大峰山・武庫川渓谷 

 


データ】     

2007年11月24日(土) 晴れ 歩行時間3時間16分
7:33水道局バス停 7:54阪急塚口発 8:03西宮北口発 8:30宝塚発阪急田園バス 8:50十万辺バス停着

8:50スタート <14分> 9:04〜07大宝塚ゴルフ場横取り付き <11分>9:18〜22分岐 <7分> 9:29送電線鉄塔 <15分> 9:44にせピーク <2分> 9:46〜52大峰山山頂 <24分> 10:16十字路 <8分> 10:24林間広場 <4分> 10:28〜37あずまや <13分> 10:50〜53満月滝 <13分> 11:06〜26亦楽山荘付近で写真撮影 <10分> 11:36〜57廃線跡広場で合流 <8分> 12:05長尾第1トンネル <9分> 12:14横溝尾トンネル <15分> 12:29北山第2トンネル <17分> 12:46北山第1トンネル <9分> 13:05中国自動車道高架下 <17分> 13:32生瀬駅(途中道間違い10分ロス) 

13:35生瀬発 宝塚にて乗り換え 13:58JR尼崎駅着 14:07市営バス 14:16水道局バス停

メンバー
    単独
   


23日の勤労感謝の日は出勤日、25日の日曜日にはゴルフがあり、寮に残ることにする。24日は、会社行事の健康づくりで、ごろごろ岳のハイキングがあり、欠員も出たので、そちらに参加するか悩んだが、紅葉目当てで、かねてから気になっていた武庫川渓谷を歩くことにした。


武庫川渓谷だけだと物足りなかったが、山と渓谷社発行の関西の山225では、大峰山とセットでのコースが紹介されていたので、そのルートとする。問題は宝塚から、取り付きの十万辺のバス停までのバス便が、午前中2本しかないことだ。


バスの時刻表を調べ、宝塚発8時30分(次発は10時15分)の阪急田園バスの波豆行きに乗る計画を立てた。しかし、目覚まし時計をかけていず、起床したのは、7時10分。あわてて準備し、寮の前のバス停から市営バスに飛び乗る。


何とかぎりぎり間に合う時間に起きれたのは、ラッキーというしかない。予定通り、阪急塚口から神戸線・今津線と乗り継ぎ、宝塚駅に着く。今津線は乗った経験も少なく、車窓風景も楽しい。


阪急田園バスは、登山服装の数名も含めて、10人足らずの乗客であった。ラビスタ宝塚のマンション群やスポーツニッポンゴルフ場、宝塚高原ゴルフ場横を通る。宝塚高原ゴルフ場付近の紅葉は見事であったが、道路に木が張り出し、運転手は大変気を使う道だ。


十万辺のバス停で降りたのは、私だけで(他の登山者はどこに行くのだろう?)、とぼとぼ大宝塚ゴルフ場入り口に向かう。バスは、ゴルフ場から引き返してくるのに出会う。ゴルフ場入り口前の道を左に曲がると、取り付きまでは、ゴルフ場を右に進む。ネット沿いには、こんなところにというところにボールがたくさんあったが(人のことは言えませんが)、
ネットで取ることはできない(そもそも取ったら犯罪)。













取り付きが分かるか心配したが、左に鉄塔のある山が大峰山らしく、それを気にしながら進むと、道路の左手にしっかりした道標があった。最初の取り付きが草に覆われかけていたが、一歩入るとしっかりした道であった。ただ、ガイドブックの林道というイメージではなく、巾、1メートルに足りない道であった。


テープがほとんどなく、次の取り付きを見失ってしまったかなと思い、少し戻りかけると、単独行者が来て、まだ先だと教えてくれた。再度進むと、右手に取り付く分岐でテープや道標、下ばかり見ていて見失わないように、石に赤で、大峰山→と書かれていた。


単独行者(彼は登って来なかった)が、急ですよと言ったとおり、鉄塔までは急であった。鉄塔からは、西北西の方向の展望が開けていた。ずっと自然林で、松の木に加えコナラ等の落葉樹が多い。ホウの落ち葉もたくさん目についた。特に山頂部に近づくと美しい自然林で黄葉が目についた。



ピークかなと思ってついたところには、三角点や山名板はなく、も少し先であった。山頂は小広いが、展望はなかった。三等三角点にタッチして、記念撮影をする。ここまで誰にも会わなかった。


ここからの下りは、自然林だが、期待していたほどではなかった。足を痛めているので、慎重に下ることにした。途中、女性の二人組みに会う。十字路のようなところは、左右に
行かないように木で道を塞いでいた。


道標はないが、そのまま下るのが正解だ。この当たり、コナラであろうか、黄葉が美しかったので、写真を撮る。さらに下ると林間広場で8人ほど休んでいた。アカマツ林の解説板もあった。


