額井岳・戒場山 816m、738m |
【データ】
【駐車場】
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近畿百名山46座目となる。Iさんが18時までに和歌山市に戻る必要があるので、歩行時間の短いコースとする。紀ノ川筋は朝霧が立ちこめ、太陽が幻想的だった。大宇陀を越え、道路地図を参考に、榛原駅の近くを通り、標識に従いR369に出て玉立橋東詰の交差点を右折した。2車線の道を進むが、十八神社や山部赤人の墓の標識は見当たらない。一本南の道で十八神社を通り過ぎていて、地元の人に聞いた道を左折して上り詰めると、戒長寺の下であった。細い道を左折し、東海自然歩道を進むと、十八神社の鳥居が見えてきた。路肩の広いところに既に2台止めていたが、その前にもう1台止めることができたので駐車した。 神社の社屋は小さいが、左の建屋の左端に扉を開けると小奇麗なトイレがあったので、用を足し、階段を下り、右下の農道を右折し、森に入る。解 ![]() 凍った道を滑らないように慎重に進むと、10分ほどで頂上であった。祠以外に東屋や丸太の張り出し展望台や丸太のベンチもあり整備されている。南方の展望図もありよく分かる。雪のかぶった高見山も見え、真下には、近鉄の榛原の大団地が見えた。東屋のベンチは濡れていたが、持ってきた大吟醸「一」で乾杯し、日清の行列のできる店和歌山ラーメンと稲荷寿司の昼食をとる。 戒場山まで2.9kmの表示を見て、急坂を下る。雨の後で滑らせないよう木につかまりながら下る。一つコブを越し、鞍部を進むと、戒場峠に出た。右下に下る道でデポしようとしたが、ガイドブックを見ると、戒長寺へは戒場山から先に進むので、荷物を持って、100数十mの標高差を登る。たどり着いた山頂は残念ながら展望はなく、三等三角点があった。 額井岳で出会った年齢差のある関係の分からないカップルと再び会い、いっしょに戒長寺に下る。笹に隠れた箇所もあり、慎重に下る。そこには戒場神社と戒長寺が同居しており、樹齢500年のホオノキと600年のいちょうがある。先行のカップルが鐘をついていたがうまくなかったので、寺の人がつき方を教えていた。軽くつくのが良く、余韻もあるとのことだ。私もうまくできた。落ち着いた寺で、ここからの眺めはまさに「大和」という風情があり、すっかり気に入った。真偽のほどは分からない山部赤人の墓を見学して、東海自然歩道となっている道を元の十八神社まで戻る。 |