名草山・高津子山

 


データ】     

2007年2月25日(日) 歩行時間4時間57分
7:50自宅スタート <20分> 8:10井出商店 <25分> 8:45国体道路 昭和通り交差点 <30分> 9:15国体道路小雑賀交差点 <30分> 9:43〜48正行寺 <7分> 10:13〜11:25名草山山頂(228m) <15分> 11:40観海閣・妹背山 <10分> 11:50奠供山 <25分> 12:15〜35スーパーゴトウ <10分> 12:45和歌浦小学校 <20分> 13:05ホテル萬波分岐 <10分> 13:15〜14:15高津子山山頂 <95分> 15:50自宅

メンバー
    Mさん
   


大文字山に登ったとき、Mさんから、訓練のために、JR和歌山駅から名草山に登り、和歌浦を一周しようというお誘いを受けていた。


実は、私は、名草山は眺めるだけで、登ったこともなく、また、Mさんが生まれ育った和歌浦の案内を受けるのも大変興味があったので、是非にと申し上げていた。


通勤の往復をなるべく徒歩にしているものの、一日一万歩。体もなまってきたので、そろそろと思いお誘いすると、前日別の宴会登山があったものの、快くOKの返事がきた。


待ち合わせの和歌山ラーメンで有名な「井出商店」に向かうため、7時50分過ぎに自宅を出る。久しぶりの寒気の予報であったが、歩くとさほどではない。Mさんは、朝から井出商店の開店を待っていると誤解されたくないとのことで(^^ゞ、逆側で待ってくださっていた。


ここから、JR紀勢線の線路伝いに紀三井寺方面に向かう。ほどなく、ビックホエール沿いの整備された遊歩道がJR宮前駅まで続く。


運良く、岡山電鉄に買い取られた貴志川線のいちご電車が走ってきた。Mさんの話によると、休日のみの運行とのことだ。


ビックホエールでは、バスケットの大会でもあるのだろうか、たくさんの生徒が開場を待っていた。


宮前駅からは、和歌川公園を歩くことにして西に向かう。和歌川公園の歩道も初めてだが、 整備され、ちょうど寒緋桜が今まさに咲こうとしていた。ここも2km近くあるので、車を気にせず、快適に歩ける。


途中、Mさんが今、青春18切符を使って大辺路を歩いていること等楽しい近況を聞く。二人とも元気で、朝会ったときは、3月31日に花見登山で名草山に登る計画が入ったので、和歌浦だけにしようと言っていたが、名草山を眼前にして、登ることとなる。















安堵の集落からちょうど受験日の県立医大の看護短大の前を通り、JAの前で左折し、しばらくして、右折して正伝寺に出る。途中Mさんの恩師の家の前を通る。当時は20代の先生とのことだが、もう90歳近い年齢だ。


正伝寺の山門の右手の階段から登れるとのことだ。名草山はここ以外も紀三井寺の境内、安原、内原等いくつかのルートがある。我々は三葛ルートから登ることになる。墓地の横の階段を上ると、少しで一本松の広場に出る。途中、振り返ると市内の展望も見事だ。


ここから、紀三井寺や安原にもつながる。二代目の一本松も枯れかかっていた。ここからは竹林の急登を一上りすると、道はゆるやかになる。山桜の木も多く、3月31日に予定している花見登山が楽しみだ。


少しで東西方向の展望が良い箇所に出た。山頂では、東は見えないとのことなので、ここで展望を楽しむ。東側も竜門山や生石山も見えた。ここからの竜門山はあまり形は良くない。















名草山山頂には手作りのテーブルや椅子があった。それにしても、わずか228mの標高だが、素晴らしい展望だ。海南方面から和歌山城辺りまで一望だが、やはり、片男波・和歌浦辺りが良い。当社の製鉄所はない方が良いなあ。製鉄所が見えるところは華麗なる一族の万平家邸宅からの景色か。(^^ゞ


でこぽんやまんじゅうを食べてくつろぐ。Mさんの話によると、水軒浜の松林と浜は見事だったとのことだ。


一息入れて紀三井寺に下る。広い道だが、相当の距離を逆に進み、道が細くなる頃、紀三井寺に向かう。墓地が途切れる辺りから、境内に入る。木造で最大の像を間もなく安置するとのことだ。


参詣後、長い階段を下る。さすがにこの季節は人は少ない。みやげもの屋やまたもやMさんの恩師の家の前を通り、再び国体道路に出る。


旭橋から先は、和歌川河口を歩くが、Mさんは小学校のとき、引き潮時に干潟で野球をしていたという。眼前の観海閣は、夕涼みにもってこいだったとのことだ。


たどり着いた観海閣の多宝塔でお祈りし、裏の妹背山に向かう。眼前に名草山が聳える。ここもMさんの子供の頃の遊び場だ。橋と道路を渡り、向かいの玉津島神社の裏山の奠供山に登る。いつも初詣に来るが、小さな山に登れることは知らなかった。














ここからの片男波は間近だ。右手には知事公館も眼下にあり、すばらしい展望だ。下りに左手の横道にそれると、道路を跨ぐ石橋があった。Mさんは、この辺は、すべてわんぱく時代の遊び場で勝手知ったるという場所だ。


玉津島神社の同じ敷地内には鏡山というのもあり、ここからは、不老橋が間近だ。この三つの山は是非、妻も連れてきてやらねばと思う景色だ。


知事公館の前を通ると、自由にどうぞとあるので守衛に尋ねると、第二第四日曜日は10時から16時まて゜公開されているという。美しい庭で、松が殊に素晴らしい。


不老橋のかかる川も、Mさんは昔、泳いだそうだ。ずいぶん歩いてお腹がすいたので、中華そばの「まる木」を目指すが、Mさんの予想が当たり、まる木は夕刻からの営業で、開いていなかったので、やむなく、スーパーのゴトウで弁当を買うことにした。


和歌浦小学校から整備された道から高津子山を目指す。約1.7kmある。ロープーウエーがなくなり、今は 平成11年南海電鉄が建設した展望台が残る。道端には木の名前が書かれているが、うばめがし等同じものが多い。













天満宮と東照宮の分岐を過ぎ、ホテル萬波からは410mとのことだ。高津子山は正確には章魚頭姿山と呼び、150.2mあるようだ。NPO和歌浦薪能の会の方が桜復活のため、下草刈りをされていた。


展望台は風があるので、少し下ったところで、食事の段取りをしていると、NPOの方が来られ、ヒアリングを受けた。Mさんと同じく和歌浦の方なので、なつかしい話をされていた。


この展望台付近には桜が3000本もあるが、ソメイヨシノの寿命の50年近くになっているものも多いようだが、下草等整理して樹勢を先ずは回復させたいとのことだ。


食事後は大浦方面に下り、星林高校方面に向かうと、六甲縦走やカニ忘年登山にも同行してくれた管理栄養士のSさんのばったり会ったので、健康づくりをしていることをPRする。


高級住宅街の松ヶ丘から高松の県立図書館を抜け、寺町辺りになると、足が熱を持っている感じがする。水道坂を越え、自宅に着くと、万歩計は3万8千歩となっていた。         

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