんを一つ食べ、一瞬同じ道より生草林道に下ることを考えるが、県道歩きが長くなりそうな上、県道を登ることになるのは避けたいので来た道を戻る。陽射しも射し始めるんるん気分で歩くが、神通まで15分以降は、滑りやすく、2回つまづきかけた。



誰にも会わずに無事林道に下り立つ。年末にマイナーな山で、立入禁止と三拍子揃えば誰にも会わないのも当たり前かもしれないが、何故か充実した気分で帰路につく。車内掃除や洗車を済ませ、帰宅する。明日は本年最後。Tさんと比叡山縦走の予定だ。


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