三浦富士・武山 |
【データ】
【メンバー】 |
術後1年には届かないが、夏には北アルプスに行けないものかと考えている。まだ、自宅近くの丘陵を歩いた程度なので、徐々に体力の回復度合いを確認したく、東京近辺で手頃な山をと探っていたところ、三浦半島に「三浦富士」という山があることを知る。![]() 東京近隣の山はバスを使わないことを理想としているが、それにも当てはまる。また、最寄の春日駅からは一度の乗り換えで済むのが良い。三浦富士からは富士山も見えるとのことなので、土曜日にするか日曜日にするか思案のうえ、土曜日とした。 朝起きると、さほど天気は良くないが、日曜日よりは良いと予想し出かける。三田からの京急の快速特急は運良く座ることができ、読書しながらののんびり旅だ。朝日新聞で紹介されていた没後10年の池田晶子さんに興味を持ち、「41歳からの哲学」を持参した。心に響くことが多く、読書後、いくつか手帳に書きとめた。 ガイドブックにあった津久井浜駅からの周回でなく、一つ手前の駅で、登山姿の人が複数名降り、逆に津久井浜駅でのハイカーは私だけであった。武山(たけやま)山頂で地元の方に聞くと、やはり、京急長沢駅の方が畑を歩かずに、すぐに登山道に入れるようだ。 ![]() ![]() 津久井浜駅からの畑の中の道も春らしい作物に出会え、のんびりして良かった。温室はいちご狩真っ盛り。低い畝のビニールは何を作っているのだろうか?特に三浦富士の山道手前のブロッコリー畑が収穫せず菜の花のような花が咲いていたのが面白かった(右下の写真) ![]() ![]() この先で海が見え、実に気持ちが良かった。三浦富士へは、ほんの一上り。浅間神社奥宮がある。晴れてはいるが、富士山は見えなかった。ただ、三浦半島や大島が見え、気持ちが良い。東京湾側は樹間かせしか見えない。途中で追い抜いた親子の女性と別ルートから夫婦ランナーがやってきた。山登りを始めたころからの愛用のザックで、術後再開感謝の記念撮影をした(右下の写真は三浦岬近くの浜)。 ![]() ![]() 山頂から一度下り、進むと広い道に出た。先には立派な見晴台があり、ベンチでのんびり海を見た。その先には、オレンジルートと砲台山との三叉路だ。第二次世界大戦の砲台跡は、巨大な通信塔があるので、車道が続いている。最後は人だけの近道の小道もあった。 ![]() ![]() 砲台跡は予想よりも大きかった。三叉路に戻り、武山を目指す。わずか10分で、武山不動尊のおかげか公衆トイレと立派な展望台があった。展望台1階は、机と椅子のある休憩室、2階は方向版のあるゾーン、さらに3階からは360度見渡せる。 昨年末に家内と旅した横須賀(軍港めぐりは必見。下の写真)の向こうには横浜や東京。君津、房総半島の鋸山(右上の写真)、大島と絶景だ。風が強いので、ほどほどに1階に下る。何組かのハイカーがいたので、ライターを借りることができた。久しぶりの山歩きで忘れてしまったが、助かる。術後初めてのカップめんだ。健康のために、カップめんは基本、やめることにしたが、山は別だ(^^)v。好物だったカレーヌードルを食し、コーヒーを飲んだ。 ![]() 地元の単独行の女性から三浦富士の良さや晴れたときの富士山の写真を見せてもらった。武山からは意外にも富士山は望めないという。 ![]() ![]() その後、猟師の安全を祈るという浪切不動に家族の健康を祈り、受付の雛人形の飾りを楽しんだ後、下山した。 観光農園は、このシーズン、いちごの最盛期か、会社のリクレーション行事のようなファミリーで盛況だった。津久井川沿いに作られた新しい案内の豊富な遊歩道を下り、上手く目当ての快速特急に乗れ、座れて読書タイムとなった。 |