二上山雄岳・雌岳、屯鶴峰 517m・474.2m

 


データ】     

2002年9月22日(日) 曇 歩行時間3時間35分

7:03加太線中松江駅  7:22急行 8:36新今宮環状線 8:44近鉄阿倍野橋準急 9:06古市着 9:18古市発 9:28二上山駅

9:30スタート(標高120m) <5分> 9:35専称寺 <2分> 9:37春日神社  <2分>  9:39〜41登山口 <9分> 9:50分岐 <6分> 9:56〜10:00山頂まで1.5kmの標識とベンチ <4分> 10:04電波板分岐 <1分> 10:05展望ベンチ <7分> 10:12ニ上神社口分岐 <15分> 10:27山頂まで500mの表示 <9分> 10:36〜46ニ上山雄岳山頂 <14分> 11:00〜30雌岳山頂昼食 <12分> 11:42〜44屯鶴峰ダイヤモンドトレール分岐 <9分> 11:53緑の鉄塔 <15分> 12:08〜12鉄塔 <24分> 12:36〜40ダイトレ北入口 <13分> 12:53屯鶴峰入口 <迷走含む 40分> 13:47屯鶴峰入口 <28分> 14:15ニ上山駅

14:18古市行き普通 14:30古市 14:36古市発準急 14:56阿倍野橋 15:06天王寺環状線 15:15新今宮関空急行 15:49泉佐野普通 16:12みさき公園発急行  16:38加太線 16:50自宅


メンバー
   単独
   


今年は精力的に近畿百名山と関西百名山に登ったため、近百は59座、関百は60座となった。両方に選定されているものは68座。そのうち51座に登っていた。両方に選ばれているのは、やはり名山に疑いなしということで、優先的に登ることにし、今回はポンポン山と悩んだ末、ニ上山を目指す。三連休で昨日の方が天気はよかったが、たまには家族サービスで岸和田のだんじり会館等の見学をした。本物は前週に終わり三百周年をのがしたことになるが、是非一度見たいものだ。

ニ上山のルートはたくさんあり、電車でも今回のルート以外に当麻寺や二上神社口、車なら竹内峠側の万葉の森からも考えられたが、るるぶのハイキング関西に紹介されていたダイヤモンドトレールを通り屯鶴峰が魅力で、二上山駅→雄岳→雌岳→ダイトレ経由屯鶴峰を目指す。

電車利用なので、本を一冊入れ出かける。いつもの長時間通勤でうんざりしている南海電車も何か違う感覚だ。新今宮で乗り換え環状線で天王寺に向かう。近鉄阿部野橋からの直通準急が出たばかりで、古市での待ち時間が長かった。二上山駅からは目の前に目指す雄岳が見える。ガイドブックを見てもややこしいが、ちょうど目の前を慣れた雰囲気のご夫妻が先行するので着いていく。出てすぐの踏切を渡り、少しで三叉路、右手に進み路地のような道を右に左に進むと、5分ほどで専称寺の前に出た。稲穂に彼岸花、旧家が続き風情があるがここまでは道標がなかった。すぐに春日神社となり、国道バイパス横を右手に進みまたぐと大きなタンク。その前を左手に行くと登山口の標識等あり、ルートは明確となった。上の池の横の林道を進むと新池。二人がバス釣りをしていた。

小川沿いの道を進むと、ベンチがあり、山頂まで1.5kmの表示があった。急登にさしかかりそうなので、一息入れる。こからはしばらく階段の急登。登りきると左に反射板があった。すぐにベンチのたくさんある広場で展望が良い。はぎが盛りであった。しばらくなだらかな道を進むと、二上神社口からの道と合流した。2組の人が休んでいた。ここからは再び急登。階段は古く相当道も痛んでいる。200円の入山料をとるが、整備には余り熱心でないようだ。トラブルが多いのか、それを避けるため山頂少し手前に、「トラブルを避けるため協力金を払わない人はこれ以上入らないように。」との表示があった。それにしても風が全くなく暑い。折角の自然林だが。がんばって登りきると、右手に広場と宮内庁管轄の敷地があった。ここが山頂と思ったが、雄岳山頂はわずか先できっちり、入山料をとる学生アルバイトがいた。ここは大津皇子の墓と葛城ニ上神社がある。

鞍部におり、標識はなかったが、左下に進むと、雌岳と大和葛城山・金剛山が臨めた(右上写真)。更に下ると、トイレの横に売店もあった。売店は良心的な値段で草もちも売っていた。ここから階段を一上りすると、雌岳山頂(左上写真)。広くベンチも多いが大変な人だ。ここに三角点もある。ぐるっと一周してベンチでビールと割り子そばの昼食。広場の日時計は、1980年のNHKの番組で北緯34度32分沿いに淡路から伊勢まで太陽祭祀、山岳信仰の古代祭祀遺跡が並ぶという。それにちなんでつくったということだ。確かに展望はすこぶる良い。

ここから、売店に戻り、標識に従い左手に150m進むと、右にとる屯鶴峰へのダイヤモンドトレールの道が続き、案内があった。屯鶴峰まで2km、竹内峠まで1.7kmと書かれていた。階段をどんどんくだっていくと、緑の鉄塔。ここからは富田林のPLの塔も見える。次の鉄塔からは二上山の双耳峰が美しく見える(左上写真)。ダイトレの北入口までは、小さなコブが数個有り、今日は暑くて苦しい。北入口には大きな標識があるが、ごみも多い。ここから府道香芝太子線を右に進む。左に線路を越す道があったが、これは間違いで更に道なりに進むのが正解。線路を高架でまたぎ、くだると「奇勝どんづる峰」の大きな看板があった。

階段を上ると、サックスを練習する音が聞こえてくる。すぐにどんづる峰の独特の景観が広がった(右上写真)。屯鶴峰の名は凝灰岩が年月を経て侵食され、鶴が群がり集まる形に見えるとのことだ。予定では、北の休憩所に行き、近鉄大阪線の関屋にゴールする予定であったが、テープに従い進むと右下に行き、踏み跡はあったが、やがて藪っぽくなったので、引き返す。屯鶴峰山頂にもどると、北の休憩所とも思われるベンチが見えたが、再度チャレンジしても先に行き詰まった辺りに進みそうなので、元の入口に戻った。府道沿いに進み、関屋への道を尋ねるが、はっきりしないので、二上山駅に戻った。途中、彼岸花と稲穂が美しく、雄岳も含めた写真が撮れよかったが(左上写真)、新今宮からの連絡も今一つで思ったより帰宅が遅くなった。


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