那岐山(1255m)・滝山(1196.5m)、駒の尾山(1280.7m)・船木山(1334m)・後山(1344.6m)、日名倉山(1047.4m) |
【データ】
【駐車場】 粟倉温泉黄金の湯(800円、露天風呂等種類豊富)
|
GW前に遠出しようというIさんの発案で、前から気になっていた那岐山方面に出かけることとする。いろいろ研究すると、那岐山の稜線には一等 天候が気になっていたが、予報は、回復するとのことだ。早朝にMさんが迎えに来て下さり、Iさん宅に向かう。池田さん宅では、かなりの雨で積み込みにも苦労し B・Cコースにはすぐに右手に第二駐車があり、少し進むと10台止められる駐車場が左手に有り、すでに1台止まり、出発しよ 蛇淵の滝が右手下すぐなので、準備をし、訪ねてみる。東屋が整備されて見やすくなっていた 40分ほどで、山頂まで1.5km、Aコース六合目まで0.4kmの標識がある地点となる。ここは五合目に当たる。奈義町のHPによると、Bコース・蛇淵コースが全長3km、Cコース・大神岩コースが2.5km、Aコース・菩提寺コースが4km、滝山との間が2.7kmとのことだ。ここで、最近お気に入りの砂糖入り八朔を食べ、元気をつける。ほどなく、黒滝との分岐だが、わすが200mの距離も今日は それにしても、相変らず空砲であろうが自衛隊の戦車の音が激しいのとにわかにガスってしまったのが惜しまれる。八合目を過ぎるとようやく自然林となり、うぐいすの声が心地よく聞こえる。猪の足跡もあった。Aコースとの合流からは結構背丈のある笹の切り分けで、昨日の雨で足元は悪い。大きな残雪も合った。ほどなく着いた山頂は、平成13年の国土地理院の調査で、標高が1240から1255mに訂正されたと 4人で写真を撮り、下り始めるとにわかにガスが切れ、笹の稜線が美しい。HPに四国の剣山と次郎及に似ていると書かれていたそうだ。真下に見えた避難小屋は毛布は 滝山に進むと、ガスがわずかの間切れ、自然林と笹の美しい山並みが見えた。新緑や紅葉の季節はさぞすばらしかろう。目に浮かぶような感がする。那岐山を訪れた方は時間がなくとも分岐から15分の展望台(滝山まで1.9km)までは是非とも往復すべきであろう。逆にそこからは、木が多く、さほどすばらしい稜線ではない。しかし芽吹いたりガスがなかったら想像以上に良いかもしれない。今回はバイケイソウがいくつか芽を出していたのとアセビの花が満開なのが目に付いた程度だったが。しかし道が乾いていたのがありがたかった。ただ、左下に大きく、広大な日本原高原、点在する水田、溜池、農家など美しい眺めが広がる。おもしろいことに標高が低く感じられるのはIさんも同様だという。 滝神社との分岐を過ぎると、ほどなく山頂で大きな一等三角点が鎮座していた。旧山頂から50分強かかった。滝山の山名は、全山に多数の滝があることから付けられたと山と渓谷社の「岡山県の山」に書 早々に戻るが、霧雨が降る。Cコースも最初は自然林だが、大神岩辺りから植林となる。大神岩の先で道は二手に分かれるが、右の自然林の道の方が少し早いようだ。途中の水は甘くて美味かった。広い林道に出 西粟倉村の野鳥苑までは、一度429号線に戻るのが早かろうと考えたのが正解で16時には着いた。この辺りは大河ドラマ武蔵にちなんだ行事が活気を与えている。しかし野鳥苑に泊まる人は我々だけで、キャビンは4200円なので、一人1050円。そして黄金の湯の入浴券800円をくれたので、なんと一人250円で泊まることとなる。係りの人は親切で、自身の携帯番号を教えてくれ、病院の位置と電話番号も教えてくださる。高 見つけておいた酒屋というより万屋(今風に言えばコンビ二?)で夕食のためのビールを購入し、戻る。Iさん持参の富山みやげのホタルイカを肴に一杯やりながら、すきやきがはじまる。Iさんがいい肉を関東風に仕上げてくださるとたまらなく美味い。登山と温泉の満足感。美味い料理にすばらしい山仲間。これ以上の幸せはなかろう。しかしながら朝の早さに眠くなり、早々に寝床の準備をするが、カメムシを発見。私は余り体験していないが、他のメンバーは荒島岳等でさんざんな目に会っているので非常に神経質になっている。何しろ臭いらしい。 その先もまさに遊歩道と言える整備された道が続く(左右の写真)。批判する人もあろうが、朝一には展望も良く快適な気分で歩く。手すりだけでなく、チップを捲き、柔らかい道にしている。休憩舎からの展望はすばらしく、先の展望台からもすばらしかった。まだガスも残るが、どんどん天気はよくなりそうだ。うぐいすが盛んに鳴く。山頂近くなる たどり着いた駒ノ尾山は二等三角点で、那岐山も雲の上に顔を出し、後山方面も笹が光り美しい(左下の写真)。ベルピール自然公園の日名倉山も見える。山頂直下の小屋には囲炉裏もあった。中国自然歩道 後山キャンプ場からの道が合流すると船木山で前方に目指す後山が見える。IさんとMさんは後山を船木山と勘違いしていたので儲けた気分だと喜ぶ。三等三角点の山頂からは雪を抱いた氷ノ山も見えた。高年の御夫妻が到着され、10年前はもっと高木で船木山にも山名板があったという。御夫妻のわきあいあいのパフォーマンスには驚かされた。帰りの駒の尾山からは那岐山、三室山等名だたる山々が見渡せた。団体が続々登ってきた。 大規模林道を進み、合流した道を逆に進み、何はともあれビールを買い、ベルピール自然公園に向かう。駐車場はほぼ満杯である。駒の尾山から後山までの稜線が眼前に聳える。今登ってき 相当の汗をかいたので温泉に立ち寄る。クアガーデン武蔵の里のある近辺は大河ドラマのイベントの観光客でごったがえしていたが温泉はさほど人は多くなく、立派な施設であった。駐車料金を取られるのが玉に瑕だが。我々はイベントは見ず観光客を見て行く所がないのかなぁという、けったいな集団だ。佐用ICまでの国道の温度は26度をさしていた。文字通り初夏だ。これで、関百は81座、近百は73 座となった。
|