数分下ると、新しいあずまやで、ここでも数人休んでいた。この辺りは、もみじの紅葉が美しくカメラマンが多くなる。一人に園内の地図を見せられ、満月滝に行くというので、私も向かう。標識では0.5kmとなっている。少しですばらしいもみじの紅葉林に感激する。


さらに進むと、先行者が針葉樹林帯なので、おもしろくないと滝まで行かずに引き返してきた。時間もあるので進むと、滝路と滝見の道との分岐があり、滝路をとると、最後のところは、道が崩れていて、よじ登ると、ベンチがあった。













沢の音がしないので枯れているのではと思っていたが、案の定であった。滝手前には美しい紅葉もあったので、確認できただけでもよしとして、慎重に引き返す。


さらに下り、水上勉の「桜の園」で有名な亦楽山荘の復元箇所は、すばらしい紅葉で、これを見れただけでも、今日このルートをとった甲斐があったと感じさせるものであった。


真っ赤なもの、グラデュエーションの美しいもの、様々である。この辺りは、武庫川渓谷から10分ほどなので、訪れる人も多いようだ。園内図前の道の突き当たりは、通行禁止となっている。先のもみじが美しそうなので、覗いてみたが、写真に撮るような構図はなかった。













武庫川渓谷の廃線跡目指して下ると、登って来る人も多い。それにしても、もみじが美しい。10分ほどで降り立った廃線跡は、広場になっていて、川岸も含めてたくさんの人が、昼食を取りながら休んでいた。


武庫川ともみじ等構図を考えて何枚か撮影を楽しむ。今日は、どちらかというと、写真撮影がメインで、わざわざデジタル一眼レフを持ってきた。

川岸で昼食を取ることにする。大変暖かくて、折角持ってきた湯沸し道具も面倒で、缶ビール(今日は珍しく第三のビールでなく、サントリープレミアムモルツである (^^ゞ)と稲荷寿司を食べる。好天の下、紅葉を楽しみつつなので、これでも幸せである。人間の幸福感とは不思議なものである。


帰りのJR生瀬発は本数が多くなく、JR尼崎からのバスも少ないので、上手く接続している便を狙って、名残惜しいが、出発する。


廃線跡は、正式なハイキングコースではなく、JRが開放しているだけなので、標識等はないが、カブスカウトや家族連れ等大変な人気だ。まだ、枕木が多く残っているので、足下を気をつけなくてはならないし、何より、ここからでも生瀬まで4つのトンネルがあり、照明がないので、懐中電灯は必需品だ。


川は、上流に三田市等があるので、水は、思っていたより、清んでいなくて、泡立っているところもあるが、興ざめするほどではない。


歩き出して、10分も経たないうちに、一つ目のトンネルであった。結局、長いものは2つぐらいで(記憶が正しければ、最初と最後)、抜けるのに5・6分かかった。トンネル内は、ぽたぽた水が落ちているところもあるのではと覚悟していたが、気になるところはなかった。


1つめの長尾第1トンネルを抜けると、ほどなく、唯一の鉄橋(武庫川第2橋梁)で、横の狭い歩行路を通る。この辺りから、渓谷美が際立つ。2つめ横溝尾トンネル辺りが、渓谷の岩 山々も岩肌が美しい。ただ、紅葉はさほどでないので、亦楽山荘や取り付きの広場の紅葉がなければ、寂しい。小滝となっているところも数カ所あり、宝塚に近いところでこんなところがあるのかと思わせる。3つめの北山第2トンネルを越えると新岩、4つめの北山第1トンネルを越えると人面岩、高座岩とガイドブックに書かれている。


岩々の景観を楽しみつつ、歩くと、あっという間で、表示もあったので人面岩をじっくり眺めるが、判別し難く、また、見張台に登っても、前の木で、写真のアングルに適さなかったが、全体としては、家族が楽しめる有名ハイキングコースと納得できるものであった。


前に中国自動車道の高架が見えると、名残惜しいが、終わりである。ここの国道との出合いは、案内板がなく、住居地図を見ながら、外人さんが悩んでいたので、前の家族が教えていた。


ここから、JR生瀬まで、国道の歩道を歩くが、狭く、我慢の道が続く。前のカップルに続いて、信号で右折して、JR下をくぐり上ってみたが、一つ前の交差点で間違いだった。急いで戻り、さらに進んで、生瀬通りの標識に従い右折して上ると、JR生瀬駅で、ほどなく、電車が入って来た。


予定していたより、一本早く、連絡よく、宝塚で快速に乗り換え、JR尼崎からのバスに乗り寮に帰る。

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